2024 New Model | IWC
2024年 アイ・ダブリュー・シー新作 ポルトギーゼ・オートマティック 40
【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】
今回(2024年)に先立つポルトギーゼ・コレクションのリニューアルは2010年、誕生75周年の2015年、そして直近では2020年の計3回になる。特に前回の2020年では全モデルに自社開発ムーブメントが搭載されたのがトピックスだった。しかし時計愛好家が歓喜の声で迎えたのが、この年初登場した「ポルトギーゼ・オートマティック 40(PORTUGIESER AUTOMATIC 40)」である。1939年のRef.325を継承するスモールセコンド装備のシンプルウォッチは、これぞ“時計の原点”という印象。2024年はケース構造を完全に再設計し、側面も含めて全体的に細身で繊細なヴィンテージモデルのような印仕上がりとなった。自社製ムーブメントの自動巻きCal.82200搭載。
PORTUGIESER AUTOMATIC 40
ポルトギーゼ・オートマティック 40
Ref:IW358401
ケース径:40.4mm
ケース厚:12.4mm
ケース素材:18Kレッドゴールドケース
防水性:5気圧
ストラップ:サントーニ社製ブラックのカーフスキンストラップ、18Kレッドゴールド製ピンバックル
ムーブメント:自動巻き、自社製ムーブメント、Cal.82200、毎時28,800振動(4Hz)、31石、60時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、スモールセコンド
価格:2,728,000円(税込)
搭載される自社製ムーブメントの自動巻きCal.82200は、IWCの自社ムーブメント・ラインナップの82000シリーズに属する。当シリーズは、自動巻きローターの双方向巻き上げ回転運動を利用するペラトン式自動巻き機構を搭載することで、巻き上げ効率の向上を実現。これにより60時間のパワーリザーブを獲得した。また巻き上げ爪やカム等の主要パーツは耐摩耗性に優れるセラミック製を採用。IWCはおそらく10年以上の月日をかけて自社の全ファミリー・コレクションに自社製ムーブメントを搭載する計画を実行してきたが、ポルトギーゼは2020年に当計画が完了した。今回はフロントとケースバックの両面にダブルボックスガラスを採用。これは今回の新作「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」や「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 44」にも採用されている。
2020年に初登場した「ポルトギーゼ・オートマティック 40」は、1939年のオリジナルモデルRef.325(写真)を精密に再現しつつ、そこに現代的な解釈も加えたアップデイトモデルとして披露された。たとえば1939年モデルのアール・デコ調のアラビア数字インデックスは、同タイプのアップライト・インデックスに進化。またミニッツトラックの5分間隔の目盛り部分にもアップライトバーが設けられるなど、細かな部分でのデザイン変更が行われた。2020年のラインナップはステンレススティールケースが3モデル、18Kレッドゴールドケースが1モデルの計4モデル。今回は18Kホワイトとレッドゴールドケースの2モデルが加わり、ゴールドモデルの拡充が認められる(レッドゴールドは再登場になる)。何よりも今回、他のコレクションでも採用されたホライゾンブルーダイアル(18Kホワイトゴールドケースに採用)と、オブシディアンブラックダイアル(18Kレッドゴールドケースに採用)という新色ダイアルが新鮮だ。
MODEL Catalogアイ・ダブリュー・シー モデルカタログ
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ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー(Portugieser Perpetual Calender)
2018/07/03
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ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー(Portugieser Perpetual Calender)
2018/07/03
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ポルトギーゼ・クロノグラフ・クラシック(Portugieser Chronograph Classic)
2018/07/03
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ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ(Portugieser Yacht Club Chronograph)
2018/07/03
INFORMATION
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アイ・ダブリュー・シー
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4
TEL: 0120-05-1868
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