2022 New Model ｜ JUNGHANS
2022年ユンハンス新作　マイスターフェインオートマティックエアハルトエディション

【編集顧問田中克幸ピックアップ】

　1861年、ドイツ最南西部に位置するシュバルツバルト（Schwarzwald/黒い森）の町、シュランベルクに創業したユンハンス。その創設者エアハルト・ユンハンスの生誕200年記念モデルが「マイスターフェインオートマティックエアハルトエディション（Meister fein Automatic Edition Erhard）」（エアハルトは1823年1月1日生まれ）。世界限定200本。幾何学的に伸び上がったローマ数字のインデックスが記された白文字盤には、筆記体で書かれた当社の歴史的なロゴが記される。3本針とカレンダーのみ、という時計の基本中の基本とも言えるデザインには好感を持てる。ここで紹介する18Kイエローゴールドモデルの他に18Kホワイトゴールドモデル（世界限定200本）も用意。

Meister fein Automatic Edition Erhard
マイスターフェインオートマティックエアハルトエディション
Ref：27/9301.00
ケース径：39.5mm
ケース厚：11.0mm
ケース素材：18Kイエローゴールド
防水性：最大3気圧
ストラップ：ブラックレザー(ポリッシュ仕上げ)
ムーブメント：自動巻き、Cal.J800.1、最大38時間パワーリザーブ、特別デザインのツーアーム・ローター
仕様：時・分・秒・日付表示
限定：世界限定200本

※価格は発表当時の情報になります。最新情報につきましては公式サイトをご確認ください。

内部が視認できるように肉抜き加工されたツーアーム・ローターのベアリングカバーには、エアハルト・ユンハンスの肖像画と創業年を刻印。またケースバックのサファイアクリスタルには本人のサインも記される。ムーブメントはセリタ社ベースの自動巻きCal.J800.1、最大38時間のパワーリザーブ機能。

1823年1月1日生まれの創業者エルンスト・ユンハンス。シュランベルクの麦わら帽子工場の見習いから始めた彼のキャリアは、やがて工場の共同経営者にまで登りつめ、さらに義理の兄弟ヤコブ・ツェラー＝トブラーと共にユンハンス社の創立で結実を見る。シュバルツバルトといえば、豊富な森林資源で“かっこう時計”（日本では“鳩時計”と認識されてきたが、これは間違い）が有名だが、彼は革新的な製造プロセスや新技術を積極的に導入し、20世紀初頭には1日に9,000本以上の時計を生産するまでに会社は成長を遂げた。