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GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÉVE 2020 混乱と混迷の世界状況下で開催 20年目のターニング・ポイントを迎えた「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2020」

2020年11月12日に開催された「GPHG 2020」の発表・授賞式。受賞ブランドの責任者達も全員マスク着用でステージに並ぶ。最前列中央に立つのは“金の針(Aiguille d’Or)” 大賞の栄誉に輝いたピアジェCEOのシャビー・ノウリ女史(トロフィーを掲げていない女性)。本年は部門賞でのダブル受賞が4ブランドもあり、これはGPHG史上初の出来事。写真中トロフィーをふたつ抱えた受賞者が受賞ブランドの代表者たちで、ノウリCEOの右側ふたり目にはボヴェのオーナー、パスカル・ラフィ氏。ほかH.モーザーCEOのエドゥアルド・メイラン氏(2列目左端辺り)、3列目右側にはブライトリングCEOのジョージ・カーン氏、3列目右から4番目にはヴァン クリーフ&アーペルのInternational Operations & Métiers DirectorであるEric de Rocquigny氏が見える。

GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÉVE 2020
混乱と混迷の世界状況下で開催
20年目のターニング・ポイントを迎えた
「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2020」

2001年の第1回開催から数えて、早くも20年という節目の年を迎えた「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2020(GPHG 2020=GRAND PRIX D’HORLOGERIE DE GENÉVE 2020)」。第20回目の本年は全世界を襲った新型コロナウイルス禍のため、11月12日のジュネーブでの発表・受賞式は無観客、かつオンラインのライブストリーム配信で開催された。世界の他の産業と同様、困難な状況下に置かれた2020年の時計界。その中で受賞の栄誉に輝いた“今年の時計”全18モデルと特別審査員が選ぶ“今年の人”を報告する。

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取材・文:田中克幸 /Report&Text:Katsuyuki Tanaka


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