2023 New Model ｜ TUDOR
2023年チューダー新作　ぺラゴス FXD クロノ “アリンギ・レッドブル・レーシング”

【編集顧問田中克幸ピックアップ】

　2022年に締結されたアリンギ・レッドブル・レーシングチームとのパートナーシップを記念し、さらに2024年開催の第37回アメリカズカップへ挑戦するチームへの応援も兼ねた新作2モデル中、クロノグラフ・バージョンが「ペラゴス FXD クロノ“アリンギ・レッドブル・レーシング”（PELAGOS FXD CHRONO“ALINGHI RED BULL RACING EDITION”）」。ケース径は中3針モデルより1mmアップの43mm、ツーインダイアル・クロノで3時には45分積算計。COSC公認クロノメーターの自社設計・製造ムーブメント、自動巻きMT5813がペラゴスに搭載されるのは当モデルが初のこと。また固定型ストラップバーケースとクロノグラフ・ムーブメントとの組み合わせも初である。

PELAGOS FXD CHRONO“ALINGHI RED BULL RACING EDITION”
ぺラゴス FXD クロノ “アリンギ・レッドブル・レーシング”
Ref：25807KN
ケース径：43mm
ケース素材：ブラックカーボンコンポジット(マット仕上げ)
防水性：200m(660ft)
ストラップ：ブルーファブリック
ムーブメント：自動巻き、Cal.MT5813、約70時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、41石、COSCによるスイス公認クロノメーター認定
仕様：時・分・秒(9時位置のスモールセコンド)・日付表示、中央にクロノグラフ秒針、45分積算カウンター(3時位置)、秒停止機能による正確な時刻設定、マットブラックカーボンコンポジット製インサートを備えるチタン製60分両方向回転ベゼル、ブルーマットダイアル、クロノグラフカウンターにレッドのアクセント、ケースバックにアリンギ・レッドブル・レーシングのロゴの刻印
価格：652,300円(税込)

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モデル名に付けられた“FXD”とは“FIXED”の略。これはチューダーのかつての仏海軍納入品と同じく、ケースにはバネ棒ではなく固定式ストラップバーが採用されたことから命名された（水中での脱落を防ぐため固定式を採用）。このタイプにクロノグラフ・ムーブメントが搭載されるのは当モデルが初となる。搭載のCal.MT5813はブライトリング 01 クロノグラフキャリバーをベースに、チューダー開発の高精度調速機構を組み込み、独自の仕上げが施されたCOSC公認クロノメーターである。パワーリザーブは約70時間。

第37回アメリカズカップは2024年9〜10月にスペイン・バルセロナで開催。本大会のホスト及び防衛艇は前回（2021年3月、ニュージーランド・オークランドで開催）の大会優勝者であるエミレーツ・チーム・ニュージーランド。一方の挑戦艇はアリンギ・レッドブル・レーシング（スイス）を始め、ルナ・ロッサ・プラダ・ピレリ・チーム（伊）、ニューヨーク・ヨットクラブアメリカン・マジック（米）、オリエント・エクスプレス・レーシング（仏）である。