GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÉVE 2020
混乱と混迷の世界状況下で開催
20年目のターニング・ポイントを迎えた
「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2020」
2001年の第1回開催から数えて、早くも20年という節目の年を迎えた「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2020(GPHG 2020=GRAND PRIX D’HORLOGERIE DE GENÉVE 2020)」。第20回目の本年は全世界を襲った新型コロナウイルス禍のため、11月12日のジュネーブでの発表・受賞式は無観客、かつオンラインのライブストリーム配信で開催された。世界の他の産業と同様、困難な状況下に置かれた2020年の時計界。その中で受賞の栄誉に輝いた“今年の時計”全18モデルと特別審査員が選ぶ“今年の人”を報告する。
>>“金の針大賞”は薄型時計の開拓者、ピアジェのコンセプトモデル
取材・文:田中克幸 /Report&Text:Katsuyuki Tanaka