パルミジャーニ・フルリエが、アルマーニグループと協力して、2021年11月から発売されるジョルジオ アルマーニ ファインウォッチコレクションを製作することを発表しました。イタリアとスイスを拠点とする二社が協力して、研ぎ澄まされたデザインの時計に命を吹き込みます。すべてが職人の手によってつくられ、番号がふられたリミテッドエディションのシリーズ。ジョルジオ アルマーニが、つねに高い品質を追求していることを雄弁に語ります。
1996年創業のパルミジャーニ・フルリエは、イタリア人の美的感覚とスイス人の正確さを兼ね備えた、時計師そして修復師である創業者、ミシェル・パルミジャーニの天才的な創造力にあふれています。すべての構成部品を自社で製造し、最高品質の時計が生み出されています。ひとつひとつの時計が証明する卓越したクラフツマンシップが、ジョルジオ アルマーニの美的、創造的な精神を表現します。
「パルミジャーニ・フルリエとのコラボレーションに至ったのは、自然な流れでした。私たちは、時代を超えた価値観の表現として、パーフェクションへの情熱と、美の追求を共有しています。この一連の時計は、私のビジョンを統合した形であり、正確なラインと極上の素材で構成され、唯一無二のプロダクトに表現されています。美しさ、品質、クラフツマンシップを表現するものは、永遠に続くものだと思います。パルミジャーニ・フルリエの中に、新しい表現を試すのに最適なパートナーを見つけました」とジョルジオ・アルマーニ氏は語っています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_122.jpgまた、パルミジャーニ・フルリエの最高経営責任者、ダビデ・トラクスラー氏は次のように語っています。「アルマーニグループと協力できることを嬉しく、光栄に思います。ウォッチメイキングの卓越性を維持するというミシェル・パルミジャーニの未来志向のビジョンは、世界でもっとも輝く企業のひとつとの、このベンチャーによって強化されます。ジョルジオ アルマーニのスタイルのアイデアは、独創的でありアイコニックです。私たちの職人が、私たちが誇る高い品質と仕上げのクオリティをもつ製品を通して、このビジョンを表現できることを光栄に思います」
ジョルジオ アルマーニがミシェル・パルミジャーニと共同でデザインした時計は、パルミジャーニ・フルリエによってスイス国内で製造され、ジョルジオ アルマーニの一部のブティックでのみ販売されます。
スマートフォンの時代になってもなお、腕時計が愛され続けているのは、時間を知ることだけではない魅力を感じる人が多いからであろう。特に、スマートフォンでも時刻がわかるようになったからこそ、腕時計の楽しみ方はさらに広がっている。人類の英知に思いを馳せ、複雑なメカニズムにドキドキし、美しくきらめく仕上げを愛で、ファッションアクセサリーとして身に着ける。その全てが、腕時計の正しい楽しみ方だ。
しかし同時に時計の楽しみ方が広がってきたからこそ、何を選び、どう楽しむか、あるいは時計をつけないという選択肢も含めて如実にセンスが現れる。だからこそ腕時計を深く知らなければいけない。腕時計選びは、音楽やアートと同じく「教養」となったのだ。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_121.jpg光文社新書から上梓された「教養としての腕時計選び」は、グレッシブのライターであり、時計専門誌やビジネス誌、ファッション誌や新聞など40を超える媒体で時計記事を担当している篠田哲生氏の新刊。
時計のメカニズムをこと細かく解説するような難解な内容ではなく、歴史やカルチャー、ファッションと時計の関係性や腕時計の鑑賞方法、最新技術などを軽やかな筆致で解説していく。時計選びのためのバイヤーズガイドではなく、身近な存在である時間や時計の世界を知り、生活を豊かのするための気付きを与える、教養のための時計本である。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_95.jpg概要:
「教養としての腕時計選び」光文社新書 1,300円(税抜)
第一章:歴史のウラに時計あり
第二章:時間と時計が人生を豊かにする
第三章:腕時計を買う前に知っておくべきこと
第四章:腕時計の鑑賞学
第五章:時計業界の最新技術
第六章:今買うべき腕時計、30ブランド30選
掲載ブランド:
ロレックス、パテック フィリップ、ブレゲ、グランドセイコーなど
篠田哲生 / Tetsuo Shinoda
1975年千葉県生まれ。講談社「Hot Dog・PRESS」を経て独立。時計とインテリアを中心に、時計専門誌、ビジネス誌、ファッション誌、ウェブ、新聞など様々な媒体で企画・編集・執筆を担当。時計学校を修了した実践派で、カジュアル系からハイコンプリまでが守備範囲。
スイスのオートオルロジュリー マニュファクチュール、オーデマ ピゲが、ジュエリーデザイナー、キャロリーナ・ブッチのコレクション K.I.S.S.を発表しました。K.I.S.S.(Keep It Super Simple できるだけシンプルに)は2020年12月、AP ハウス ロンドン、香港、バルセロナ、そしてAP ブティック 名古屋、ダラスで発売されました。オーデマ ピゲの機械式ウォッチの鼓動するハートにインスパイアされたこのゴールドブレスレットとネックレスのコレクションは、デザイナーとマニュファクチュールの長年にわたる提携へのトリビュート。とてもシンプルなこのジュエリークリエーションは、先祖代々伝えられてきた複雑なノウハウを秘め、ゴールドから何を生み出すことができるかを探っています。オーデマ ピゲの未来志向的なアプローチと伝統的なクラフツマンシップに共通する価値があります。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_119.jpgジュエリーコレクションのインスピレーションはオートオルロジュリー
キャロリーナ・ブッチの K.I.S.S. コレクションは2018年、オーデマ ピゲとロイヤル オーク フロステッドゴールドの限定モデルを提携した時に構想が生まれました。機械式ウォッチの不思議な魅力にとらえられた彼女は、もしムーブメントがスペースの制約にとらわれずに、手首やデコルテでその複雑性や精度を自由に表現するとしたらどうなるかと想像しました。
キャロリーナ・ブッチは次のように述べています。「クラフツマンシップは偉大なもの。デザインと機能の簡潔さはシンプルなものへのごく自然な志向があるでしょう」
その成果は、二つのサイズと複数のカラーで展開されたゴールドのブレスレットとネックレス。機械式ウォッチのテンプを18Kゴールドのしなやかなコイルであざやかに表現しています。エスケープメント機構の一部であるヒゲゼンマイは、取り付けられているテンプの振動数を制御することにより、針のスピードを調整します。
キャロリーナ・ブッチの幅広のブレスレットはさらにもう一歩進め、2016年に導入されたオーデマ ピゲのダブルバランスホイール エスケープメントにインスピレーションを求めました。特許保持のこの調整システムは二つのテンプとヒゲゼンマイが同じ軸上に組み込んでおり、完璧にシンクロ作動させることにより精度を向上させます。ムーブメントの両側から見ることができ、今日のオートオルロジュリーらしいデザインをアピールしています。この時計づくりのイノベーションへのトリビュートとして、キャロリーナ・ブッチはラージブレスレットのしなやかなゴールドスパイラルの中に、コントラストカラーのコイルをつけ加えました。
AP ハウス - オーダーメイドのハウス
オーデマ ピゲはキャロリーナ・ブッチのK.I.S.S. コレクションをロンドン、香港、バルセロナのAP ハウスのリラックスした雰囲気の中で発表しました。家から離れていてもアットホームな気分。居心地良い自宅の雰囲気がブランドのファンの皆様に提供されます。くつろいだ雰囲気の居間でネットへコネクトするも良し、居心地良いスペースで暖かい友情を深めるのも良いでしょう。
このコレクションは米国のダラスと日本の名古屋の二つのAP ブティックで購入することもできます。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_93.jpg長い友情、創造的チャレンジの成果
オーデマ ピゲとキャロリーナ・ブッチの提携は2016年に始まりました。マニュファクチュールはロイヤル オークの40周年にあたり、1976年にジャクリーヌ・ディミエがデザインしたレディス向けロイヤル オークを新たな視点で解釈するというチャレンジをこのジュエリーデザイナーに要請しました。この機会にキャロリーナは、ダイヤモンドの星くずが輝くフロステッドゴールド ロイヤル オーク ウォッチをデザインしました。フロステッドゴールドとは、フローレンスに古くから伝わるゴールドの鍛金技術を使った表面処理の工法です。
フロステッドゴールドは、ゴールドの面をダイヤモンドチップの治具で細かく打って小さなへこみを作ることにより、表面にダイヤモンドの輝きのようにきらめく効果を生むものです。キャロリーナ・ブッチのクラフツマンたちとオーデマ ピゲ マニュファクチュールは、数か月かけてこの工法で試作を重ね、ロイヤル オークのクリーンなラインに影響を与えずにケースとブレスレットをこの工法で仕上げることに成功しました。
2018年にはこの提携により、現代的な女性をイメージしたロイヤル オーク フロステッドゴールド キャロリーナ・ブッチ限定エディションが誕生しました。300本の限定エディションは、フロステッド イエローゴールドのケースと、絶えず変遷するウォッチの環境と呼応するユニークなミラーダイヤルを初めて採用しています。
キャロリーナ・ブッチは次のように語ります。「最初のフロステッドゴールドのデザインでは、ロイヤル オークのケースとブレスレットの完璧性を、完全に不完全なフィレンツェ仕上げと高精度のスイス時計製造とを並べることにより、≪ラフにシェイプアップ≫させました。この限定エディションでは逆に、≪タペストリー≫ダイヤルの表面のテキスチャーを完璧になめらかなミラーに平面化しました」
この二つの提携プロジェクトにより、ハイジュエリーとオートオルロジュリーを融合させた素晴らしいタイムピースが誕生しました。マニュファクチュールの高級ジュエリーウォッチの長い歴史を讃えるものです。そしてキャロリーナ・ブッチとオーデマ ピゲとの間には、さらなる多くのサプライズを予感させる強い友情と絆が生まれました。
オーデマ ピゲ CEO フランソワ-アンリ・ベナミアスは次のように語ります。「Keep It Super Simple(できるだけシンプルに)というアプローチは、最初から気に入りました。APの精神とクラフトのとてもシンプルな雰囲気にぴったり合うからです! オーデマ ピゲは複雑な時計を作ってきたし、もちろんこれは時計製造として素晴らしいことです(!)。ただし私たちの仕事のやり方はとてもストレートで、これがキャロリーナとの提携を成功させた一つの理由だと思います。ものの考え方が似ているのです。キャロリーナが新しいK.I.S.S コレクションを私たちに見せ、時計師の仕事にインスパイアされてデザインしたと言った時、全てに納得が行きました。美しいゴールドの糸はウォッチのムーブメントの部品を思わせ、ブレスレットがどのように形づくられているかも理解できました。彼女のデザインのピュアな簡潔さが心にストレートに響きます」
仕様
K.I.S.S.ピースは全て18Kゴールドイエロー/ピンク/ホワイト/ブラック/ブラウンの各ゴールド。手作りのジュエリーのため、やや違いがあることがあります。
K.I.S.S. ブレスレット ラージ
外径:7.00cm
内径:4.50cm
内周:14.14cm
厚み:1.30cm
重さ:60.00g
価格:1,050,000円(税抜)
K.I.S.S. ブレスレット スモール
外径:6.70cm内径:5.00cm
内周:15.70cm
厚み:0.75cm
重さ:29.00g
価格:550,000円(税抜) /sites/default/files/newsImage3/s03_55.jpg
K.I.S.S. ネックレス
外径:18.3cm外周:57.5cm
内径:16.7cm
厚み:0.8cm
重さ:91.3g
価格:1,600,000円(税抜) /sites/default/files/newsImage4/s04_32.jpg
キャロリーナ・ブッチについて
キャロリーナ・ブッチはフィレンツェの四代目のジュエリーデザイーナーです。その上品なジュエリーは伝統的なクラフツマンシップを体現しながらデザインされています。フィレンツェの金細工地区にある家族のアトリエで全てを製造しています。人生の出来事に彩られたその作品は、一人の女性の人生の思い出のアルバムのようでもあります。― carolinabucci.com/
2020年のホリデーシーズン、カルティエが、大切な人へ“想い”を贈る特別メッセージサービス“Cartier WISH”を2019年に続きオープンしました。
カルティエLINE公式アカウント限定のこのコンテンツでは、“Cartier WISH”のために制作されたオリジナルのタイポグラフィを使用。お気に入りの場所で特別なメッセージと共に撮影し、フォトフレームに収まった写真を大切な人に贈ることができます。
2020年のホリデーシーズン、あなたの“想い”が家族、恋人、友人・・・。大切な人に、届きますように。
/sites/default/files/newsImage1/s01_120.jpg“Cartier WISH”は、カルティエLINE公式アカウント(@cartier) にて。
ホリデーシーズンの2020年12月から2021年1月にかけて、5つのメッセージが届けられます。
京都市烏丸の新風館のPOPUP SPACE SPOTに、2020年12月8日(火)から2020年12月20日(日)まで、「チューダー ポップアップストア 京都」が期間限定で登場します。
独自の価値とともに洗練されたスタイルと、確かな信頼性を約束する機械式時計を提供するスイスの時計ブランド、「チューダー(TUDOR)」。その起源は1926年にまで遡り、ロレックスの創立者でもあるハンス・ウイルスドルフによって「ロレックスの品質と信頼性を有し、先駆性を備えた腕時計」を製造する使命のもと誕生しました。
チューダーの腕時計はその歴史において、果敢な挑戦を続ける冒険家や熟練のプロフェッショナルたちに選ばれてきました。ブラックベイ、ペラゴス、ヘリテージ、ノースフラッグといった象徴的なモデルをラインナップし、2015年以来多様な機能を搭載した機械式マニュファクチュールムーブメントモデルを世に送り出しています。
今回は「NAVAL HERITAGE」をテーマに、60年を超え語り継がれるチューダーと海軍の物語を、新風館のPOPUP SPACE SPOTの空間に表現します。会期中の週末には、多くのチューダーウォッチのリューズに刻まれている“チューダーローズ”にちなみ、真っ赤なバラのギフトをお渡ししています。チューダーのブランドフィロソフィーである「#BornToDare(挑戦者の精神)」を体感できる店内で、名だたる海軍に選ばれ続けたその歴史の目撃者となってください。
チューダー ポップアップストア 京都 (TUDOR POPUP STORE KYOTO) 詳細
開催期間:2020年12月8日(火) - 12月20日(日) 11:00~20:00
開催会場:京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館 1F
POPUP SPACE SPOT
URL:https://www.tudorwatch.com/ja
*新型コロナウィルス感染防止対策として入場制限を実施する場合がございます。
無駄を一切省いた究極のミニマルデザインウォッチに、ダイヤルカラーのバリエーションが増えました。新たに「アダマビ オートデイト」と名付けられた時計は、潔いシンプルさが現代的なスタイルを引き立てます。自動巻きモデルで二つのサイズがそろいますので、恋人や母親と娘、あるいは大の親友へ、固い絆で結ばれた二人にぴったりのアイテムです。
シンプルだからこそ、ディテールへのこだわりを忘れないのがカール F. ブヘラのモットー。ダイヤルには細かく縦のヘアラインが入っています。そして極限まで細くデザインされた針とバーインデックス。これらディテールの組合せがすっきりとした美しいフェイスを生み出しています。そして、一番の特長は細かく編まれたミラネーゼブレスレットです。しなやかな作りのおかげで手首に優しくフィットします。また、カール F. ブヘラのミラネーゼブレスレットは、サイズ調整が自分で簡単にできるのが大きな特徴です。ブレスレットに数段階に付けられた2つの凹み部分と、クラスプの開閉できるフラップにある2つの突起を組み合わせて、簡単にサイズに調整ができます。この工夫されたクラスプはカール F. ブヘラ独自で考案したもので、特許を取得しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_118.jpgアダマビ オートデイトは、ペアウォッチとしてのご提案はもちろんですが、女性がメンズサイズを着けるのもスタイリッシュな提案です。薄いケースですので、ビッグサイズにもかかわらずぴったりと着用できて、モダンなコーディネートになります。また、ブレスレットのサイズ調整が自分で簡単にできるので、パートナーとシェアウォッチとしてお使いになるのも新しいスタイルです。
/sites/default/files/newsImage1/s01_119.jpgADAMAVI AUTODATE
アダマビ オートデイト
Ref:00.10314.08.53.21
ケース径:39.00mm
ケース厚:8.77mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:ステンレススティール製ミラネーゼブレスレット(セルフ調整可能)
ムーブメント:自動巻き、Cal.CFB 1950、38時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒表示、日付表示、コバルトブルーダイアル(ヘアライン仕上げ)、シースルーケースバック
価格:300,000円(税抜)
アンスラサイトカラーダイアル(Ref.00.10314.08.33.21)、ヌードカラーダイアル(Ref.00.10314.08.93.21)、シルバーカラーダイアル(Ref.00.10314.08.13.21)のモデルもあります。
/sites/default/files/newsImage2/s02_85.jpgADAMAVI AUTODATE
アダマビ オートデイト
Ref:00.10320.08.53.22
ケース径:31.0mm
ケース厚:8.3mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:ステンレススティール製ミラネーゼブレスレット(セルフ調整可能)
ムーブメント:自動巻き、Cal.CFB 1963、38時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒表示、日付表示、スカイブルーダイアル(ヘアライン仕上げ)、シースルーケースバック
価格:300,000円(税抜)
アンスラサイトカラーダイアル(Ref.00.10320.08.33.22)、ヌードカラーダイアル(Ref.00.10320.08.93.22)、シルバーカラーダイアル(Ref.00.10320.08.13.22)のモデルもあります。
2020年5月に発表されたAntarctique Terre Adelie(アンタークティック テール・アデリー)コレクションの成功を受けて、チャペックは、パンデミックの中にあっても会社を創造的かつダイナミックに運営しながら、独特のダイアル・モチーフを備え、大幅に改良されたニュー・ムーブメントを搭載した最新コレクションを発表しました。
チャペックのアンタークティック テール・アデリーの完売は皆を驚かせました。99本のスースクリプション販売は、2020年5月26日にオープンし、同年6月12日までにすべて予約済となりました。これは当時世界の大多数が危機に陥っていたことを考えると、さらに驚くべき記録でした。これに加えて、チャペックが業界で最も若い時計ブランドのひとつであるという事実は、この販売の偉業をさらに印象的なものにしています。
Antarctique Passage de Drake(アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク)
新しい「アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク」コレクションは、テール・アデリーのスポーツシックなケース・デザインと、不規則な台形型のモチーフが3Dでエングレーブされた表面が、影の遊びを作り出すダイアルを組み合わせています。「このユニークなダイアルのデザインは“Stairway to Eternity(永遠への階段)”と名付けられました。私たちは、他とは大きく異なるシグネチャーとなるべきダイアル・デザインを探究しており、当初はアンタークティック テール・アデリーにこのダイアルを採用する計画でしたが、完成させるまでには非常に長いプロセスが必要だったので、テール・アデリーには忘れ去られたテクニックを復活させたラメ仕上げのダイアルを使いました」とチャペックのCEO、Xavier de Roquemaurel(ザビエル・デ・ロックモーレル)は明かしました。「ある時、私たちのデザイナーが誤って台形のモチーフを50%拡大してしまったことがあったのです。それを見て、ようやく完璧なモチーフが見つかったと思いました。それはとても素晴らしく、まさに間違いから生まれた美しさです!」。すべてのチャペックのデザインは正式に登録されており、それは会社の方向性のあるアプローチを示したものです。
SXH5 ― プロトタイプから完璧なものへ
2020年5月にベース・ムーブメントが発表されて以来、チャペックは自動巻きムーブメント、キャリバーSXH5を継続的に改良し、精度、パフォーマンス、美観を向上させてきました。これらのアップグレードは、99本の限定生産であるテール・アデリー コレクションとパサージュ・ドゥ・ドレーク コレクションの両方に適用されます。動力源として設計されただけでなく、洗練された野心的な構築美を備えたムーブメントを製作することは、まさにチャレンジであったということができます。過去と現在、両方の側面から最善を尽くすために、すべてが非常に詳細に研究されました。それは、高級時計で見られるインワード・アングルのテクニックと最先端のレーザーによるエングレービングが融合したブリッジの信じられないほどの仕上げに見ることができます。
パワーアップ
最初のアップグレードは、当初は18Kゴールド製であったマイクロローターです。時計の計時は完全に機能しているにもかかわらず、巻き上げ力が不十分であることがすぐに明らかになりました。そのため、時計のデザイナーとケースメーカーは、ムーブメントに25%アップの力をもたらせるプラチナ製の少し大きいローターを試すことにしました。次のアップグレードでは、マイクロローターのボール・ベアリングが完全に変更されました。これらのアップグレードにより、輪列の伝達効率を90%に引き上げ、約60時間のパワーリザーブも実現することができました。
真実の瞬間
メインプレートが完全に平らではないことが判明したなど、ムーブメントがアセンブルされて初めて発見されるその他の課題が明らかになったために、3番目のパートナーがこれらを修正することになり、さらに優れたジャーマン・シルバー製のプレートが供給されました。ムーブメントの見栄えも再考されました。小さなブリッジのひとつの表面にブラック・ポリッシュ、さらに細心の注意を払っての6つのインワード・アングルが施されました。その結果このパーツの価格は10倍になってしまいましたが、そうしただけの価値がありました。「ベース・ムーブメントをゼロから製作することは、ブランドを立ち上げるよりも困難なことでした」とde Roquemaurelは笑顔で言います。「私たちは生産に投資し、最高品質のコンポーネントのみを使用し、最も精巧な仕上げを含め、全体的な結果が本当に特別なものになるようにする必要があることを知っていました」。
すべてのディテール
アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレークコレクションは、40.5mm径のステンレススティール製で、人間工学に基づいたブラッシュ仕上げのブレスレットを備えています。このブレスレットのブラッシュ仕上げのコマは、チャペックの「C」の形で高度にポリッシュされたリンクで接続されています。ブレスレットはクイックチェンジ・システムを備えているため、時計のオーナーは、ダイアルと同じ台形のパターンで装飾されたラバー・ストラップに素早く簡単に取り換えることができます。
Passage de Drake - ドレーク海峡
イギリスの探検家、Francis Drake(フランシス・ドレーク)卿にちなんで名づけられたドレーク海峡は、ホーン岬(南米大陸最南端)と、南極のサウス・シェトランド諸島の間の大西洋と太平洋を結んでいます。嵐の海と氷は、ここをナビゲートするのにもっとも挑戦的な場所のひとつにします。船乗りたちは、悪いことと恐ろしいことの間のどれかを経験することになるので、その準備を、と言います。
#WeCollectRarePeople - チャペックはレアな人々を集結させます。
これらの時計の創作は、技術的な冒険であるだけでなく、人間としての冒険でもあります。チャペックはサプライヤーをパートナーとみなしています。ブランドはまた200人以上の株主に心から感謝をしています。株主がいなければ、冒険は始まりませんでした。そして最後に、チャペックの時計を購入するということは、メインストリームと異なるものを選択したということであり、そうしていただいた時計愛好家の方々にチャペックは感謝しています。チャペックはこの冒険のさまざまな過程で関わったレアな人々を集結させます。
チャペックのパサージュ・ドゥ・ドレークは、2020年12月8日に発表されました。このコレクションには、4つの異なるダイアル、アイス・ホワイト、ディープブルー、ブラック・インク、そしてグレーで40本の限定版「Roaring Forties - ロアリング・フォーティーズ」があります。この限定版は、40日間にわたるオンラインでのスースクリプション販売です。ロアリング・フォーティーズとは、南緯40度から50度にかけての海域の俗称です。このコレクションは、チャペックの公式販売店、ジュネーブ、コラトゥリー通り18番地のブティックにて販売されます。デリバリー開始は2021年3月の予定です。このニュー・コレクションは、1日1本のみの生産に限定されており、オンラインでのオーダーの顧客は、時計の製造日を選択して予約することができます。さらに、センターセコンド針の色から、ケースバックへの刻印まで、いくつかのオプションを選択することができます。
/sites/default/files/newsImage1/s01_118.jpgAntarctique Passage de Drake Roaring Forties
アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク ロアリング・フォーティーズ
ケース径:40.5mm
ケース厚:10.6mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:120m
ストラップ:リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット、独自の「イージー・リリース」システム、カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属
ムーブメント:自動巻き、Cal.SXH5、約56時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
仕様:時・分・秒表示、日付表示(6時位置)、公式に登録済み「Stairway to Eternity - 永遠への階段」と名付けられた特別なトラぺゾイド(台形)パターンがエングレーブされたグレーのフランケ・ダイアル、シースルーケースバック
限定:40本
予価:2,500,000円(税抜)
Antarctique Passage de Drake Ice White
アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク アイス・ホワイト
ケース径:40.5mm
ケース厚:10.6mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:120m
ストラップ:リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット、独自の「イージー・リリース」システム、カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属
ムーブメント:自動巻き、Cal.SXH5、約56時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
仕様:時・分・秒表示、日付表示(6時位置)、公式に登録済み「Stairway to Eternity - 永遠への階段」と名付けられた特別なトラぺゾイド(台形)パターンがエングレーブされたホワイトのフランケ・ダイアル、シースルーケースバック
予価:2,500,000円(税抜)
Antarctique Passage de Drake Deep Blue
アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク ディープブルー
ケース径:40.5mm
ケース厚:10.6mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:120m
ストラップ:リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット、独自の「イージー・リリース」システム、カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属
ムーブメント:自動巻き、Cal.SXH5、約56時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
仕様:時・分・秒表示、日付表示(6時位置)、公式に登録済み「Stairway to Eternity - 永遠への階段」と名付けられた特別なトラぺゾイド(台形)パターンがエングレーブされたブルーのフランケ・ダイアル、シースルーケースバック
予価:2,500,000円(税抜)
Antarctique Passage de Drake Black Ink
アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク ブラック・インク
ケース径:40.5mm
ケース厚:10.6mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:120m
ストラップ:リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット、独自の「イージー・リリース」システム、カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属
ムーブメント:自動巻き、Cal.SXH5、約56時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
仕様:時・分・秒表示、日付表示(6時位置)、公式に登録済み「Stairway to Eternity - 永遠への階段」と名付けられた特別なトラぺゾイド(台形)パターンがエングレーブされたブラックのフランケ・ダイアル、シースルーケースバック
予価:2,500,000円(税抜)


Gressive Impression Watch Person Interview vol.84
PARMIGIANI FLEURIER CEO Davide Traxler
パルミジャーニ・フルリエ CEO ダビデ・トラクスラー
パルミジャーニ・フルリエ躍進の先導者
ダビデ・トラクスラーCEOインタビュー
“常識破りの思想家”が
混迷の世界で実践する時計新常識
2017年1月のスイス・ジュネーブで開催された恒例のSIHH、通称ジュネーブ・サロン。パルミジャーニ・フルリエの新作「トリック クロノメーター」に会場では歓迎の声が湧き上がった。この原点回帰は好評を持って受け入れられ、続く同年11月の「GPHG 2017」では、「トンダ クロノール アニヴェルセール」が“クロノグラフウォッチ賞”、「トリック エミスフェール レトログラード」は“トラベルウォッチ賞”を受賞。さらに2019年には世界初の機構搭載の「トンダ ヒジュラ パーペチュアルカレンダー」を発表、その翌年に登場した「トンダ GT」「トンダグラフ GT」はバックオーダーを抱えるという嬉しいニュースが続いている。新型コロナウイルス禍で時計界が暗中模索する中、パルミジャーニ・フルリエの活動はひとつの回答を示している。
>>世界パンデミックの中で評価された“最も危機に強いブランドのひとつ”
協力:パルミジャーニ・フルリエ・ジャパン / Thanks to:Parmigiani Fleurier Japan
215042 215043 215044 203224 取材・文 / Report & Text 203228 写真 / Photos 1 staticcontent
セイコーウオッチ株式会社(代表取締役会長 兼 CEO:服部 真二、本社:東京都中央区)が、セイコー創業140周年を記念し、1961年に誕生し国産高級機械式時計市場を牽引した「キングセイコー」のヒストリカルモデルのデザインを継承する数量限定モデルを2021年1月22日(金)より国内、海外で順次発売します。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_116.jpg性能・デザイン・品格を高次元で追い求め、国産高級時計としての在り方を提示した「キングセイコー」
1950年代後半、国産腕時計の新時代を切りひらくべく、セイコーは腕時計に求められる性能を改めて見つめなおし、ムーブメントの設計やデザインに独自の思想を宿した画期的なモデルを次々に発売しました。そのひとつの集大成ともいえるのが、1960年に誕生した国産腕時計の最高峰「グランドセイコー」です。
翌1961年に誕生した「キングセイコー」は、グランドセイコーと同様に腕時計の本質を踏まえながら、ともにセイコーの高級機械式時計の進化を牽引しました。
セイコー創業140周年を迎える2021年は、キングセイコー誕生60周年の節目の年でもあります。この記念すべき1年の幕開けを飾るべくキングセイコーが、現代の技術で蘇ります。
1965年発売の2代目キングセイコー“KSK”のデザインを復刻
デザイン復刻にあたり、ベースモデルとして採用されたのは、“KSK”と呼ばれた1965年発売の2代目キングセイコーです。1961年に発売された初代モデルにはなかった防水性能や、秒針を止めて時刻合わせができる秒針規制装置を備え、実用的な進化が高く評価されました。
格調高くも柔らかな意匠を現代の技術で再現
本作のベースとなった1965年に発売された“KSK”は、エッジの立ったシャープなケースやガラス形状により、キングセイコーにおけるデザインのオリジナリティを確立したモデルともいえます。特徴的な太くしっかりとしたかん足を備え、低重心化が図られた高い装着性・実用性を叶えるフォルムは、本作にも受け継がれています。
また、鋭い輝きを放つ多面カットを施した立体的なインデックスと堂々とした太く長い針も健在です。ユニークな断面形状と天面に施されたライターカットが印象的な12時位置のインデックスのデザインも可能な限り忠実に再現されています。
一方で、ケースサイズはオリジナルモデルの36.7mmから、現代的な38.1mmへサイズアップ。当時のアクリルガラスのシルエットを、より広い見切りで再現すべく開発された新形状のボックス型サファイアガラスによって、オリジナルモデルが醸し出す格調高くも柔らかな雰囲気を纏いつつ、これまでにない広々とした解放感と、視認性や耐傷性の向上を実現しています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_117.jpg丁寧に再現されたオリジナルモデルのディテール
前述したポイントの他、りゅうずに施された繊細なセイコーロゴと防水仕様の証であった「W」のマークや、美錠には躍動感あふれるセイコーの文字が再現されています。
また、裏ぶたの表示レイアウトや、キングセイコーブランドのアイコンともいえる「盾」をモチーフとしたクレストマークがあしらわれたイエローゴールドカラーのメダリオンもオリジナルモデルを彷彿とさせ、細部に至るまで、“KSK”の意匠が継承されています。
/sites/default/files/newsImage2/s02_83.jpg高い装着性を叶える現行最薄型の自動巻ムーブメント、キャリバー6L35
“KSK”のオリジナルモデルに搭載されたムーブメントは手巻式でしたが、本作ではセイコーの現行機種において最も薄い自動巻キャリバー6L35を採用することで、オリジナルモデルに対しわずか0.5mmの差に抑えた11.4mmという装着感に優れるスリムなフォルムを実現しています。
セイコー創業140周年記念限定モデル
キングセイコー “KSK” 復刻デザイン
Ref:SDKA001
ケース径:38.1mm(りゅうず含まず)
ケース厚:11.4mm
ケース素材:ステンレススチール(ダイヤシールド(※))
防水性:日常生活用強化防水(5気圧)
ストラップ:クロコダイル
ムーブメント:自動巻、Cal.6L35、平均日差+15秒~-10秒(気温5℃~35℃において腕に着けた場合)、毎時28,800振動、約45時間パワーリザーブ、26石
仕様:時・分・秒表示、日付表示
限定:世界限定3,000本
価格:350,000円(税抜)
発売予定:2021年1月22日(金)
(※)「ダイヤシールド」とは、日常使いの擦り傷、小傷から時計本来の美しい輝きや、きれいな仕上げを守るために、セイコーが独自に開発した表面加工技術です。