2021 New Model ｜ CHOPARD
2021年ショパール新作　L.U.C フルストライク

【編集顧問田中克幸ピックアップ】

　L.U.C コレクション初のミニッツリピーターとして2016年に発表され、翌年の「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ（GPHG）」で最高賞「金の針賞」を受賞した「L.U.C フルストライク（L.U.C Full Strike in platinum）」。そのプラチナモデルが世界限定20本で登場。音の反響効果の低いプラチナケースでミニッツリピーターを成功させた要因は、サファイアクリスタルによる時計ガラスとゴングの一体成型にある。自社設計・製造の手巻き式Cal.L.U.C 08.01-Lはソヌリ用の専用香箱を装備し、2時位置のパワーリザーブは時計用とソヌリ用の2種類を用意。香箱に全チャイムを鳴らす動力が不足している時にはソヌリは作動しない設計。

L.U.C Full Strike in platinum
L.U.C フルストライク
Ref：161947-9001
ケース径：42.50mm
ケース厚：11.55mm
ケース素材：プラチナ950
ストラップ：手縫いアリゲーターストラップ
ムーブメント：手巻き、Cal. L.U.C 08.01-L、毎時28,800振動、63石、約60時間パワーリザーブ、ミニッツリピーター、ジュネーブ・シール、COSC認定クロノメーター
仕様：時・分表示、パワーリザーブ表示(時計とソヌリを個別表示)、シースルーバック
限定：世界限定20本

通常のミニッツリピーターではハンマーが叩くリング状のゴングは別設計・製造。だが当モデルではサファイアクリスタルで時計ガラスと一体成型することで、音の反響効果が低いプラチナケースでも力強い音の表現に成功。また時計用香箱とは別のソヌリ専用香箱を装備。

「L.U.C フルストライク‘ディアデロスムエルトス’」にも搭載される自社設計・製造の手巻き式Cal.L.U.C 08.01-L。時・15分・分単位の時刻告知の際、チャイムが鳴らない時間の単位（例：2時6分の際は15分チャイムは非作動）はジャンプするため無音のデッドタイムを省略し、スムーズな連続音を実現。