OMEGAついにマスタークロノメーター・モデルが定番化!「オメガ ムーンウォッチ」の現在 02
新型「ムーンウォッチ」の
ディテール研究
2021年1月に発表された新しい「ムーンウォッチ」のデザイン・ベースとなったモデルは1964~68年に製造された「Ref.ST 105.012」。これは1969年に宇宙飛行士たちが月面で着用した第4世代の「ムーンウォッチ」であり、このスタイルとディテールが新作に採用されている。
このモデルの1964年以前のモデルとの最大の違いはケース。リューズとクロノグラフのプッシュボタンを保護するガードが張り出した左右非対称のケースが初めて採用され、これが後のスタンダードとなったエポックメイキングなモデルである。
さらにダイアルに段差のある「ステップダイアル」や、裏蓋に2段の傾斜がついた「ダブルベベル」なども特徴。
さらにアルミニウム製のベゼルリング上に印字されたタキメーターのアラビア数字目盛りにも現行モデルとの違いがあるが、その詳細は写真をご覧いただきたい。
これら新旧ふたつのモデルを実際に着用し、まず感じたのは新モデルの薄さと軽さだ。ケース厚については極めて僅かだが、重量は22g軽くなっているという。その差は着用した際に「あ、軽い!」と実感できるもの。
またブレスレットのコマ幅が狭まりテーパー感が強まった点については、現行モデルのほうがガッチリとしたマッシブな感じが強く、新作ではケース重量が軽くなった点と合わせてヴィンテージ感が強まった印象を持った。
ちなみに新作の登場により、すぐに現行モデルが製造終了してしまうわけではないが、将来的には徐々にフェードアウトしていくことになるだろう、というのが現時点での感触だ。そして、このようなディテールの変更について、オメガではこのように紹介している。「ひとつひとつは細かなデザインですが、スピードマスターのストーリーを語る上でどれもとても重要な要素なのです」と。
協力:スウォッチ グループ ジャパン オメガ事業部 / Special thanks to:Swatch Group Japan OMEGA Division
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