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2024 New Model | IWC
2024年 アイ・ダブリュー・シー新作 ポルトギーゼ・オートマティック 42

【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】

 1993年に復活したポルトギーゼに初の自社開発自動巻きムーブメント(Cal.50000系)が搭載されたのは、2000年発表の「ポルトギーゼ・オートマティック(Ref.IW50001)」である。その後、ポルトギーゼ誕生75周年記念の2015年には新開発の自動巻きCal.52010に換装され、ケース径42.3×厚さ14.5mmとなる。さらにコレクションの全面リニューアルが発表された2020年にはケース径40mmのモデルも登場。新作「ポルトギーゼ・オートマティック 42(PORTUGIESER AUTOMATIC 42)」は、前述のRef.IW50001を継承しCal.52010の発展型ムーブメントのCal.52011を搭載した42.4×13.0mmケースモデルである。写真のデューンカラーダイアルを含め計6モデルが用意された。


ポルトギーゼ・オートマティック 42

PORTUGIESER AUTOMATIC 42
ポルトギーゼ・オートマティック 42
Ref:IW501705
ケース径:42.4mm
ケース厚:13.0mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ストラップ:ブラックのアリゲーターストラップ、ステンレススティール製フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、自社製ムーブメント、Cal.52011、毎時28,800振動(4Hz)、31石、7日間(168時間)パワーリザーブ
仕様:時・分表示、スモールセコンド(9時位置)、日付(6時位置)、パワーリザーブ表示計(3時位置)
価格:1,963,500円(税込)




今回用意された6モデルのケース素材の内訳は、ゴールド製2モデル(18Kホワイト&18Kレッド)とステンレススティール製4モデル。一方ダイアルバリエーションは6種類用意され、写真のモデルは遥かに広がる砂漠をイメージさせるデューンカラーダイアル(ケースはステンレススティール製)。2000年に初の自社開発キャリバー搭載のRef.IW50001が誕生して以来、外装部におけるポルトギーゼ・オートマティックの最大の特徴はダイアルのレイアウトである。当然、この理由にはムーブメント構造が直結しているが3時位置にパワーリザーブ・インジケーター、9時位置にはスモールセコンドという、一見するとワンプッシュ・ツーインダイアルクロノグラフに見紛うほどの設計である。一方、クロノグラフモデルは12時位置に30分積算計、6時位置にスモールセコンドのツーインダイアルで、オートマティックモデルとはデザイン上の明確な違いを見せている(パイロット・ウォッチのクロノグラフのインダイアルは6、9、12のレイアウト)。この設計の動機を一度IWCの技術陣に尋ねてみたい気がする。


IWCでは自社製自動巻きムーブメントに、アルバート・ペラトン(※註)開発のペラトン爪レバーが組み込まれた双方向巻き上げ自動巻き機構を、積極的かつ継続的に開発し組み入れている。今回の「ポルトギーゼ・オートマティック 42」のCal.52011も同機構を採用し、非常に効率的な巻き上げ性能と二重香箱により7日間(168時間)ものパワーリザーブを実現した。各パーツにはハイテク素材が適用され巻き上げ爪と自動巻きホイールはブラックセラミック製、ローター軸はホワイトセラミック製だ。このような高硬度の素材により巻き上げ時の摩耗はほぼ排除される、とIWCは解説する。ローター部に嵌め込まれたゴールドメダルには、IWCのスローガンとも言える“Probus Scafusia”(プローブス・スカフージア)の文言が刻印。これは「“美”や“誠実”を意味する『Probus』と、シャフハウゼンを意味するラテン語からなり、『シャフハウゼンの優秀で徹底したクラフツマンシップ』を意味する。」(『TIME SCENE Vol.8』2007年1月1日発行より)
(※註)アルバート・ペラトン:Cal.85やCal.89等を開発し、クルト・クラウス氏が師と仰ぐIWC史における伝説の時計師。


2024年のウォッチズ&ワンダーズ会場におけるIWCのブース。SIHH時代よりもかなり空間を贅沢に使用した設計だ。ポルトギーゼがテーマとなった今回最大のトピックスモデルが「エターナル・カレンダー」のためか、写真右奥のステージ天井部に見えるのは月かと思われる。またステージを堀割で囲ったのは、1939年にふたりのポルトガル商人から依頼された時計の内容が「航海用クロノメーターに匹敵する腕時計」という歴史から連想される海のイメージを表現したものだろうか?


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    〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4
    TEL: 0120-05-1868


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