Gressive Premium“TIMEPIECE to KILL”……世界で最もタフなミッションウォッチ “女王陛下の腕時計”オメガ シーマスター 最新ボンドウォッチと四半世紀の調査ファイル 06
ダニエル・クレイグ主演4作品と
各作品に登場したオメガ・リスト
第21作『007 / カジノ・ロワイヤル』(2006年)
1953年発表のイアン・フレミングの原作、しかも007シリーズ第1作目をD.クレイグ初登場作に採用したことからも“原点回帰”を明確に宣言した作品。アヴァンタイトル・シーンで祖国を裏切ったプラハのMI6支局長を暗殺し昇格試験に合格したボンド。オープニングタイトル最後に“007 status confirmed”と明記されるが、まだまだ新米の諜報部員はMから「自我を捨てて冷静な状況判断をするように」と言われる。しかしMの心配どおり後年のボンドなら到底考えられないような失敗(感情に負けてカジノで大損、敵の毒入りドライ・マティーニを飲んで死にかける等)を繰り返すものの、最後には有名なセリフ「My Name is Bond、James Bond」でなんとか一人前に。しかしまだ試用期間中のためか本作では有名なガンバレルシーンは登場しない。-
シーマスター プラネットオーシャン
本編冒頭のマダガスカルの追跡シーンでは、ラバーストラップ仕様のブラックダイアルを着用。激しい任務遂行中の現場諜報員にふさわしい装備だが、今回は原点回帰を謳っているので時計に秘密機能は装備しない。車も同様でアストン・マーチン DB5(左ハンドル)は端役程度、政府からの支給車両となるアストン・マーチン DBS V12(左ハンドル)も通信機能等を装備する程度。なおDBSの初代モデルは第6作『女王陛下の007』(1969年)でジョージ・レーゼンビーが運転(販売終了)。 -
シーマスター ダイバー300M
冒頭とは打って変わってモンテネグロのシーンでは、ブレスレット仕様のブルーダイアル「シーマスター ダイバー300M」を使用。当地へ向かう列車車内で、財務省から派遣されたヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)との会話中に登場する。その後タキシードがドレスコードの“カジノ・ロワイヤル”に場面が移るので、確かにドレッシーなモデルの選択は正しい。携行火器はP.ブロスナンより継続するワルサー P99、スーツはブリオーニ、シューズはジョンロブ(販売終了)。
第22作『007 / 慰めの報酬』(2008年)
シリーズ初の前作との2話連続構成となっている本作は、冒頭いきなりイタリア北部ガルダ湖畔の蛇行道での追跡・銃撃シーンで始まる。よって今回もガンバレルシーンは無し。ボンドのアストン・マーチンDBSと敵方のアルファロメオ159とのカーチェイスは相当な危険を伴い、結果14台のDBSが破壊されたという。原題『Quantum of Solace』はI.フレミングの短編集『For Your Eyes Only(読後焼却すべし)』収録の同名作品(邦題『ナッソーの夜』)に由来。この“Quantum(クァンタム)”はMが警戒もあらわにする謎の組織名として使用され、後にボンドの宿敵中の宿敵、スペクターの下部組織であることが判明。S.コネリーやG.レーゼンビー時代から続くボンド最大最強の敵の出現である。
シーマスター プラネットオーシャン
前作ではマダガスカル・シーンでの着用モデル(ケース径45.5mm)が、今回はブレスレット仕様(ケース径42.0mm)で登場。冒頭のイタリア北部ガルダ湖畔シーンではごく一部がチラリと見える。ボンドスーツはこれまでのブリオーニからトム フォードに変更。シューズはチャーチ。なお世界の筋金入りのボンドファンが喜んだと思われるのが携行火器。第18作『007 / トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)では、映画発表年の1年前に開発した9mm弾使用のダブルカラム(多弾倉式)のワルサーP99を採用したが、本作から本来のワルサーPPK(7.65mmと思われる)が復活。『ダイ・ハード』(1988年)以降の映画ではやたらと多弾倉式のハンドガンが登場したが、やはりスーツとタキシードの戦士ボンドにはスーツ・シルエットを極力崩さないPPKが似合う。とはいえ、あれだけ身体にジャストフィットのテーラーリングでは隠すのは無理ではないか?(販売終了)。
第23作『007 / スカイフォール』(2012年)
ボンド映画の完成度はヴィラン(villain=悪役)にかかっていると言っても過言ではない。その点、本作のハビエル・バルデム演じるシルヴァのサイコパス性、反社会性人格障害性は際立っており、その引き金となったのがMI6とM(ジュディ・デンチ)の存在だ。しかしその彼もスペクターの一員に過ぎないのだが。今回はM(母)を巡るボンドとシルヴァのいわば兄弟の死闘のように思われる(一方、父を巡る兄弟の話は次回で展開)。本作は最終シーンにおいてボンドシリーズの原点に立ち返るという円環構造を成しており、これならば世界のうるさ方のボンドファンも納得するだろう。また1990年以降の犯罪捜査ドラマには必須の科学分析官という役割を、第20作『007 / ダイ・アナザー・デイ』以来久々の登場となったQ(ベン・ウィショー)に与えている。映画誕生50周年記念作品。-
シーマスター プラネットオーシャン
アヴァンタイトルのトルコ・イスタンブール(第2作『007 / ロシアより愛をこめて』の舞台。1963年。日本公開時の邦題は『007 / 危機一発』)での追跡・格闘シーン等で使用。本作では“これぞ007”という装備品が活躍しており、主役とも言えるのが兵装等完備のアストン・マーチンDB5。第3作『007 / ゴールドフィンガー』(1964年)や第4作『007 / サンダーボール作戦』(1965年)の同車両をパワーアップした装備で、ナンバープレートはこれら2作と同じ「BMT 216A」を使用。ボンドはDB5によほどの愛着があるらしく、シルヴァにスコットランドの生家「スカイフォール」を破壊されても何の未練も感じない素振りだが、DB5の時は激怒する。また火器は7.65mmのワルサーPPKではなく、掌紋認証システムが組み込まれた9mmのワルサーPPK/Sを携行(販売終了)。 -
シーマスター アクアテラ
シルヴァによるロンドン・ウェストミンスターの議会議事堂襲撃後、Mを脱出させたボンドが着用している。ボンドを謎の組織へ導くセヴリン(ベレニス・マーロウ)は「デ・ヴィル プレステージ クォーツ」を着用していたが、やはりMI6部員ならシーマスターだ。そのMI6に関しての撮影エピソードだが、レイフ・ファインズとジュディ・デンチのインタビューによれば、撮影セットの机上の書類を見たらすべてMI6に関する内容で、そのこだわりに驚いたという(映画パンフレットより)。スーツは今回もトム フォード、巻頭のイスタンブールのシーンでは同じスーツが85着用意された。バイクのチェイスシーンでは、ボンドのネクタイがばたつかないようにネクタイに重りを付け、シューズはアクションに考慮したためかラバーソールのクロケット&ジョーンズである(販売終了)。
第24作『007 / スペクター』(2015年)
ガンバレル・シーンが復活した本作では、第21作『007 / カジノ・ロワイヤル』(2006年)以来、MI6並びにボンドを苦しめてきた謎の組織スペクターの正体がついに明らかになる。それは同時にボンドが自らの亡霊と対峙する物語でもある。スコットランド人の父とドイツ系スイス人という母を幼い頃同時に亡くした原作の設定を生かし、親代りの父を挟んだ異父兄弟の闘いへと展開。本作では兄であるフランツ・オーベルハウザー=スペクターの首領エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)との死闘はやや消化不良気味に感じられたが、これは次回作への伏線か? ボンドの爆弾内蔵時計により負傷を負った姿を最終シーンで露わにするブロフェルドだが、これは第5作『007は二度死ぬ』(1967年)で登場したブロフェルド(ドナルド・プレザンス)そのものだ。-
シーマスター アクアテラ
アヴァンタイトルのメキシコシティでのシーンで着用。標的スキアラの狙撃シーンで少し見える。その後ロンドンのQのラボを訪れるまでボンドは「シーマスター アクアテラ」を使用。衣装は引き続きトム フォード。今回は列車内で白いタキシードを着用するが、これは第3作『007 / ゴールドフィンガー』(1964年)のオープニング・シーンへのオマージュ。胸の赤いカーネーションまで同じスタイルで統一している。他にコート、防寒ジャケット、サングラス等もトム フォードの担当。携行火器はワルサーPPK(おそらく7.65mm)。しかし何と言っても前回でシルヴァに破壊されQラボでレストア中のアストン・マーチン DB5、そして今回のメイン車両のDB10の存在感が際立っている(販売終了)。 -
シーマスター300
テムズ川沿いの某所に移動したQラボで渡されて以降、ボンドは「シーマスター300」を最後まで使用。「何の機能が?」と尋ねるボンドに対し、「時間がわかるよ。遅刻が防げる」と答えるQ。その後「ものすごくアラーム音が大きい」と爆弾内蔵であることを匂わせる。おそらくクレイグ版では初めての兵装オメガ。Qラボではアストン・マーチンDB10も登場。開発費用は当時の為替レートで5億5000万円。009へ渡すことになっていたがボンドはQに黙ってこれを拝借する。ダッシュボードには4つのスイッチがマウントされ、各々の機能名称がタイプされたテープがざっくりと貼り付けられている。いかにも完成間近の雰囲気。「無傷なのはハンドルだけ」とQに言われたフルレストア中のDB5は最後のシーンに登場。そのナンバーは第3作『007 / ゴールドフィンガー』(1964年)から連綿と受け継がれる「BMT 216A」だ(販売終了)。
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