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2023 New Model | TUDOR
2023年 チューダー新作 ぺラゴス FXD “アリンギ・レッドブル・レーシング”

【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】

 1950年代のチューダーは仏海軍のみならず米海軍とも深い関係を築き、例えば米海軍特殊部隊ネイビーシールズは、1962年の結成時から1980年代後半まで任務遂行時にチューダーを着用した。1958年に米海軍の制式採用となったチューダーは、水中破壊工作部隊など様々な同軍内の組織に採用、この実績を顕彰するモデルが「ペラゴス FXD(PELAGOS FXD)」である。ケース径42mm等の頑健な外観に対し、チタニウムケースの採用で驚くほどの軽量さを実現。任務遂行時の重装備を考慮すると、同素材の採用は実用的で理にかなっている。また用意される2種類のストラップも機能重視だが、特にラバーストラップのしなやかさはチューダー独自の技術で特筆に値する。


PELAGOS FXD
ぺラゴス FXD
Ref:25717KN
ケース径:42.00mm
ケース厚:12.75mm
ケース素材:チタニウム
防水性:200m(660ft)
ストラップ:フォレストグリーンにレッドのセンターライン入りのファブリックストラップ(セルフグリップ着脱システム付き)、テキスタイルモチーフがエンボスされたブラックのラバーストラップが付属
ムーブメント:自動巻き、Cal.MT5602、約70時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、25石、COSCによるスイス公認クロノメーター認定
仕様:時・分・秒表示、秒停止機能による正確な時刻設定、チタニウム製逆回転防止ベゼル、マットブラックダイアル
価格:540,100円(税込)

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付属する2本のストラップ中、センターにレッドラインが入ったフォレストグリーンのファブリックタイプ。幅22mm。いわゆる“引き通し”タイプだが、ストラップを折り返した後に圧着するベルクロ部とセルフグリップ着脱システムがストッパーの役目を担うので、すり抜けることはない。歴史的に米海軍のダイバーはチューダー ウォッチ着用時に、ナイロン製のブラックまたはグリーンのファブリックストラップを着用するのを主としていた。今回の付属する2タイプ中、レッドセンターライン入りのフォレストグリーンのストラップはこの米海軍の歴史的慣習に倣ったものだ。なお“FXD”とは“FIXED(固定された)”の意味。製造は2010年にチューダーがファブリックストラップを採用して以来、強固なパートナーシップを築いてきた仏のジュリアン・フォール社。当社は同国リヨン南西部の町、サン=テティエンヌに本拠を構える1864年創業の織物会社で、150年以上も家族経営を続ける老舗である。


今回用意された2種類のストラップ中、特にその質感の特徴が魅力的なラバーストラップ。既存製品によるラバーの先入観を覆すような質感で、まるで繊維素材が縫い込まれたような多少の凹凸感が触感できる。一方で手首への吸着感は良く、本格的なダイビング用としてはもちろんのこと、昨今の高温多湿化が甚だしい日本のサマーストラップとしても極めて実用的である。なお搭載されるムーブメントはマニュファクチュール キャリバーの自動巻きCal.MT5602。これは2023年の新作では「ペラゴス FXD“アリンギ・レッドブル・レーシング”」や「ブラックベイ 39」にも搭載されている。


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