RESSENCE | レッセンス 2026新作 日本の伝統工芸と次世代メカニズムのハイブリッド。レッセンス、世界8本限定の特別仕様モデル「TYPE 9 IKE」を発表 ~漆と螺鈿を纏う、革新的ミニマルウォッチ~
2026年の新作としてレッセンスが、工藝美術家・池田 晃将(いけだ てるまさ)氏との協業により、日本の伝統技術と未来的デザインを融合させた、世界限定8本の特別仕様モデル「TYPE 9 IKE」を発表し、2026年2月より発売を開始しました。
ミニマルデザインを“キャンバス”にした芸術表現
今回の新作「TYPE 9 IKE」は、レッセンスが追求するミニマルな造形をキャンバスとし、池田氏は日本の伝統技法である漆の複層塗りと螺鈿を採用しました。高品質の真珠母貝を極限まで薄く加工し、ダイヤルに埋め込むことで、空想科学を想起させる近未来的な世界観を描いています。レッセンスの象徴である、緩やかな曲面を描きながら回転するダイヤル構造と融合することで、静と動が重なり合い臨場感のある表現が生まれています。本作は単なる装飾ではなく、回転機構そのもののために構想された作品です。
創設者ベノワ・ミンティエンスからのコメント
レッセンスの創設者兼クリエイティブディレクターの、ベノワ・ミンティエンスは次のように述べています。「初めて池田氏の作品を目にしたとき、伝統に根ざした技術と近未来的な世界観が融合する美しさに強く魅了されました。この芸術的表現とレッセンスの機構が組み合わさることで、これまで存在しなかった“未来から現れた文化”のような感覚や表現を体験していただけると確信しています」
螺鈿技術とROCS機構が織りなす革新
池田氏は金沢のアトリエを拠点に、日本の伝統工芸である螺鈿を通して近未来的世界観を表現しています。また、「TYPE 9 IKE」の制作には1点あたり約1か月を要します。そして今回の協業により、池田氏はレッセンスの特許機構「ROCS(Ressence Orbital Convex System)」を螺鈿技術によって新たな芸術表現へと昇華させました。
池田氏は「TYPE 9 IKE」の制作にあたり、次のように述べています。「初めてTYPE 9の回転ディスプレイを見たとき、宇宙や銀河系を想起しました。その感覚から“地動説”というコンセプトが生まれました。かつて天文学者が地動説を提唱したとき、多くの反発や違和感がありましたが、その既成概念を揺さぶるような緊張感も、このモデルには込められています」
さらに技術的な挑戦について、池田氏は次のように語ります。「最も難しかったのは、螺鈿を強い曲面にどのように配置するかという点でした。真珠母貝は平面に近い素材で、薄くすると割れやすい。そのため極限まで薄く加工し、液体に浸し、ゴムシート上で徐々に成形することで、曲面に沿わせることに成功しました」
TYPE 9の本質と意図的な対比
TYPE 9シリーズはレッセンスにおいて最も本質的なモデルであり、シンプルに時間を把握する体験を提供するコレクションです。「TYPE 9 IKE」では、その“純粋性”と意図的に対比するかたちで、黒のDLCコーティングを施したチタニウム製ベゼル、ケース、ダイヤル、裏蓋を採用。光の角度によって異なる輝きを放つ螺鈿ディスプレイを一層際立たせています。また、ケースバックには池田氏のサインが刻まれています。
未来と過去が共存する作品
ベノワ・ミンティエンスは次のように締めくくります。「この時計は、不思議な感覚をもたらします。何を見ているのか明確には説明できない、しかし確かに“感じる”ことができる。その体験を共有できれば光栄です」
「TYPE 9 IKE」は工芸と機構、伝統と未来が交差する象徴的な作品です。世界限定8本という希少性とともに、機械式時計における新たな芸術表現の可能性を提示します。
【池田 晃将氏について】
1987 千葉県出身
2014 金沢美術工芸大学 工芸科 漆・木工コース 卒業
2016 金沢美術工芸大学大学院 修士課程 修了
2019 金沢卯辰山工芸工房 修了
現在 金沢市内にて独立
古の伝統を通して“いま”を映す
池田氏は、卓越した技巧をもって日本の漆芸を現代へと進化させる工藝美術家です。漆、檜、螺鈿、金箔といった伝統素材を用い、先人たちが築いてきた螺鈿技法を継承しながら、過去と現在をつなぐ作品を生み出しています。制作工程では、貝のレーザーカットや図案設計などにデジタル技術を取り入れる一方、最終的な意匠の配置はすべて手作業で行われます。伝統とテクノロジーを融合させることで、これまでにない表現を実現しています。
池田氏の作品は、茶や香を収めるという古来の用途を踏襲しつつ、造形は無駄を削ぎ落とした幾何学的で現代的なフォルムが特徴です。情報が飽和する現代において、池田氏は「美」は単なる視覚的な形ではなく、人と物、そしてその「あいだ」に生まれる関係性の中に宿ると考えています。制作の核心には、この“間(ま)に存在する美”を現代の視覚芸術として可視化する試みがあります。金沢に構える工房は、改修された町家にあり、その空間自体が古と新を融合させる姿勢を象徴しています。
池田氏は次のように語っています。「日本の装飾芸術は長い間、四季の情景や詩歌を意匠の基盤としてきました。しかし私が向き合うのは、現代に存在する膨大な情報量という共有イメージです。それは従来の方法だけでは表現しきれません。また、過去から受け継がれてきた技法や美意識を用いながら、永続的な美を創出することは容易ではありません。それでも受け継がれてきた技法と美意識を用いながら“いま”を映し出すことこそが、私にとって伝統を継承するということなのです」
TYPE 9 IKE
ケース径:39mm
ケース厚:11mm
ケース素材:チタニウム(ブラックDLCコーティング)
防水性:防滴構造1気圧
ストラップ:ブラック シャイニー ホースレザー、裏地は防湿レザー、チタン製尾錠付き
ムーブメント:自動巻き、ROCS 9(Ressence Orbital Convex System)モジュール(Cal.2892‐2)、36時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、31石
仕様:時・分表示、DLCコーティング文字盤、手作業による螺鈿(マザーオブパール)および日本の漆(ブラックラッカー)仕上げ、ジュエルボールベアリング上に偏心配置された2つのサテライト(時表示サテライトは9.75°の傾斜)、エングレーブされた後にグレードA ブルースーパールミノバが充填されたインデックス、ケースバックによる巻き上げおよび時刻調整
限定:世界限定8本
価格:6,512,000円(税込)
※2026年3月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。
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