EDOX異業種とのコラボレーションを軸に快進撃を続けるエドックスの世界戦略とは? 03
人気コレクション「クロノオフショア1」に加わった
ベゼルロック機構搭載の最新ダイバーズ・モデル
ここまで異業種とのパートナーシップについて伺ってきましたが、新作「クロノオフショア1 ベゼルロック クロノグラフ オートマティック」について教えてください。
「このモデルは我々の人気コレクション『クロノオフショア1』の最新作です。開発のきっかけは2007年に公式パートナーであるパワーボートレース『Class-1』のパイロットから『パワーボートレースの精神を注入した時計を作ってほしい』と言われたことでした。
それは極めて高性能なタイムピースであり、ハイテク・マテリアルであるカーボンやチタン、ステンレススティール、セラミックスを駆使したモデルということです。それを原点として『クロノオフショア1』が誕生し、今日まで進化を続けてきました。こうしてコレクションは毎年確実にステップアップしてきたのですが、2024年、我々はそこにベゼルロック・システムを導入しました。これはシンプルな機構によって正しい位置にベゼルを合わせて完全に固定する装置です。もちろん、このベゼルには逆方向回転防止機構も装備していますが、ベゼルロック機構によって、正方向の回転すらも防止し、より確実に固定できるようになったのです」(オッツ氏)
なるほど。これにはいくつかのバリエーションがありますね。
「そうです。『クロノオフショア1』には、モダンさを加えてビビッドなカラーでアピールしました。ですから豊富なカラーバリエーションを展開する美しい時計であると同時に、ハイパフォーマンスなハイテク素材を作ったタイムピースであり、長く愛用いただけることがポイントです。それによってジュエリーのような感覚でも使えますし、時計としての基本性能が高いので実用的にも満足していただけるはずです」(オッツ氏)
矢継ぎ早のスピーディな新作開発によってフレッシュなニュースを常に送り出し、時計愛好家の注目を浴び続けエドックス。その背景には旺盛で適格なマーケティング戦略と新たなジャンル開発にかける熱い情熱があったのである。
-
Christian Hotz
クリスチャン・オッツ
エドックス取締役兼セールス&マーケティング ディレクター。1968年9月2日、スイス生まれ。1990年、ビジネス&マーケティング経営学部卒業後、1992年までスイス・バームのスイス陸軍学校で学ぶ。卒業後、1992年から2000年まではBucherer AGに勤務。2000年には時計メーカー「オリス」に転職しセールス&マーケティング責任者となる。そして2005年からエドックスにセールス&マーケティング部門の責任者としと迎え入れられる。主にアジアや日本における戦略の立案を統括。エドックスの長い歴史と伝統を継承しつつ、エレガンスとダイナミズムをテーマにさまざまな時計創りを展開し、新しいコレクションのプロジェクトを指揮する。
INFORMATION
エドックス(EDOX)についてのお問合せは・・・
株式会社ジーエムインターナショナル
〒110-0015 東京都台東区池之端1-6-13
TEL: 03-5828-9080
エドックス ブランドページを見る