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2023 New Model | BREGUET
2023年 ブレゲ新作 タイプ 20 クロノグラフ 2057 - ミリタリーバージョン

【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】

 1910年に建軍された仏軍事航空隊(1934年に空軍として独立)に戦闘機を納入していたルイ・ブレゲ航空会社。そのコックピット計器はブレゲ時計製造会社が担当し、この関係から仏航空省の航空士用腕時計「タイプ 20」計画に参加。結果1954年に仏空軍より1,100本の発注を受け1955年~1959年にかけて全製品が納品された。「タイプ 20 クロノグラフ 2057 - ミリタリーバージョン(Type 20 Chronographe 2057)」は、オリジナルの設計原則を厳守しつつ現代的解釈でアップデートした新作。やや大型の30分積算計は、1960年に仏海軍航空部隊に納品した際の15分積算計(3時位置)を踏襲していると思われる。新型の自動巻きフライバッククロノグラフ・ムーブメント、Cal.7281搭載。


Type 20 Chronographe 2057
タイプ 20 クロノグラフ 2057 - ミリタリーバージョン
Ref:2057ST/92/3WU
ケース径:42.0mm
ケース厚:14.1mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:付け替え可能なカーフストラップとNATOストラップの2本付き
ムーブメント: 自動巻、Cal.7281、60時間パワーリザーブ、毎時36,000振動(5Hz)
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付表示、フライバッククロノグラフ、30分積算計、ブラックダイヤル、シースルーケースバック
価格:2,585,000 円(税込)

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今回の軍用時計の直系「タイプ 20」(2057)と民間用モデルの系譜である「タイプ XX」(2067)用には、4年間の開発期間を経て誕生したふたつの自動巻きマニュファクチュール・ムーブメントが搭載される(なお軍用と民間用で数字の書体が使い分けられている)。軍用モデルの直系である「2057」にはCal.7281、民間用モデルの系譜「2067」にはCal.728が用意され、共にフライバッククロノグラフだ。Cal.7281はツーインダル仕様で3時に30分積算計、9時にスモールセコンドを装備。やや大型の30分積算計は1958年に仏海軍航空部隊より500本の発注を受け、1960年1月13日に納品されたモデルの設計を踏襲していると思われる(当モデルの3時位置に配置された15分積算計はサークル径が拡大されている)。基本スペックはCal.728と同じでコラムホイール、垂直クラッチ、ゼロリセット機構、さらに毎時36,000振動数(5Hz、10振動)というハイスペック仕様だ。


1934年に仏軍事航空隊より独立した仏空軍はパイロット用腕時計の開発を創案する。その基本仕様は①夜光数字と夜光針を配置したブラックダイアル。②気圧や加速度の変化に耐え得る高品質ムーブメント。③回転ベゼル。④フライバック機能装備のクロノグラフ。仏航空省はこれを「タイプ 20」と命名し、複数の時計会社のコンペを実施、最終的に採用されたのがブレゲであった。1952年にプロトタイプ完成、1953年に仏航空技術局の承認を得て1954年に仏空軍から1,100本の発注を受ける。ブレゲは1955年から1959年にかけて全品を納品。写真は当時のNo.7211“Type 20 militaire”。ダイアルにブレゲの名は無いもののケースバックには“BREGUET – TYPE 20 -”等と刻印。搭載ムーブメントは手巻きのCal.5101/54だが、ベースムーブメントはおそらくValjoux(ヴァルジュー)222。


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    ブレゲ ブティック銀座
    〒104-8188 東京都中央区銀座7-9-18
    TEL: 03-6254-7211


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