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ZENITH性能、ルックスともに次の領域へ──「クロノマスター」新章 02

「クロノマスター スポーツ」を成功に導いた
モダン=エルゴノミックなデザイン

世界限定250本の「ロイヤル オーク コンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨン」

1/10秒計測が可能なクロノグラフ機能を搭載したことで、インダイアルは3時位置が60秒積算、6時位置が60分積算へと変わり、詳細な計測が行えるようになった。

「『クロノマスター スポーツ』は全世界的に成功を収めることができました。当初から、そこそこは成功するだろうという確信はあったのですが、正直、ここまでとは考えていませんでしたね。発売から2カ月が過ぎた今でも、世界各地でオーダーをいただいているのですから」


 ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2021が終盤を迎えた4月某日、本誌はゼニスのCEOジュリアン・トルナーレ氏にインタビューする機会を得た。「今日は世界的に好評を博している『クロノマスター スポーツ』にフォーカスした質問をしたい」と切り出すや、即座に返ってきたのが前述のコメントであり、PCのモニターに映るトルナーレ氏の姿からは興奮冷めやらぬ様子が伝わってくる。そして成功の要因について、トルナーレ氏は次のように続けた。


「あえて分析するのであれば『レインボー』や『デ・ルーカ』『A277』といった、歴史的なクロノマスターにおける最高の要素を絞り込んでこの時計に反映させ、現代的にアップデートさせたことにあると考えています。つまり“ゼニスらしさ”を感じていただける時計に仕上げたということです。しかも、人間工学を熟慮した設計によって、時計に造詣が深い方でなくても着け心地のよさを感じ取っていただける、エモーショナルな部分も成功の要因でしょう」


 トルナーレ氏がゼニスのCEOに就任したのは2017年のこと。当時のゼニスは、装いと機構を一新して再登場した「デファイ」に注力していたが、一方でトルナーレ氏は「クロノマスター」の流れを止めずに、コレクションを再構築しなくてはならないと考えていたという。エル・プリメロ誕生50周年にあたる2019年には「エル・プリメロ A386 リバイバル」を発表。そして、このモデルに次ぐ“クロノマスター・カムバック”の象徴として、「クロノマスター スポーツ」を完成させた。


「現代的なデザインについては、特に意識したポイントですね。意識したというひと言では済ませられないほど、複雑で困難なプロセスだったと思います。ゼニスがこれまでに手がけてきたクロノグラフを並べ、そのなかからベストと感じられるエレメントを抽出し、さまざまな組み合わせから最善のバランス──つまり、ひと目でゼニスと分かり、歴史をしっかりと反映しつつも、モダンなデザインのものを最終的に選びました。この“モダン”を決定づける重要な要素のひとつが着け心地です。時計のエキスパートと呼ばれるような一部の方々にとっては、見た目の素晴らしさであったり、ゼニスというブランドを冠していたりするだけで満足なのかもしれません。でも、時計のことをよく知らない方には、見た目の美しさに加えて、『毎日着けたい』と感じていただけるものでなければならないと思うのです。これを実現できたからこそ『クロノマスター スポーツ』は、従来からのゼニスのファンや時計ファンはもちろん、全く新しいお客さまを獲得できた。それこそが成功の秘訣だったと思っています」





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