EDOX異業種とのコラボレーションを軸に快進撃を続けるエドックスの世界戦略とは? 02
「知識が豊富でディテールにも詳しく厳しい。
日本は我々にとって特別なマーケットです」
そういったヘリテージ・モデルとは別ですが、日本では2024年に発売されたライフスタイルメディア「FORZA STYLE」とのコラボレーション・モデルが人気でした。このようなメディアとのコラボレーション・モデルは他国にもあるのですか?
「いいえ、他国ではメディアとのコラボレーション・モデルはありません。その意味では日本は特別です。ただ、かつてスポーツクラブなどと共同開発したモデルやアーティストとのコラボレーションによるモデルはありました。それは中東、台湾、タイなどですが、それらはアーティストのロゴを入れたりダイアルのカラーリングを変更したり、といったものでした」(オッツ氏)
なんとメディアとのコラボレーションは日本だけだったんですね! つまり日本はそれだけ重要ということですか?
「はい、非常に重要です。日本は我々にとって、もっとも重要な市場の1つであり、同時にスイス時計全体にとっても大切です。現在も日本は世界の上位4つの市場にランクインし、日本の顧客は時計の知識が豊富でディテールにも詳しく、さらに特定のモデルやブランドへの思い入れが強く、その声が時計作りのモチベーションをあげてくれる貴重な存在です。
私は17年前の2006年から今年まで6回から7回は来日していますが、その回数の多さは日本市場の重要度に比例していると言えるでしょう。しかも日本のリテール・ショップはスイスの見本市にも来ていただけますし、とても親密なパートナーシップを結んでいます。
もちろん来日の際には名古屋や岡山、福岡、大阪などの特約店にも訪問するよう心がけており、そこで実際のエドックスのオーナーたちとお話する機会も多くあります。
実はこのインタビューの後、夜にはエドックス・ファンとのミーティングがあります。私はそこで彼らと話ができるのがなによりの楽しみです」(オッツ氏)
このようなファン・ミーティングは他国でも開催されているのですか?
「いいえ、日本でのミーティングは以前から開催されていますが、他国ではちょっと違う感じですね。なんというか日本はよりプロフェッショナルでコアな雰囲気を感じます」(オッツ氏)
エドックスはメディアに限らず異業種とのコラボレーションを進めていますが、これからコラボレーションしたいジャンルやスポーツはありますか?
「我々は『BMW M モータースポーツ』『BMW モトラッド』と公式なパートナーシップを締結しています。そして海洋の分野ではフリーダイバーのマリアンナ・ガレスピーさんを公式アンバサダーに起用しています。今のところ、これ以上のプランはありませんが、もっと探してポテンシャルの高いジャンルやパートナーが見つかれば、彼らとのコラボレーションを積極的に進めていきたいですね」(オッツ氏)
INFORMATION
エドックス(EDOX)についてのお問合せは・・・
株式会社ジーエムインターナショナル
〒110-0015 東京都台東区池之端1-6-13
TEL: 03-5828-9080
エドックス ブランドページを見る