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JUNGHANSマックス・ビル、オリンピック公式計時、電波時計…多面体的活動でドイツ時計の雄となったユンハンス 05

厳選 ユンハンス・コレクション
Part.2「マックス・ビル」

1961年に誕生したマックス・ビルデザインの腕時計にクロノグラフ機能と日付表示を加えたモデル

1961年に誕生したマックス・ビルデザインの腕時計にクロノグラフ機能と日付表示を加えたモデル。基本デザインを活かした機能付加を試みており、縦ふたつ目のインダイアルがシンメトリックな構成に一役買っている。


 “形態は機能に従う(Form Follows Function)”という純粋機能主義を提唱した「モダン・デザイン」の開祖が、1919年にドイツ・ヴァイアル(ワイマール)に創立された国立造形学校「バウハウス(Bauhaus=建築の家)」である。校名は初代学長の建築家ヴァルター・グロピウス(1883-1969)の命名によるもの。1933年にナチスにより閉校に追い込まれるまでの活動期間はわずか14年間。第二次世界大戦後の1955年、バウハウスの教育理念を継承するウルム造形大学が旧西ドイツのウルムに創立され、その初代学長に就任したのがスイス人のマックス・ビル(1908-1994)である。彼は1927年から1928年にかけて当時のデッサウ校に在籍したバウハウスの卒業生であった。当校で純粋機能主義を学んだ彼はバウハウスの理念をさらに押し進め、新機能主義と言われるミニマル・デザインを開花させる。その彼にユンハンスは日用使いの時計のデザインを依頼。こうして1956年に完成した最初の時計がキッチンクロック、1958年にはテーブルクロックも発表された。そして1961年には、純粋機能主義に根差したミニマル・デザインの極地と言える腕時計が登場する。現在のユンハンスを代表するマックス・ビル コレクションを総覧すると、“時刻を確認する”という時計の原理原則のカタチを再認識させられるモデルで溢れている。コレクションは「オートマティック」(23モデル)、「ハンドワインド」(10モデル)、「クロノスコープ」(12モデル)、「クォーツ」(12モデル)等の計11ラインで構成。その中でも特に2022年に発売された「キッチンクロック」(上記ライン数にはカウントしていない)や「ウォールクロック」は、当コレクションの原点を知る上でも重要であるし、なによりも“部屋を飾る機能的な美しい家具”として最適だ。

マックス・ビル バイ ユンハンス クロノスコープ

MAX BILL BY JUNGHANS Chronoscope
マックス・ビル バイ ユンハンス クロノスコープ

バウハウスのデッサウ校時代の卒業生、マックス・ビルがユンハンスのためにデザインした1961年発表のモデルは、いわば当コレクションの原点(オリジン)である。彼の新機能主義の表現形態であるミニマル・デザインの発露となったオリジンに、ツーカウンターと日付を付加したクロノグラフ。原点の理念を損なうことのないスタイルの主要因は、サブダイアルを縦ふたつ目にレイアウトすることで上下左右のシンメトリックな構成を試みたことにある。丸みを帯びたドーム型プレキシガラスは1960年代の腕時計に見られるノスタルジックな形状で、ガラス表面の曲面に合わせてセンター針の先端もカーブしている。自動巻きのSW500ムーブメントからスモールセコンドと曜日表示を排除したCal.J880.2搭載。

Ref:027/4601.02
ケース径:40mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:カーフスキンストラップ
ムーブメント:自動巻き、Cal.J880.2(SW500ベース)、毎時28,800振動(Hz)、25石、約48時間パワーリザーブ、クロノグラフ
仕様:時・分表示、クロノグラフ針、30分積算計(12時位置)、12時間積算計(6時位置)、日付
価格:409,200円(税込)

  • マックス・ビル メガソーラー
  • Ref:059/2022.46
    ケース径:38.0mm
    ケース厚:9.0mm
    ケース素材:チタニウム(マットまたはポリッシュ仕上げ)
    防水性:5気圧(50m)
    ストラップ:チタニウム製ミラネーゼブレスレット
    ムーブメント:多周波電波式ソーラームーブメント、Cal.J101.85
    仕様:時・分・秒、日付。DCF77(ドイツ)、MSF(英国)、JJY40(日本、福島)、JJY60(日本、九州)、WWVB(米国)の5局で電波受信。ITC(インテリジェントタイム コレクション)による針の位置制御、SHM(スマートハンド モーション)による半秒単位の正確な時間表示、AMF(アドバンス ムービング ファンクション)で偏差のない実際の時間表示、ユンハンス メガ アプリによるスマートな時間設定、特許取得済みのユンハンス オートスキャンにより5つの周波数にまたがる時間信号送信機の自動検索、秒までのタイムゾーン設定、永久カレンダー付きの日付表示(クォーツモードでも2400年まで)
    価格:234,300円(税込)

  • ウォールクロック デザイン バイ マックス・ビル
  • Ref:367/6047.00(ケース径30.0cm)、367/6048.00(ケース径22.0cm)
    ケース径:30.0cm(Ref.367/6047.00)、22.0cm(Ref.367/6048.00)
    ケース素材:アルミニウム
    ムーブメント:クォーツ、Cal.J738、使用電池/単3電池1本、誤差/月差1分以内(電池残容量により誤差は大きくなります)
    仕様:時・分表示
    価格:64,900円(税込/ケース径30.0cm)、61,600円(税込/ケース径22.0cm)

マックス・ビル キッチンクロック

max bill Kitchen Clock
マックス・ビル キッチンクロック

1956年にユンハンスから仕事の依頼を受けたマックス・ビルは、“時計が好きでたまらない”ゆえに“大喜び”でこの申し出を快諾したと言われている。彼は「理想の時計」という自分のスケッチに基づき、当時学長であり教鞭も執っていたウルム造形大学の学生たちと共同で作業に入る。結果、誕生したのがキッチンクロック。これがユンハンスのためにデザインしたマックス・ビルの最初の時計となった。この1956年のオリジナルクロックをディテールに至るまで再現したモデルが「マックス・ビル キッチンクロック」である。まるで1960年代のアメリカ・ホームドラマに登場するキッチンの壁に掛けてあるかのようなクロックだが、ライトブルーにエナメル加工されたセラミックケースは、バーデン=ヴュルテンベルク州のマヨリカ工房で丹念な手作業により仕上げられている。またホワイトダイアルのインデックスの書体はマックス・ビルの開発によるもので、これは腕時計にも反映された。さらにケース下部には最大60分間まで計測可能な機械式タイマーが備えられ、 まるで“時間を測る家具”のようにキッチンの印象を一新させる存在になるだろう。

  • マックス・ビル キッチンクロック
  • Ref:362/1100.00
    ケースサイズ:縦252×横180mm(最大幅)
    ケース厚:56mm
    ケース素材:エナメル加工のライトブルーセラミック、クロムめっきベゼル
    ムーブメント:クォーツ、Cal.J738
    仕様:時・分表示、機械式タイマー(60分)
    価格:85,800円(税込)


協力:ユーロパッション / Thanks to:EURO PASSION




INFORMATION

ユンハンス(JUNGHANS)についてのお問合せは・・・

ユーロパッション株式会社
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町30
TEL: 03-5295-0411

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