モリッツ・グロスマンがブランド初のセンターセコンド表示機能を持つ「セントラルセコンド」を発表しました。放射状のサンレイ仕上げの輝くようなダイヤルに合うようデザインされた自社製の針には蓄光塗料を含むハイセラム樹脂を充填し、暗所での視認性を高めています。モリッツ・グロスマンのこれまでのモデルでは6時または7時位置のサブダイヤルで秒を表示していましたが、セントラルセコンドでは洗練された長い秒針が文字盤の中央に配置されています。
セントラルセコンドはポリッシュ仕上げのステンレススチールケースの持つスポーティかつエレガントな魅力と優れた機能性を併せ持っています。SchönstesdeutschesHandwerk - 「最も美しいドイツの職人技」と、シンプルでありながら完璧に機能するメカニズムを一つのタイムピースに仕上げました。
モリッツ・グロスマンはブランド名である時計職人モリッツ・グロスマンの名を再び現代に刻み付けます。1878年に創立したドイツ時計学校の創設者でもあるグロスマンは、19世紀の論文にてシンプルでありながら機械的に完璧な時計をどのように設計するのかを解説しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_198.jpg蓄光ハイセラム樹脂を充填したステンレススチール針を合わせたブルーダイヤル
セントラルセコンド ブルーダイヤルには細かく丁寧なサンレイ仕上げが施されています。光を受けた際に美しくきらめくこのブルーダイヤルは、光の強さにより様々な表情をみせます。このダイヤルは人の目には見えないほどの繊細なラインの仕上げを幾重にも重ねており、中央から放射状に光を反射します。
ブルーダイヤルとコントラストを成すのは、はっきりと際立つホワイトのアラビア数字インデックスと、ポリッシュ仕上げを施したステンレススチール製の針です。針には暗所でグリーンに光る蓄光塗料を含むハイセラム樹脂が充填されており、暗闇の中でも時刻をはっきりと読み取ることができます。
精巧な手仕上げが施された美しい繊細な秒針はダイヤル中央を軸にスムーズに時を刻みます。
サーモンダイヤル
セントラルセコンドのもう一つのバリエーションは、世界限定25本のサーモンダイヤルです。手仕上げされ直火で焼き戻されるスチール製のブルーの針と、洗練されたサーモンカラーのダイヤルが互いの魅力を引き立てます。ブラックで印字されるモリッツ・グロスマンのロゴとMade in Germanyの文字が針やダイヤルと調和し、時計のシンプルかつクラシカルな印象を強めます。
キャリバー100.11
モリッツ・グロスマンの設計者は基幹キャリバー100.1をベースにセントラルセコンドの新しいキャリバーを考案しました。
秒針をセンターに配置し駆動させるために、ゼンマイの力は中間車を介して3番車から新たに設計された中央の2番車へと伝えられます。
ムーブメント全体の外観のバランスを整え調和させるため、ムーブメントのパーツは同じ高さへと揃えられました。そのためプレートと角穴車の厚みはそれぞれ調整されています。
最高水準の職人技は角穴車の歯の一枚一枚にも見ることができます。角穴車の歯先は十分に面取りされており、そのポリッシュ仕上げが美しい光沢を放ちます。さらに角穴車の表面には細やかなサンバースト仕上げも施されています。
これまでのグロスマン製ムーブメントとは異なり、キャリバー100.11の丸穴車はプレートに覆われ、角穴車の横には目を引く大きなサイズの新たな中間車があります。さらにムーブメント中央の秒針用の歯車も手作業で面取りされ、丁寧に磨かれています。
グロスマンが掲げるサービスコンセプトに則して、中央に位置する秒針のための新しい歯車は必要な際にいつでも取り外すことが可能です。バネが歯車の下にある溝にはめ込まれており、歯車を固定し正確でスムーズな運針を可能にします。ムーブメントが完全に組み立てられた状態でも、プレートのネジによりいつでもこのバネを調整することができます。
グロスマン製プッシャー付き手巻き機構
自社で開発された独自のプッシャー付き手巻き機構には完璧な時刻調整のためのメカニズムが採用されており、リュウズを引いた際に異物がムーブメント内部へ入ることや、リュウズを押し戻す際に意図せず針が動いてしまうという問題を解決することができます。
リュウズを引き出すと時刻調整モードに切り替わり、時計は動きを停止します。手を離すとリュウズはバネの力で元のポジションへと戻りますが、そのままリュウズを回すことで時刻の調整が可能です。時計をリスタートさせるには4時位置にあるプッシャーを押し、それと同時に時計は巻き上げモードへと再び戻ります。
クーズーレザーストラップ
手縫いされたブラウンのクーズーレザーストラップは気品のある仕上がりながらもスポーティな印象を併せ持っています。
リミテッドエディション
セントラルセコンドはブルーダイヤルの通常モデルと世界限定25本のサーモンダイヤルの2つのバリエーションよりお選びいただけます。
CENTRAL SECOND
セントラルセコンド
Ref:MG-002909
ケース径:41mm
ケース厚:12mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:クーズー、ステンレススチール製ソリッドピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.100.11(自社製)、毎時18,000振動、約42時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態から)、22石(うち1個はゴールドシャトンに使用)
仕様:時・分表示、ストップセコンド機能搭載センターセコンド、グロスマン製プッシャー付き巻き上げ機構、シルバー無垢製のブルーダイヤル(サンレイ仕上げ)
価格:3,300,000円(税込)
発売予定:2021年7月
CENTRAL SECOND
セントラルセコンド
Ref:MG-002939
ケース径:41mm
ケース厚:12mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:クーズー、ステンレススチール製ソリッドピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.100.11(自社製)、毎時18,000振動、約42時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態から)、22石(うち1個はゴールドシャトンに使用)
仕様:時・分表示、ストップセコンド機能搭載センターセコンド、グロスマン製プッシャー付き巻き上げ機構、シルバー無垢製のサーモンダイヤル
限定:世界限定25本
価格:3,300,000円(税込)
発売予定:2021年7月
ゼニスが、これまではル・ロックルにあるゼニスのマニュファクチュールと、ごく一部の国のオンラインブティックのみで入手可能だった「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」も購入できる、日本のオンラインブティックをオープンしました。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_39.jpg比類なき独自性をもち、多くの時計ファンから支持されているモデルのひとつであるクロノマスターのスペシャルエディションが、ついに日本に上陸します。これまではル・ロックルにあるゼニスのマニュファクチュールと、ごく一部の国のオンラインブティックのみで入手可能だった「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」は、クロノマスターの中でも最も人気の高いモデルのひとつとなっています。マニュファクチュールの屋根裏に隠されていたプロトタイプを元にしたブルーのトリコロール文字盤がきわだった存在感を放っています。この希少な「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール」は、日本国内ではゼニスのオンラインブティックでのみ購入が可能です。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_28.jpg快適な顧客体験を目指して新たにオープンした日本のゼニス・オンラインブティックは、時間や場所にとらわれずにゼニスのタイムピースが購入できる究極のショッピング体験を提供します。オンラインブティックでは、新製品のリリース情報にいち早くアクセスできたり、限定モデルの特別なご案内を受けることができます。他にも、先行予約を含めた予約注文、国際保証の1年延長、ゼニスのオンラインブティックで購入したすべての腕時計を対象とした初回メンテナンス無償のサービスを用意しています。
ゼニスのオンラインブティックは、単なるオンラインストアの枠を超えて、ブランドのストーリーテリングと魅力的なコンテンツをシームレスに融合し、快適なショッピング体験を実現しています。
クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション
刻々と変化する世界から隔離されたタイムカプセルのように、ゼニスのマニュファクチュールのグルニエ(屋根裏部屋)は、今日もなお多くの秘密が眠る特別な場所となっています。「エル・プリメロ」が誕生して50周年を記念する年となった一昨年、ゼニスの歴史あるマニュファクチュールのグルニエ(屋根裏部屋)を調べたところ、思いがけない発見がありました。それは通常仕様のブルーとグレーではなく3つの異なるブルーの色調のクロノグラフカウンターを配した、トリコロール文字盤のシグネチャーが特徴のA386のプロトタイプ文字盤でした。
/sites/default/files/newsImage1/04_1.jpgポンプ式プッシュボタンが付いた38mmのステンレススチール製ケースは、1969年に誕生したA386を忠実に再現したものです。 アイコニックなクロノグラフのプロポーションを再現するために、オリジナルの設計図を使用しています。「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」がオリジナルの「リバイバル」ケースを採用する最終のモデルであることが、このエディションを特別で唯一無二なものにしています。ケース内部で時を刻むのは、1969年に用いられたものと同じムーブメントである、コラムホイールを採用した由緒ある「エル・プリメロ」高振動自動巻クロノグラフです。
/sites/default/files/newsImage2/05_ZENITH_WATCHBOX_MANUFACTURE-EDITION.jpgこの特別なウォッチに付属するボックスは本棚にディスプレイされている書籍を模したもので、表紙にはゼニスのマニュファクチュール(工房)の設計図が描かれています。ボックス全体をリサイクルできる、eコマース用の特別パッケージに梱包されて届きます。また、屋根裏で見つかったヴィンテージの文字盤の複製や、有名なスイスの漫画家であるCoseyがシャルル・ベルモを描いたコミック本も同梱されています。?
モデルについて詳しくはゼニスwebサイトでご覧ください。https://www.zenith-watches.com/ja_jp/product/chronomaster-revival-a386-manufacture-edition-03-z386-400-60-c843
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クロノマスター リバイバル “マニュファクチュール エディション”
Chronomaster Revival “Manufacture Edition"
Ref.:03.Z386.400/60.C843
ケース径:38mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:ラバーで裏打ちしたブルーアリゲーターレザー、ステンレススチール製ピンバックル
防水性:5気圧
ムーブメント:自動巻、Cal.エル・プリメロ 400、50時間以上パワーリザーブ、毎時36,000振動(5Hz)
仕様:時・分表示、9時位置にスモールセコンド、中央にクロノグラフ針、6時位置に12時間計、3時位置に30分計、タキメータースケール、4時半位置に日付表示、ラッカー仕上げのホワイト文字盤、3色ブルーのカウンター
価格:1,034,000円(税込)
2021年の新作としてゼニスより、フェリペ・パントンとコラボレーションし、ゼニス初となる現代アーティストによるデザインの時計「デファイ 21 フェリペ・パントン」が発表されました。ゼニス「デファイ 21 フェリペ・パントン」は時計製造にアートの世界をもたらした、色彩豊かで印象的なタイムピースです。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_FELIPE-PANTONE-%283%29.jpg現代アートで世界的な旋風を巻き起こしているアルゼンチン系スペイン人のフェリペ・パントンは、現代アートの世界で巨匠になるという夢を掴みました。ひと目で彼の作品と分かり、異なる解釈を呼び、見るものを飽きさせないパントンが手掛けるのは、急進的なデザインに注目している人たちを含め、多くの芸術ファンが心から求める作品です。ゼニスとパントンのコラボレーションは、2020年、マニュファクチュールの建物のファサードを現代アートのキャンバスとして仕上げたことから始まりました。そして今、パントンはゼニス最先端のクロノグラフをリニューアルして、卓越した時計製造の能力の素晴らしさを提供しながらも、着用できるキネティックアート作品を生み出しました。
予想外ではありながらも、一貫したコラボレーションから生まれた「デファイ 21フェリペ・パントン」は、非常に色彩豊かな作品で、視覚的にも機械的にも振動数を楽しむことを目的としています。1/100秒計測のクロノグラフ エル・プリメロ 21は比類なき精度を備え、毎時360,000回の極めて高振動で鼓動します。デファイ 21は、フェリペ・パントンが「可視スペクトル コンセプト」を表現するためのキャンバスとしても理にかない、可視光線の振動数と屈折した色が、生産している中でも最も振動数が高いクロノグラフ内で連動します。100本限定モデルのデファイ 21 フェリペ・パントンは、ゼニスと時計製造全般に向けた新たなコラボレーションです。
フェリペ・パントンは初となる時計のコラボレーションについて、「初めて時計で自分の個性を加えることができること、特にそれが革新性と大胆さに感銘を受けるマニュファクチュールであることにわくわくし、光栄に思っています。当初からのコンセプトは、この素晴らしい時計製造の技術によるピースを、1つのオブジェの中に時間と光がつまった着用できるキネティックアート作品に変えることでした。出来上がったものにとても胸が高鳴りました」
/sites/default/files/newsMainImage2/02_DEFY-21-FELIPE-PANTONE-CASE-MACRO.jpgフェリペ・パントンが常に斬新な技術とツールを模索しながら大胆なアート作品を生み出すように、ゼニスはデファイ 21 フェリペ・パントンを制作するにあたり、時計製造の世界では知られていなかった新しい技術を開発して、革新の限界を押し上げました。その中で最も印象的な特徴の一つは、パントンの作品の特徴であるマルチカラーのブリッジです。干渉色の原理を使い、コーティングしたブリッジはメタリックなレインボー調のグラデーションを映しだします。このレインボー効果を実現するために、専門家とともに試行錯誤し、適切な解決策を見つけるのに何ヶ月もの時間を要しました。デファイ 21 フェリペ・パントンは、完璧な幅広い色の変化を生み出し、ムーブメントの表面処理に革新的なシリコン粒子の立体的なPVDを使用した初の時計です。工程は標準化されているものの、各ピースはそれぞれがわずかに異なる色を帯び、実質的に唯一無二のアート作品となります。
同様に中央の時針と分針も特殊で、パントンの作品にあるレインボーグラデーションの稲妻に似た、意図的に歪んだ形をなし、ムーブメントのブリッジと同じ最先端処理が行われています。針の斬新な形や目盛り、そして針の異なる部分で完璧に色が変化していくよう、正確にPVDのグラデーションを施すことは、予想以上に困難なものとなりました。しかしゼニスのエンジニアは細部に至るまで一切の妥協をしませんでした。コラボレーションモデルの開発のプロセスで、ゼニスは常識にとらわれず、時計製造におけるいくつかの世界初の偉業を成し遂げました。
/sites/default/files/newsImage1/03_FP---Felipe.jpg細い白と黒が交互組み合わされたバンドによって生み出されるモアレの視覚的効果は、パントンの絵や彫刻で繰り返し取り上げられるテーマです。デファイ 21 フェリペ・パントンでは、ブリッジ上部や文字盤の一部に高度なレーザー彫刻とラッカー技術を利用し、ストライプのコントラストで、流体ムーブメントの視覚的錯覚を与えられるよう、縮小して再現されました。オープンな文字盤もダイナミックで、マーカーとカウンターにはグラデーションとブロックカラーがミックスされています。
/sites/default/files/newsImage2/04_DEFY-21-FELIPE-PANTONE-BACK-CASE.jpgデファイ 21 フェリペ・パントンの無機質な外側のケースでさえ、 ダイナミックな整備のためにパントンが見直しました。ブラックセラミックのデファイ21は、ベゼルにグリッド柄、ケースの四隅には「Felipe Pantone El Primero」を意味する「FP#1」と刻印されているのが特徴です。 パントンは色彩豊かな文字盤とムーブメントの様々なディテールが際立つように、歪んだグリッドモチーフが入ったブラックテクスチャー加工のラバーストラップを選びました。
/sites/default/files/newsImage3/05_FELIPE-PANTONE-%281%29.jpg文字盤とムーブメントの印象的な色調にマッチした、より大胆なデザインを好む方には、光の角度に応じて、ダークグレーからあらゆる色のスペクトルの閃光まで、中央にインサートをあしらったもう一つのストラップをご用意しています。色は実際にはストラップに織り込まれているのではなく、素材の表面と光の反射により虹色が生まれています。
このアート作品に合わせて、デファイ 21 フェリペ・パントンはハードカバーの本を真似た箱に入っています。表紙には フェリペ・パントンがこの限定版のために特別に制作した署名入りの証明書がついたミニチュア版の絵があります。
100本限定のデファイ 21 フェリペ・パントン で、ゼニスは現代アートと時計製造の世界を巧みに融合させ、高度な精密機器であると同時に、着用できるキネティックアートを生み出しました。デファイ 21 フェリペ・パントンは、世界中のゼニスブティックおよびオンラインショップで発売されます。
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デファイ 21 フェリペ・パントン
DEFY 21 FELIPE PANTONE
Ref.:49.9008.9004/49.R782
ケース径:44mm
ケース素材:ブラックセラミック
ストラップ:ブラックラバー、ブラック DLC コーティングが施されたチタン製ダブルフォールディングバックル、素材の表面や反射によって生じる虹色の光の角度に応じダークグレーからあらゆる色のスペクトルの閃光に移り変わっていく中央にインサートを入れたストラップを付属
防水性:10気圧
ムーブメント:自動巻、Cal.エル・プリメロ 9004、毎時36,000振動(5Hz)、50時間以上パワーリザーブ
仕様:時・分表示、1/100秒計測のクロノグラフ機能、12時位置にクロノグラフパワーリザーブインジケーター、9時位置にスモールセコンド、中央にクロノグラフ針、3時位置に30分カウンター、6時位置に60分カウンター、「レインボー」PVDコーティング加工のブリッジ、ムーブメント上にブラックレーザー刻印の地板、特別なサテン仕上げのブラックカラーローター、「レインボー」ニスのコーティングを施したアワーマーカーと針、スケルトン加工文字盤
限定:100本
価格:2,200,000円(税込)

カール F. ブヘラと国際的に高い評価を受けているルツェルン音楽祭の交響楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団との新しいパートナーシップにより、多くの共通点をもつ2つの創造力がひとつになりました。この有名な音楽祭とスイスの高級時計ブランドは共にルツェルンを拠点としているだけではなく、いずれも豊かな歴史をもち卓越を目指すという共通点を持っています。このたび両者は、いい意味で予想を裏切るような製品や作品、息を呑むような素晴らしい時計とルツェルン祝祭管弦楽団のためにリサ・シュトライヒが作曲した見事な新曲によって、彼らが注いできた情熱に相応しい賛辞を表しています。
共通点はそれだけに留まりません。ルツェルン祝祭管弦楽団とカール F. ブヘラはどちらも伝統と革新を見事に融合させており、独立性を大事にしています。また、地元ルツェルンや海外のファンとのオープンで創造性に富んだ交流を熱心に続けています。彼らのニュアンスにあふれたその創造性は、地域社会の魅力をさらに高めています。また、両者は品質と卓越性へのこだわりを日々の仕事の中で最も重要なものとして認識しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_2_1.jpgスウェーデンの作曲家リサ・シュトライヒの「PERIPHERY」と呼ばれる興味深い作品は、時計とその複雑な機構に対する音の対位旋律であり、2021年の「Watches & Wonders」で発表されます。この曲は、まもなく発表される時計ムーブメントの技術的な機構のいくつかと特定の楽器との間に具体的な関係を確立しており、2分30秒の中で音楽としてのアイデンティティを得ています。スイス時計業界が一堂に会する待望のデジタルフェアにおいて、この胸躍るコラボレーションは注目の的となることでしょう。
カール F. ブヘラのCEO、サーシャ・モエリは、ルツェルン祝祭管弦楽団とのパートナーシップは当然の流れであったとし、次のように語っています。「優れた品質の時計と音楽には多くの共通点があります。どちらも多くの部品から成り立っており、そのすべてが完璧に作用する必要があります。指揮者は確実に、演奏家が互いに正確な演奏をするようにしなくてはなりませんが、時計職人も同様に、すべての時計の部品に対して同じ作業が求められます」
ルツェルン祝祭管弦楽団の芸術監督兼エグゼクティブディレクターであるミヒャエル・ヘフリガー氏も同意します。「上質な機械式時計は交響曲とよく似ています。両者とも創造的情熱を反映し、芸術と職人技を融合させたものです。また、どちらも最終的には感情を刺激するものです。サーシャと彼のチームはとても素晴らしいですし、もちろん、私はルツェルン祝祭管弦楽団の演奏が国内外の聴衆に与える影響を常に誇らしく感じています」
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_2_1.jpg祝祭管弦楽団と高級時計ブランドが奏でる美しいハーモニー
カール F. ブヘラは中央スイスにあり、多くの人に愛される町ルツェルンに拠点を置いています。そして数百もの小さな部品が完璧に相互作用する現代的な時計を製造しています。どれかひとつの部品が欠けても、完全な時計は完成しません。
ルツェルン祝祭管弦楽団もカール F. ブヘラと同様、中央スイスを拠点としています。音楽祭の評判と楽団の名声はスイスの国境を越えて世界各地のファンに広まっており、ヨーロッパ、アメリカ、そして2009年以来、定期的にツアーを行っている日本、韓国、中国にも熱心なファンを抱えています。
楽団を構成する各楽器はすべての楽曲で重要な役割を担っており、どれかひとつでも欠けると演奏の輝きが損なわれてしまいます。
カール F. ブヘラとルツェルン祝祭管弦楽団:世界とルツェルンの架け橋としての存在
カール F. ブヘラの時計は、それぞれが世界に「ルツェルン」を発信する存在となっています。世界中の優れたソリストで構成されるルツェルン祝祭管弦楽団も同様に、世界的な聴衆の注目をルツェルンに集めています。両者は時計メーカー、そして管弦楽団という異なる立場でありながら、お互いを補完しあっていると言えるでしょう。
創造性を通して一つとなる
これらの関係を考えると、カール F. ブヘラとルツェルン祝祭管弦楽団のパートナーシップ、それを記念して「Watches & Wonders」で発表される2つの独創的な作品は、ごく自然なものと言えるでしょう。ひとつは他に類を見ないほど複雑な時計であり、もうひとつはルツェルン祝祭管弦楽団の依頼を受けたリサ・シュトライヒによる、時計製造という芸術を画期的に表現した魅力的な新曲です。1985年、スウェーデンのノーラ・ローダで生を受けたリサ・シュトライヒは、ベルリン、ストックホルム、ザルツブルク、パリ、ケルンで作曲とオルガンを学びました。作曲した交響曲「SEGEL」が2017年にルツェルン夏の音楽祭で初演されて以来、現代の最も刺激的な作曲家の一人として国際的なポジションを確立しています。その音楽は機械的な音を扱うことが多く、それらを詩的かつ独創的な音の世界へと変換しています。
彼女の新曲「PERIPHERY」と、曲にインスピレーションを与えた驚くべき時計は2021年の「Watches and Wonders」で初公開されます。高級時計ファンやジャンルを越えた様々な音楽のファンは、この作曲家が「時計」をどのように解釈し、どのような傑作を生み出したのか、興味津々に見守っています。
カール F. ブヘラとルツェルン祝祭管弦楽団は「完璧なパフォーマンスへのこだわり」という点で固く結ばれており、成功への熱望、そしてルツェルンを世界に広めるという使命を共有しています。カール F. ブヘラで最も複雑な時計と、それにインスピレーションを受けた新しい音楽により、今後の成功とルツェルンのさらなる名声は確約されたものと言えるでしょう。
カール F. ブヘラは133年前の創業以来、エネルギッシュな女性たちがブランドの成長に重要な役割を果たしてきました。このような背景からこのたび、カール F. ブヘラがポッドキャスト番組“She is Speaking(彼女は語る)”を新しく始めました。この番組は、現代の女性たちが、自身の内的外的モチベーション、エネルギーの源、インスピレーションを受けた人たちなどについて語るインタビューを特集したプラットフォームです。
ポッドキャスト番組“She is Speaking”の20分間のエピソードで司会を務めるのは、著名なジャーナリストでエディターのソフィー・ファーリー。彼女は時計業界で最も評価の高いライターの一人です。様々な物事に関心を持つ彼女の洞察力に富んだ楽しいインタビューに、ゲストもリラックスして臨めることでしょう。
第1回目ではシリーズ最初のゲストとして、キャロル・ヒューブシャーを迎えます。高品質の筆記具や画材で世界的に有名なスイスのブランド、カランダッシュの社長兼CEOです。彼女は会社を運営する一族の4代目で、グローバルな名声を誇るスイス企業を率いる女性としての視点は、間違いなく興味深いものとなるでしょう。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1_1.jpgカール F. ブヘラは、ポッドキャスト番組“She is Speaking”シリーズに大きな期待を寄せています。サーシャ・モエリCEOは次のように語っています。「当ブランドの歴史において創業当初から、女性たちが重要な役割を担ってきました。よく話題に上る創業者の義理の娘ウィルヘルミナ・ブヘラ・ヘーブは、当社が世界的ブランドとなる上で欠かせない存在でした。現在、アンバサダーのCFBファミリーには、中国の大女優リー・ビンビン、アルペンスキーの第一人者ウェンディ・ホルデナー、プロサッカー選手のラモーナ・バッハマン、スイス代表チームの優秀な女子サッカー選手たちが名を連ねています。そしてつい最近、当社はスイスで最も影響力のあるビジネスウーマンたちの団体、WOMEN IN BUSINESSと提携しました。しかしさらに私たちは、他の女性たちにもインスピレーションをもたらすプラットフォームを作りたいと思ったのです。“She is Speaking”がそれを立派に実現してくれるでしょう。キャロル・ヒューブブシャーと共にこの冒険を始めること、そしてカール F. ブヘラで私たちにインスピレーションを与え続けてくれる多くのエネルギッシュな女性たちと共に冒険を続けることを、心から楽しみにしています」
下記のアドレスからカール F. ブヘラウェブサイトを訪れて、すでに公開になった第1回目の番組(英語)を聴くことができます。
https://www.carl-f-bucherer.com/ja/meet-carole-hubscher
時計ブランドが「時計」という枠を超えて新たに始めた取り組みをぜひこの機会に体験してみてください。また、英語によるコンテンツですので、時計の興味のない方でも外国語に触れるチャンスの一つとしてぜひご活用ください。カール F. ブヘラというブランドへの入り口の一つになれば、嬉しい接点です。
2021年の新作としてユリス・ナルダンより、ユリス・ナルダンのデザイナー、エンジニア、時計職人が考える175年後の未来的なマリンクロノメーターの姿を表現した3つのタイムゾーンを表示するテーブルクロック「UFO」が登場します。
ユリス・ナルダンでは創業175周年を記念してクロノメーターを再び開発し、時計製造を想像の世界へと導きます。このUFOは、見た目はテーブルクロックやデスククロックかもしれませんが、それ以上のものです。波の動きをスイングすることで機械的に表現しています。過去、現在、未来のトリプルタイムゾーンの融合です。ユリス・ナルダンは、またしても全く予想外のものを発表しました。革新と探検、海と空からインスピレーションを得た好奇心の塊のような私たちのキャビネットに、UFOが新たに加わったのです。このUFOは、19世紀と20世紀のマリンクロノメーターから2001年のフリーク、そして2020年のブラストまで、ユリス・ナルダンの時計の歴史のすべてを1つのオブジェクトに収めました。まさにこの世のものとは思えないほどの時計といえます。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_38.jpg未来のマリンクロノメーター
175年前、ユリス・ナルダンは当時では信じられないほど正確で信頼性の高い船舶用時計とマリンクロノメーターで有名でした。これらの時計は、ジュネーブとヌーシャテルの両天文台で行われたクロノメトリーコンテストで優勝し、賞を獲得しました。ユリス・ナルダンの卓越したクラフツマンシップで45か国の海軍が公海を航行することができました。
では、ユリス・ナルダンが1846年に自らに課した「最高の時を測る道具を作りたい」という願いに忠実でありながら、ブランドの未来を祝うにはどうすればよいのでしょうか。
「ヴィンテージコードを再利用して過去の時計を復刻することは、今回のアニバーサリーモデルの制作意図ではありませんでした。それどころか、逆に175年分の飛躍を目指したのです。私たちは常に先を見ています。2196年にデザインされるマリンクロノメーターはどんなものだろうと考えていました」と、ユリス・ナルダンCEOのパトリック・プルニエは述べます。
675個の部品で3つのタイムゾーンを表示するUFOは、ユリス・ナルダンのデザイナー、エンジニア、時計職人が考える175年後の未来的なマリンクロノメーターの姿を表現したものです。このUFOは、未来の探検家がどのような海を航海しようとも、その道しるべとなるようにデザインされています。
揺れと乱気流
海から究極のインスピレーションを得て考えられたUFOの動きは、機械的に作られた波の動きです。時計の構造全体がアンバランスで成り立っており、潮の干満や海の永遠の動きをイメージさせる緩やかな揺れを実現しています。テンプの秘密は、青い半球状のアルミニウムの台座にタングステンの塊が入っていることです。ベースとガラスベルは、銃剣式のマウントシステムで結合されています。これは、歴史的なマリンクロノメーターのように、ガラスを取り外すことができるシステムに似ています。
マリンクロノメーターは、船の絶え間ない揺れの影響を和らげるために木箱に収められ、簡単にセットされていましたが、ユリス・ナルダンはこれを逆にしました。このモデルでは、静かに揺らされた時にこのオブジェ自体が波を起こすようになっています。重さ7.2kgのUFOは、軸から60°(振幅120°)まで揺れます。エンジニアは、重心、質量、慣性の比率を正確に計算しており、UFOの揺れが速すぎたり遅すぎたりせず、テンプの動作に大きな影響を与えないよう設計しています。
海からインスピレーションを受けたのはUFOの動きだけではなく、設計も同様です。この驚異的な作品を収めている鐘の下には、黒と黄色のカーディナルブイが浮かんでいます。上から見ると、UFOの構造は万華鏡のように見えます。UFOのエンブレムである錨が、トップのロゼット(花弁のように中心から外に向かう)の中心部を占めています。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_27.jpg宇宙的な卵形
UFOだけでも十分に魅力的ですが、その周りで揺れる卵形のガラスにも注目に値します。これは、スイスのヌーシャテル湖畔にある吹きガラス工房「VerreetQuartz」の26歳の職人ロマン・モンテロ氏による制作で、限定75個のUFOガラスカバーをひとつひとつ手作りしました。
「最大の難関は、ガラス管全体の美観でした。汚れのない50個のガラスのカバーを作るためには、その3倍の150個吹き出さなければなりません。シャボン玉を作るように優しく吹かなければなりません。そうはいっても、ガラスは根元が不完全で、吹いているときの微振動にも敏感で、その不完全さや小さなキズにも美しさがあるのです」とモンテロ氏は説明します。
厚さ3mmのガラス管を製作するためには、ガラスがまだ熱いうちに伝統的なガラス職人の旋盤を使って、肉眼で1500度の温度で45分以上も引き伸ばす必要がありました。ガラスは熱を加えるとオレンジ、赤、白、そしてピンクの色に変化していきます。ガラスのカット、吹き付けと寸法のチェック、炉での焼なまし、再度のカット、ラミネート、最終的な目視検査、そしてクリーニングと、全工程でほぼ半日を要します。
「ガラスは熱した瞬間から原子が乱れます。熱で乱れが生じるのです。それは必然的なことです。そうすると素材に弱点が生まれ、自然に壊れてしまうことがあります。完成度を高めるためには、緊張を解き放つ必要があります」とモンテロ氏は説明します。
重砲
最も成功する航海には経験豊富なクルーが必要です。ユリス・ナルダンはこの特別な旅のために、1839年から伝統的な時計を製作し、現在はMB&FのCEOであるマキシミリアン・ブッサーの空想を実現していることで有名な時計メーカー、メゾン・レペとコラボレーションすることにしました。
/sites/default/files/newsImage1/03_30.jpg675個の部品で構成され、6個の超大型香箱で1年間のパワーリザーブを確保し、テンプのリムは49mmという驚異的なサイズです。UFOは3つの台形文字盤で時間を表示しますが、この台形文字盤は非常に複雑で、8つの文字盤を製造するのに28時間を要します。3つの文字盤があることで、3つの異なるタイムゾーンを一度に表示し、オーナーは3つの異なる角度から眺めることができます。
/sites/default/files/newsImage2/04_20.jpgXXLサイズの真鍮製テンプは0.5Hzで振動しますが、その目的は2つあります。1年というこれまでにないパワーリザーブを維持すること、1秒間に1回のオルタネイト(半振動)を鑑賞するための十分な時間を確保しオブジェクトの動きを、まるで瞑想しているかのように見せることです。デッドビートセコンドを追加することで、このテーブルクロックが時の瞑想であるかのように、1秒ごとの経過が均一に表示されます。
/sites/default/files/newsImage3/05_1-High-Quality--Culbuto-b.jpg宝を入れる箱と鍵
UFOは、海岸に打ち上げられたかのような木製の宝箱に入っています。過去から来たもののようですが、その中には未来からのメッセージが入っています。宝箱の中にはUFOだけでなく、取扱説明書、保証書、そして巻き上げキーが収められます。角型のステンレスキーで40回の巻き上で、約1年分のパワーを巻き上げることができます。各文字盤には巻き上げ用ノッチがあり、これは時刻合わせにも使用します(巻き上げ用ノッチ1、1つのキーで巻き上げる各タイムゾーン用ノッチが3の合計4つのノッチがあります)。
ユリス・ナルダンの新たな世界へようこそ
/sites/default/files/newsImage4/06_0-High-Quality--Culbuto-b.jpgUFO
Ref.:9023-900LE-3A-BLUE
ケースサイズ:高さ264mm×径159mm
重量:7.2kg
ケース素材:アルミニウム&吹きガラス
ムーブメント:手巻き、Cal.UN-902、約1年パワーリザーブ、超大型テン輪(48mm)、毎時3,600振動(0.5Hz)
仕様:時・分表示、3タイムゾーン、テーブルクロック、デッドビートセコンド
限定:75個
予価:4,972,000円(税込)
2021年の新作としてユリス・ナルダンより、「ダイバーX」と「スケルトンX」を融合し、新しくハイブリッドな時計として開発された「ダイバーX スケルトン」が登場します。
ユリス・ナルダンの海とのつながりは、海そのものと同じくらい深いものです。1846年、ユリス・ナルダンは時計製造における革新の先駆者となり、比類なき精度を誇るマリンクロノメーター(船乗りが海上で経度を計算するための堅牢な航海計器)で名声を確立しました。そして今、ユリス・ナルダンは「ダイバーX スケルトン」を発表し、海とともに生きる時計メーカーとしての地位を再確認しています。
2019年、ユリス・ナルダンは「ダイバーXケープホーン、ポイントネモ、アンタークティカ」を発表し、「ヴァンデグローブ」の単独世界一周航海者たちの勇気を称えました。そして今、ユリス・ナルダンは創業175周年を記念して、文字盤を取り払いスケルトン化して見せることで、「ダイバーX」のデザインをさらに進化させています。
「ダイバー」と「エグゼクティブ スケルトン」の2つの世界が融合したユリス・ナルダンの時計学的な未知なる物体として、限定175本生産のスケルトンダイビングウオッチ「ダイバーX スケルトン」が新しく加わりました。ダイバーXの最先端の進化形であるこのモデルは、スポーティな魅力はそのままに、透明感を追求という斬新な一歩を踏み出しました。
ダイバーコレクションの新しいヒーローウォッチである「ダイバーX スケルトン」は、ダイバーのスポーティなデザインと、エグゼクティブスケルトンの技術力が爆発的に融合しました。これは運命に導かれた調和です。
ユリス・ナルダンの他のダイバーズと同様、「ダイバーX スケルトン」も水深200mで発生する致命的な水圧に耐えるように設計しています。これを実現するために、凹型の逆回転防止ベゼルを搭載し、ドーム型のサファイアガラスを突発的な衝撃から保護します。
エンジニアリングチームは、44mmのケースから見えるUN-371ムーブメントのデザインを一新しました。元々はEXECUTIVE SKELETONコレクションのために設計されたムーブメントにユリス・ナルダンのアイコンである「X」の形をしたローターを追加し改良しています。また、ベゼルと同じブルーのカーボニウム®を使用した香箱カバーを12時位置に配置。時針、分針、秒針にはスーパールミノバを塗布しているため、水中で時間を読み取ることも容易にしています
「ダイバーX スケルトン」の文字盤連結部は、ブルーPVDでXの形を保つというリクエストに基づき、ユリス・ナルダンがこれまでに行った中で最も技術的で複雑な開発の一つでした。アワーマーカーは文字盤にひそかに接続し浮いているように見えなければなりませんでした。また奥行きを感じさせるために、重ね合わせたレイヤーを用いて中央の「X」の階層構造を強調しています。異なるレベルの仕上げを施すことで光の戯れを演出し、スケルトンムーブメントの透明感を際立たせています。
側面にマイクロビーズを施しラグはサテン仕上げをしたケースには、ブルーPVDコーティングを施しました。アワーマーカー、ユリス・ナルダンのシグネチャーである「X」の内側のライン、リューズの保護ラバーなど、オレンジ色のディテールが鮮やかな色彩を加え、このモデルがスポーツモデルであることを強調しています。
「ダイバーX スケルトン」とカーボニウム®: 手首上の航空機体
ベゼルには、ユリス・ナルダンが「FREAK X」に採用したブルーのカーボニウム®を使用しています。カーボニウム®は、非常に軽量な航空宇宙素材で、科学者が開発した最も堅牢で耐久性のある素材のひとつです。最新の航空機の胴体や翼に使用されているものと同じ繊維を使用しています。廃棄物を利用して製造されているため、他のカーボンに比べて環境への負荷が40%も低いのが特徴です。この高機能素材は、直径わずか7μmの炭素繊維を高圧・高温の環境下に置くという複雑な工程を経て作られます。このプロセスでは、直径7μmのカーボンファイバーに高圧と高温の条件を与え、時計固有のパターンを形成させます。
「ダイバーX スケルトン」のストラップは、オーシャンブルーまたはスーパーチャージドオレンジのラバーストラップに、オレンジ色のユリス・ナルダンのアンカーをデザインしています。ユリス・ナルダンが常に星を見て波を乗り越えてきたことを常に思い出させてくれます。
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ダイバーX スケルトン
DIVER X SKELETON
Ref.:3723-170LE-3A-BLUE/3B
ケース径:44mm
ケース素材:ブルーPVD カーボニウム®
ストラップ:オレンジラバー
防水性:200m
ムーブメント:自動巻き、Cal.UN-372、96時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、23石
仕様:時・分・秒表示、大型のシリシウム製脱新規、シリシウム製がんぎ車、アンクル、テン輪、スケルトン仕様、Xダイアル
限定:(オレンジラバーストラップモデル、ブルーラバーストラップモデル合わせて)175本
予価:2,673,000円(税込)
ダイバーX スケルトン
DIVER X SKELETON
Ref.:3723-170LE-3A-BLUE/3A
ケース径:44mm
ケース素材:ブルーPVD カーボニウム®
ストラップ:ブルーラバー
防水性:200m
ムーブメント:自動巻き、Cal.UN-372、96時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、23石
仕様:時・分・秒表示、大型のシリシウム製脱新規、シリシウム製がんぎ車、アンクル、テン輪、スケルトン仕様、Xダイアル
限定:(オレンジラバーストラップモデル、ブルーラバーストラップモデル合わせて)175本
予価:2,673,000円(税込)
2021年の新作としてユリス・ナルダンより、サウンドテクノロジーの壁を打ち破る、革新的な新しいストライキング・ウォッチ「ブラスト アワーストライカー」が登場します。「ブラスト アワーストライカー」は見るためだけではなく、聞くために作られているタイムピースです。
私たちが時を身に着ける前、私たちは時を聞いていました。中世の都市の中心部では、時計台の音が鳴り響いていました。優秀な職人によって作られたそのような時計は、小型化することで家庭用の時計を生み出し、さらには、より小さなサイズにすることで、過ぎ去る時を告げることができる手持ちの時計を生み出しました。ユリス・ナルダンは、時計製造の歴史と音による計時の未来への可能性にインスパイアされ、時刻を読むのではなく、再び聞くことに焦点を当てた時計を考えました。
THE MECHANICS OF POWER
ユリス・ナルダンは、数年前に音を出すための新しい方法を開発しました。「ブラスト アワーストライカー」は、サウンドテクノロジーの壁を打ち破る、革新的な新しいストライキング・ウォッチです。
音楽で時を刻むという技術は、昔から常にユリス・ナルダンの持つ技術的な武器の一つでした。1980年代にロルフ・シュニーダーにより復活したこの技術は、2019年に新たな命を吹き込みました。スイスのマニュファクチュールは、フランスのオーディオテクノロジー企業であるデビアレ社と協力して、時計の音響効果を次レベルに引き上げ、「クラシコ アワーストライカー ファントム」を発表しました。
2021年、ユリス・ナルダンのCEOであるパトリック・プルニエは、伝統的な時計製造技術を再解釈し、より未来的な方法を追求するブランドの方向性として、音を中心に据えた選択をしました。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_37.jpg機構の力
通常、時刻を知らせるための音を出すには、ムーブメントに巻かれたワイヤーゴングをハンマーで叩きます。音波はムーブメントの中央部に広がり、その一部が吸収されます。このような状態では、聞こえてくる音は力強さに欠け、その高調波は時計の素材によって部分的に消されてしまいます。
「ブラスト アワーストライカー」には、ユリス・ナルダンのエンジニアチームが2つの課題を設定しました。
・文字盤側でチャイム機構を見えるようにすること
・音の品質と出力の比率をさらに向上させること
この挑戦は、すでに発表の「アワーストライカー ファントム」で始まっていました。
これらの目標を達成するために、ユリス・ナルダンのエンジニアと時計職人は、キャリバーUN-621を開発しました。UN-621は、ユリス・ナルダン自社製自動巻ムーブメントの精度を保証するために、可変慣性(時間によって変化する可能性がある)テンプ、シリシウム製ヒゲゼンマイ、アンクル、ガンギ車を備えたフライング・トゥールビヨンを搭載しています。また現代的なラインでよりスマートになり、ユリス・ナルダンの最新世代のタイムピースを象徴する「X」の文字を刻印しています。
「ブラスト アワーストライカー」の開発で最も複雑だったのは、通常は見えないこの330個の部品からなるストライキング・キャリバーの全体的な運動特性の高度なメカニズムをダイヤル側から見えるように設計することでした。
ストライカーがオンのときは、時の音を奏でる機械的な踊りが毎正時と30分に表示されますが、任意で音を作動させても美しいものです。10時位置にあるボタンを押すと、専用の香箱で駆動される機構が起動します。アワーラックと慣性調速機が回り始め、12時位置に作られた開口部から見えるハンマーが、フライングトゥールビヨンのケージを迂回するように微妙に細工された形状のゴングを打ち鳴らします。
最後に、「ブラスト アワーストライカー」のストライキング機構の音響性能を完璧に聴き取ることができるように、このムーブメントにはデビアレ社と共同で開発したチタン製メンブレンが組み込まれています。デビアレ社は、ユリス・ナルダンが2019年のクラシコ アワーストライカー ファントムに使用しているトーション(ねじれ)レバーを共同開発したフランスの音響技術企業で、その共同設立者の一人はユリス・ナルダン家の直系の子孫です。
「クラシコ アワーストライカー ファントム」と同様に、トーションレバーはゴングのかかととメンブレンを接続しています。構造上極端な外圧がかかっても変形しないように、これらをグリッドに取り付けています。この振動膜は10分の3ミリの厚さで、黒のDLCで処理されており、大きな変形面積を占めています。これに負荷がかかったときに大量の空気を移動させ、発生する音の聞き取りやすさを向上させます。
ブラストの特徴であるダブルXはローズゴールドのケースバックに刻まれ、この繊細なデビアレメンブレンの安全性を確保しています。この膜が作動すると、基本的にはHi-Fiスピーカーのような役割でゴングの音を放出して増幅します。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_BLAST-HOURSTRIKER-%288%29.jpg音の壁を打ち破るデザイン
優れたメカニズムには、優れたケースが必要です。そこでユリス・ナルダンは、自然の力にインスパイアされたムーブメントを強力な人工的機器であるステルス機にインスパイアされたデザインで包み込むことにしました。
「ブラスト アワーストライカー」の音を特徴的な45mmのケースの音響効果を高め、外に音を響かせるために、ブラックDLCチタンの中間部と5Nの18Kローズゴールドで覆っています。この堂々たるタイムピースを消音するには、中間8時位置にあるボタンを押し、機能セレクターの先端にある「オン」または「オフ」の位置を確認します。
「ブラスト アワーストライカー」に取り付けできる3種類のストラップは、それぞれの個性を引き出すことができます。ブラックのハイテク防水ベルベットはエアロダイナミクスを強調、アリゲーターはより洗練された側面を前面に押し出しています。さらにはラバーストラップも用意しています。どのタイプを選んでも、「ブラスト アワーストライカー」は見るためだけではなく、聞くために作られているタイムピースなのです。
ストライキングメカニズム:G.A.バーナーディクショナリーで、ストライキングタブに記載:時刻を鳴らす。針が文字盤のマーカーや数字の上を通過するときに、自動的に正時、半時、または他の時間の端数を知らせるために使用される時計のメカニズム
ゴング:鋼線を丸く加工したもの(ハンマーの打撃面を増やすために四角い場合もある)で、金属の性質、焼き戻しの程度、長さ、直径によって音が変わる。18世紀に発明されたこの部品は、それまでの真鍮製のベルに取って代わり、ストライキングウォッチを洗練させた
アワーラック:12個の歯を持つ部品で、センサー、スネイル、スター、ファインスプリングをアセンブリしたもので、打刻する時間数に応じてゴングに作用するハンマーをリセットしたり解放する
/sites/default/files/newsImage1/03_29.jpg慣性調速機:この部品は、ハンマーの動きが正しい速度で打たれるようにする、またその音が規則正しく鳴るための機構。この部品がなければ、打つ動作と音がどんどん速くなってしまいカウントが難しくなるか、あるいは不可能になる。
デビアレ増幅システム:ユリス・ナルダンとフランスの音響技術会社デビアレのエンジニアチームが開発した厚さ10分の3ミリの膜で構成、時計内のゴングの音響波を増幅することを目的としています。この部品はトーションレバーと組み合わせて、電磁エンクロージャーのメンブレンとして、より正確にはレコードデッキの祖先である蓄音機のヘッドメンブレンとして機能
/sites/default/files/newsImage2/04_6215-400_02.jpgブラスト アワーストライカー
BLAST HOURSTRIKER
Ref.:6215-400/02
ケース径:45mm
ケース素材:ローズゴールド、ブラックDLC チタン
ストラップ: アリゲーター
防水性:30m
ムーブメント:自動巻き、Cal.UN-621(自社製)、約60時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、23石
仕様:時・分表示、フライングトゥールビヨン、手巻き式チャイム、スケルトンムーブメント、 アワーストライカー (正時、30分、任意) 、デビアレ社サウンド増幅システム、ローズゴールドケースバック
予価:12,628,000円(税込)
ブラスト アワーストライカー
BLAST HOURSTRIKER
Ref.:6215-400-3B/02
6215-400-3A/02 (ラバーストラップ)
ケース径:45mm
ケース素材:ローズゴールド、ブラックDLC チタン
ストラップ: ベルベット
防水性:30m
ムーブメント:自動巻き、Cal.UN-621(自社製)、約60時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、23石
仕様:時・分表示、フライングトゥールビヨン、手巻き式チャイム、スケルトンムーブメント、 アワーストライカー (正時、30分、任意) 、デビアレ社サウンド増幅システム、ローズゴールドケースバック
予価:12,628,000円(税込)
ブラスト アワーストライカー
BLAST HOURSTRIKER
Ref.:6215-400-3A/02
ケース径:45mm
ケース素材:ローズゴールド、ブラックDLC チタン
ストラップ:ラバー
防水性:30m
ムーブメント:自動巻き、Cal.UN-621(自社製)、約60時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、23石
仕様:時・分表示、フライングトゥールビヨン、手巻き式チャイム、スケルトンムーブメント、 アワーストライカー (正時、30分、任意) 、デビアレ社サウンド増幅システム、ローズゴールドケースバック
予価:12,628,000円(税込)
高級時計の文化・伝統を次の世代に伝えることを目的に2005年に設立され、現在全国の正規販売店19社が加盟しているAJHH(日本正規高級時計協会)が、2021年2月1日(月)~2月28日(日)の期間で開催していた「インスタグラムフォトコンテスト」のグランプリ作品が発表され、グランプリ受賞者に、Grand Seiko AJHHモデルが進呈されました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_197.jpg約250名の応募から見事グランプリ受賞。
出産で里帰り中の奥様(撮影者)の代理で駆けつけたご主人。
【受賞者コメント】
時計雑誌を通じてAJHHのことは以前から知っており、HPを見て企画を知りました。写真が趣味である妊娠中の妻に声をかけたら、じゃあやってみようか! と乗り気になり挑戦しました。
一日24時間という誰にとっても同じ時間と、ひとりひとりが毎日生きているときは違うものだと思っています。娘が生まれてから3人で過ごしていく時は、夫婦ふたりで過ごしてきた時とはきっと違うものになるでしょう。これから3人で過ごしていく時を肌身に着ける時計に見守ってほしい、そして娘が大きくなったら受け継いで、ひとが手間をかけてつくったモノを大切に使う人生を歩んでほしい、という思いを写真に込めました。
グランプリ受賞作品
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_157.jpgashinagahitsujiさん
キャプション
「人生の節目に、腕時計を ~一つの時間、三人で刻んでゆく時~」
新型コロナで先行きが見えない時期に、我が家にやってきた小さな天使。これから三人で刻んでゆく時を、この腕時計は見守ってくれるはず。あなたが二十歳になった時、受け継いでくれたら嬉しいな。
【AJHH会長 小林康弘氏コメント】
接戦でしたが、コロナ禍でいちばん未来を感じさせる投稿だったと思います。AJHH理念の「次世代につなぐ」というところにも合致しています。
【審査員 高橋和幸氏コメント】
時代を反映しているのと3人での平和な生活を希求する姿が時計を通して表現されています。写真もきれいです。
お問合せ:AJHH(Association Japon de la HauteHorlogerie/日本正規高級時計協会)
www.ajhh.jp