2018 Timepiece時計店25店とGressiveスタッフが振り返る2018年の傑作タイムピース45

　八角形のベゼルとブレスレット一体型のケースを採用した1975年誕生の「ロレアート」。これをリデザインした現在のコレクションは、サイズやケース素材、文字盤のカラーのバリエーションが充実し、選ぶ楽しさも提案。2018年にはケース径38mmのクロノグラフも登場。クル・ド・パリ装飾のダイアルに浮かぶブルーの挿し色がスポーティな雰囲気を強調している。

　グランドセイコーが誇るクォーツ・ムーブメント、キャリバー9Fの25周年を記念して製造された1000本の限定モデル。ベゼルはサテン仕上げが施され、グランドセイコー初となるコーデュラストラップを採用したことで、スポーティ＆カジュアルな雰囲気に。高精度ムーブメントの搭載に加え、16,000A/mの耐磁性能も備えているのでアクティブに使える。

　ハイビート・ムーブメントにGMT機能を付与したキャリバー9S86搭載モデル。独自のデザイン理念である“セイコースタイル”を現代解釈して誕生した流麗なケースと、ダイアル上でキリッと輝くインデックス＆時分針、鮮やかなブルースチールのGMT針との三位一体によって、グランドセイコーらしい上品で力強い1本に仕上がっている。

　キャリバー9F誕生25周年の節目に誕生したのは、GMT機能を搭載した新設計キャリバー9F86。フォレストグリーンに彩られたダイアルには人工水晶を模した“GS”と“9F”のロゴを刻印。さらにブランドロゴとGMT針、そして6時位置にはファイブ・ポインテッド・スターがゴールドで配され、アニバーサリー・モデルにふさわしい特別感を演出。

　1968年に発表されたハミルトンの代表的モデルのひとつ「クロノグラフ A」。“パンダダイアル”とも呼ばれるこのレジェンダリー・ウォッチは2017年にケース径42mmで登場し話題となったが、2018年は40mmにサイズダウンし、オリジナルに近い形で復刻。パワーリザーブも約60時間に延長され、さらに使い勝手が向上した。

　1918年にアメリカ初の定期航空便の公式時計にハミルトンが採用されてから100年。これを記念した世界限定1918本の限定モデルは、ムーブメントH-21-Siにブランド初となるシリコン製ヒゲゼンマイを採用し、アビエーション・ウォッチに求められる耐磁性と耐衝撃性を実現。インデックスにはスーパールミノバが塗布され、暗闇での視認性も確保した。

　6時位置にOPロゴをあしらい、パネライらしい存在感と高い機能性を有しつつも、手の届きやすい価格帯でベストセラーとなっている「ルミノール ロゴ」。その2018年モデルは、3日間のパワーリザーブを備えた手巻きキャリバーP.6000を搭載。9時位置にスモールセコンドを備えただけのシンプルなダイアルデザインは、着けやすく実用性にも優れる。

　ピアジェのアイコンでもある「ポセション」は、ダイヤモンドをセットしたベゼルが回転し、ダイアルの周りで輝く遊び心あふれるコレクション。ステンレススチール・ケースを採用したこのモデルでは、ベゼルに一粒のダイヤモンドを配し、幅広いシーンで着けられる洗練されたデザインに。インターチェンジャブル機構を採用し、ストラップの付け替えも簡単。

　コックピットクロックを想起させるダイアルデザインが特徴の「856」シリーズだが、このモデルでは、12時位置のマーカーを除くすべてのインデックスをアラビア数字に変更。クラシカルなパイロットウォッチ然としたルックスに仕立て上げた日本限定モデル。レギュラーの「856」と同様、独自の防磁性能や除湿機能、高硬度ケースも採用。

「カレラ キャリバー16 クロノグラフ」は、モータースポーツからインスパイアされたという、クラシカルでありながらモダンな雰囲気も漂う端正な顔立ちが特徴。深みのあるブルーのダイアルは落ち着いた印象で、スーツスタイルはもちろん、カジュアルな装いまであらゆるスタイルにマッチする。

1884年に誕生したデジタル表示ポケットウォッチへのオマージュ・モデル。ダイアル12時位置に「時」、中央に「分」をそれぞれデジタルで表示し、その下にスモールセコンドを配置する縦ラインの整然としたレイアウトとラッカー仕上げとのコンビネーションが美しい。ムーブメントはこの特殊な表示を実現させるべく、新開発のCal.94200を採用。