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2022 New Model | MORITZ GROSSMANN
2022年 モリッツ・グロスマン新作 ユニバーサルツァイト

【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】

 世界地図が描かれたダイアル上に点在する6都市の時刻を、24時制で表示するモリッツ・グロスマン初のワールドタイマー「ユニバーサルツァイト(UNIVERSALZEIT)」。通常の世界時計とは異なるユニークな時刻表示方法は、そのひとつに夏・冬時間の調整を必要としないサマータイム不採用の6都市の選定が挙げられる。時刻調整はまず3時のリューズでセンター分針を回転させることで、時針と小窓の6都市の“時”を同時に調整。その後10時のプッシュボタンでセンター時針の前進・後退。このプッシュボタンの構造が当モデルの要と言えるほど特殊。極めて独創的と言える当システムを実現したのは、新設計の手巻き式自社製ムーブメントCal.100.7である。


UNIVERSALZEIT
ユニバーサルツァイト
Ref:MG-003072
ケース径:44.50mm
ケース厚:13.78mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:手縫いのアリゲーター、ステンレススチール製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.100.7(自社製)、毎時18,000振動、約42時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態から)、31石(うち1石はゴールドシャトンに使用)
仕様:時・分・秒表示、ストップセコンド機能、ウィンドウ枠による6都市の時刻表示、グロスマン製プッシャー付き巻き上げ機構、シースルーケースバック
価格:6,600,000円(税込)

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※価格は発表当時の情報になります。最新情報につきましては公式サイトをご確認ください。


3時のリューズによる6都市の時刻設定が完了した次は、メインダイアルの時針を使用者の現在地の時刻に設定。10時のプッシュボタン上の雨滴マークを12時もしくは6時方向に向け、ボタンをプッシュすることで時針は1時間毎に前進・後退する。雨滴マークをダイアル側に向けると作動ギアがニュートラル位置となり誤作動を防止。ただし最初の6都市の時刻設定時には、着用者はいずれかの都市の現在時刻を知っておく必要がある。


ダイアル下には6都市の“時”が書かれたディスクが設置され、センター分針が1週する毎に24枚の歯先を持つ歯車に取り付けられたディスク上の“時”も連動して1時間進む(この時センター時針も連動)。ディスクには1→24の数字が6都市分記載され、すべての数字は窓枠に合うように15°ずらして記されている。ディスク最外周部から3周分は経度の間隔が狭い都市が位置しているので(東京、シンガポール、米国フェニックス)、数字の列も重複をさけるように配列されている。それにしてもサマータイム導入国が多いとはいえ欧州の都市が記載されていないワールドタイマーには相当驚く。


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    モリッツ・グロスマン・ジャパン
    〒112-0002 東京都文京区小石川4-15-9
    TEL: 03-5615-8185


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