IWC historyIWCパイロット・ウォッチのすべて 07
後編「IWCパイロット・ウォッチ厳選コレクション」
IWCのパイロット・ウォッチ・コレクションを俯瞰すると、大きく「パイロット・ウォッチ」と「ビッグ・パイロット・ウォッチ」に二分される(公式HPでは「クラシック」「高性能素材」「アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ」に三分割されているが、本特集ではあくまでもIWCパイロット・ウォッチ史のエポックを礎としているので前記のようにふたつのカテゴリーに大別した)。さらに各々からクロノグラフ等の機能名称に加えて「トップガン」と「マーク」名を冠するモデルがラインナップされる。
本特集ではIWCパイロット・ウォッチの歴史を鑑みコレクションを「トップガン」「ビッグ・パイロット・ウォッチ」「スピットファイア」「マーク」に4分した。それぞれに「パイロット・ウォッチ」「ビッグ・パイロット・ウォッチ」の名称が入るので混乱するがご容赦頂きたい。
「トップガン」は2007年の初モデル登場後、2012年にコレクションとして独立。この時は「ビッグ・パイロット・ウォッチ“トップガン”」(Ref.IW501901)が発表、2016年には“マークXVIII”モデルも登場し2018年にはついに本家トップガンとのコラボレーションが始まる。「ビッグ・パイロット・ウォッチ」は1940年の「ビッグ・パイロット・ウォッチ キャリバー52 T.S.C.」(Ref.IW431)の正統派後継機種と考えられ、2002年にRef.IW5002で復活、現在も43mmケースの「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43」(Ref.IW329301)等で健在だ。さて「スピットファイア」は第二次世界大戦中の名機を顕彰するシリーズ名で2003年の初登場後、2006年には独立コレクションへと成長。さらに英国王立空軍との関係を示す「マーク」シリーズは1945年の「マークX」を始まり、2022年の「パイロット・ウォッチ・マークXX」(Ref.IW328201)でついに8代目に入った(「マークXIII」と「マークXIV」は欠番、「マークXIX」は未発売)。このような歴史的観点からIWCのパイロット・ウォッチを再検証し、自身のコレクションの指標としても興味深いと思われる。
Part.1 “トップガン”シリーズ
“TOPGUN”series
- 2007年に始まる米海軍パイロットのためのリスト・ツール -
IWCは米海軍および海兵隊に向けた時計開発の公式ライセンスを持つ唯一の時計会社である。2007年発表の「パイロット・ウォッチ・ダブルクロノグラフ“トップガン”」(Ref.IW379901)に始まるトップガン・モデルは、2012年にひとつのコレクションとして独立。そして創立150周年を迎えた2018年には、ついにアメリカ海軍戦闘機兵器学校、通称“TOPGUN”(トップガン)との正式なコラボレーションが始まる。現在はトップガン戦闘機の飛行地域のひとつであり、米海軍の制服にちなんだ名称の“レイク・タホ”等のモデルを擁し、一方で2019年にはIWC独自開発の新素材セラタニウム®をケースに採用するなど、新技術の導入にも余念がない。
PILOT’S WATCH MARK XVIII TOP GUN EDITION“SFTI”
パイロット・ウォッチ・マークXVIII・トップガン“SFTI”
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トップガン=米海軍戦闘機兵器学校(NFWS=United States Navy Fighter Weapons School)の生徒は、卒業と同時に戦闘機戦術インストラクター(Strike Fighter Tactics Instructor)の資格を授与される。その略号が“SFTI”。一般用モデルとして年間750本のみ限定生産される当モデルは、2022年のメガヒット映画『トップガン マーヴェリック』でもトム・クルーズの生徒となるメンバーが着用。9時とケースバックにはトップガンのロゴを刻印。なお2016年は“マークXVIII”の登場年でメインの「パイロット・ウォッチ・マーク XVIII」(Ref.IW327001)の他“トップガン”名では「パイロット・ウォッチ・マークXIII“トップガン・ミラマー”」(Ref.IW324702)も発表されている。
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Ref:IW324712
ケース径:41.0mm
ケース厚:11.0mm
ケース素材:ブラック酸化ジルコニウムセラミック、グレード5のチタン製ケースバック、軟鉄製インナーケース
防水性:6気圧(60m)
ストラップ:カーキグリーンの布製ストラップ
ムーブメント:自動巻き、Cal.35111、毎時28,800振動(4.0Hz)、25石、約42時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒、日付、9時位置とケースバックにトップガンのロゴ
限定:年間生産限定750本
価格:775,500円(税込)
PILOT’S WATCH CHRONOGRAPH TOP GUN “WOODLAND”
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“ウッドランド”
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米海軍パイロット用フライトスーツのグリーン=“ウッドランド”をモデル名に採用(この他、米全軍の戦闘用野戦服に用いられる標準的迷彩パターンのひとつも“ウッドランド”と呼ばれる)。2022年発表の当モデルは、米パントン社(国際標準に採用される世界的な色見本開発会社)との協力で開発されたグリーンセラミック製ケースを使用する。トップガンのロゴが刻印された裏蓋とマットブラックのプッシュボタンには、チタニウムとセラミックの特性を併せ持つセラタニウム®を採用。コラムホイール採用の自社製自動巻きムーブメント、Cal.69380搭載。軟鉄製インナーケース。年間1,000本限定生産。IWCブティックならびにEブティック限定販売。
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Ref:IW389106
ケース径:44.5mm
ケース厚:15.7mm
ケース素材:グリーンセラミック
防水性:6気圧(60m)
ストラップ:布製インレイ付きグリーンラバー
ムーブメント:自動巻き、Cal.69380(自社製)、毎時28,800振動(4Hz)、33石、約46時間パワーリザーブ、コラムホイール搭載
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付・曜日表示、クロノグラフ(クロノグラフ針、9時=12時間積算計、12時=30分積算計)、軟鉄製インナーケース
限定:年間1,000本限定生産、IWCブティックならびにEブティック限定販売
価格:1,435,500円(税込)
PILOT'S WATCH TIMEZONER® TOP GUN CERATANIUM®
パイロット・ウォッチ・タイムゾーナー®・
トップガン・セラタニウム®
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“タイムゾーナー”とは“Time Zone”(時間帯)から導き出されたIWCの造語であり、当モデルは世界24都市名が刻まれたベゼルをプッシュ→回転させることで異なるタイムゾーンの設定が可能なワールドタイマーである。時針・24時間表示ディスク(12時位置に3時間連続で表示)・日付は1時間刻みで前後に動き、秒針停止せずに日付を超える操作が可能。操作を容易にするノッチ・ベゼルと、IWC独自開発のセラタニウム®を採用したブラックケースが精悍な航空機をイメージさせる。セラミック製パーツで補強したペラトン式自動巻き機構の自社製ムーブメント、Cal.82760搭載。2022年発表。年間500本の限定生産。IWCブティックならびにEブティック限定販売。
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Ref:IW395505
ケース径:46.0mm
ケース厚:15.0mm
ケース素材:セラタニウム®
防水性:6気圧(60m)
ストラップ:布製インレイ入りブラックラバー
ムーブメント:自動巻き、Cal.82760(自社製)、毎時28,800振動(4Hz)、22石、約60時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、24時間表示ディスク、ワールドタイマー機能、回転式ベゼルで第2時間帯の設定可能なタイムゾーナー®機能
限定:年間500本限定生産、IWCブティックならびにEブティック限定販売
価格:2,365,000円(税込)
PILOT’S WATCH CHRONOGRAPH TOP GUN “LAKE TAHOE”
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン “レイク・タホ”
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初のトップガン・モデルが発表された2007年に登場した「パイロット・ウォッチ・ダブルクロノグラフ“トップガン”」(Ref.IW379901)。当モデルで採用された酸化ジルコニア・セラミックを再び使用したモデルが、2022年の「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン “レイク・タホ”」である。モデル名の由来はトップガン戦闘機の飛行地域のひとつであるレイク・タホ(カリフォルニア州とネバダ州を横断するシエラネバダ山脈内に位置)。トップガンが1996年に基地移転したネバダ州ファロン海軍航空基地の地理的関係から当地を訓練空域としていると思われる。ホワイトの採用はレイク・タホの冬景色と米海軍夏季式典用制服(サービスドレスホワイト・ユニフォーム)に由来する。軟鉄製インナーケースには自社製自動巻きムーブメントCal.69380搭載。年間1,000本限定生産。IWCブティックならびにEブティック限定販売。
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Ref:IW389105
ケース径:44.5mm
ケース厚:15.7mm
ケース素材:ホワイトセラミック
防水性:6気圧(60m)
ストラップ:ホワイトラバー
ムーブメント:自動巻き、Cal.69380(自社製)、毎時28,800振動(4Hz)、33石、約46時間パワーリザーブ、コラムホイール搭載
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付・曜日表示、クロノグラフ(クロノグラフ針、9時=12時間積算計、12時=30分積算計)、軟鉄製インナーケース
限定:年間1,000本限定生産、IWCブティックならびにEブティック限定販売
価格:1,435,500円(税込)
PILOT’S WATCH CHRONOGRAPH 41
TOP GUN CERATANIUM®
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41・
トップガン・セラタニウム®
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2019年発表のIWC独自開発の新素材“セラタニウム®”を、トップガン・コレクションでは初の完全セラタニウム®製41mmケースで実現した2022年登場モデル。ケースのみならずプッシュボタンやリューズにまで当素材を採用。このセラタニウム®は軽量さと堅牢性ではチタニウムと同等、硬度ではセラミックと同等性能を持つ、耐傷性機能に優れ肌への刺激も低減する特殊合金だ。独特なダークメタリックな色合いはIWCとパントン社による共同開発の賜物で、“IWC セラタニウム®”(IWC Ceratanium®)と命名。自社ムーブメントの自動巻きCal.69385搭載。シースルーバック仕様。IWCブティックならびにEブティック限定販売。
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Ref:IW388106
ケース径:41.1mm
ケース厚:14.5mm
ケース素材:セラタニウム®
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:布製インレイ付きのブラックラバーストラップ
ムーブメント:自動巻き、Cal.69385(自社製)、毎時28,800振動(4Hz)、33石、約46時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付・曜日表示、クロノグラフ(クロノグラフ針、9時=12時間積算計、12時=30分積算計)
限定:IWCブティックならびにEブティック限定販売
価格:1,694,000円(税込)
PILOT’S WATCH DOUBLE CHRONOGRAPH
TOP GUN CERATANIUM®
パイロット・ウォッチ・ダブルクロノグラフ・
トップガン・セラタニウム®
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2019年発表のIWC開発による新素材セラタニウム®。当素材を初めて採用した同年登場のパイロット・ウォッチが「パイロット・ウォッチ・ダブルクロノグラフ・トップガン・セラタニウム®」である。パイロット・ウォッチへの初採用にダブルクロノグラフを選んだ背景に、1992年にわずか数週間で完成させ当時のバーゼルフェアで発表した「パイロット・ウォッチ・ドッペル(ダブル)クロノグラフ」(Ref.IW3711)を想起させる。当時は故ギュンター・ブルムラインの指示だったが、IWCは新素材の登用はダブルクロノグラフ、という信念があるのだろうか? ブラックモデルにイメージされがちなシャープな荒々しさはなく、IWCのセラタニウム®に特徴的な独特のモノクローム・カラーが印象的。だが文字盤と針には夜行塗料がコーティングされているため、夜間ではハードスペックなツールウォッチに様変わりする。
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Ref:IW371815
ケース径:44.0mm
ケース厚:16.8mm
ケース素材:セラタニウム®
防水性:6気圧(60m)
ストラップ:布製インレイ付きのブラックラバーストラップ
ムーブメント:自動巻きダブルクロノグラフ、Cal.79420、毎時28,800振動(4Hz)、29石、約44時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、日付・曜日表示、ダブルクロノグラフ(クロノグラフ針2本、6時=12時間積算計、9時=スモールセコンド、12時=30分積算計)、中間タイム計測用のスプリットセコンド針、秒針停止機能付きスモールセコンド、耐磁性軟鉄製インナーケース
価格:2,040,500円(税込)
Part.2 “ビッグ・パイロット・ウォッチ”シリーズ
“BIG PILOT’S WATCH” series
- IWCパイロット・ウォッチのオリジンを受け継ぐ正統派 -
1936年発表のIWC初のパイロット・ウォッチ「スペシャル・パイロット・ウォッチ」(Ref.IW436)に続くモデルが、1940年登場の「ビッグ・パイロット・ウォッチ・キャリバー52 T.S.C.」(Ref.IW431)。時刻誤認が不可能な程の巨大なケース径55.0mmを持つこの歴史的名品の直系モデルが、2002年発表の「ビッグ・パイロット・ウォッチ」(Ref.IW5002)である。1940年代以降の航空士専用腕時計の基本デザインを踏襲するIWCの大型腕時計の系譜は、多少のスペック変更をしつつ、その後の2012年の「ビッグ・パイロット・ウォッチ」(Ref.IW5009)、さらに2021年の「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43」(Ref.IW329301)へと引き継がれていく。
BIG PILOT’S WATCH
ビッグ・パイロット・ウォッチ
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パイロット専用腕時計の基本スペックは大型ケース、力強い中3針とインデックス、そしてブラックダイアルである。その基本を忠実に表現した2020年発表の当モデルは、1940年登場の「ビッグ・パイロット・ウォッチ・キャリバー52 T.S.C.」(Ref.IW431)に始まり、2002年発表の「ビッグ・パイロット・ウォッチ」(Ref.IW5002)で見事に復活を遂げたIWCパイロット・ウォッチの歴史を引き継ぐ正統派モデル(2021年にはまさに直系と呼べる「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43」も登場する)。クローズド・ケースバックにはIWCが2000年より動体保存のサポートを行う「ユンカース Ju 52」の機体を刻印。168時間(7日間)の長時間パワーリザーブ。軟鉄製インナーケース装備。自社製自動巻きCal.52110搭載。
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Ref:IW501001
ケース径:46.2mm
ケース厚:15.6mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:6気圧(60m)
ストラップ:ブラックカーフスキン
ムーブメント:自動巻き、自社製Cal.52110、毎時28,800振動(Hz)、36石、168時間(7日間)パワーリザーブ
仕様:時・分・秒表示、日付(6時)、パワーリザーブ表示(3時)
価格:1,699,500円(税込)
BIG PILOT’S WATCH 43
ビッグ・パイロット・ウォッチ 43
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2020年発表の「ビッグ・パイロット・ウォッチ」(ケース径46.2mm)からスモールセコンドとデイト表示を廃し、中3針+ノンデイトというパイロット・ウォッチの原器と呼べるほどの堂々とした存在である2021年発表モデル。その姿はまさに1940年の「ビッグ・パイロット・ウォッチ・キャリバー52 T.S.C.」(Ref.IW431)を彷彿とさせる直系派で、ビス留めカーフレザー・ストラップも往時の航空腕時計の魅力を十分に伝える。2020年モデルに比べケース径は3.2mm減の43.0mmとする一方で、ムーブメントはペラトン式自動巻き機構搭載の自社製Cal.82100を搭載。ブレスレットとストラップの交換が容易な「EasX-CHANGE」システム採用。
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Ref:IW329301
ケース径:43.0mm
ケース厚:13.6mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:ブラウンカーフレザー・ストラップ
ムーブメント:自動巻き、Cal.82100(自社製)、毎時28,800振動、22石、約60時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒表示、シースルーバック、「EasX-CHANGE」システム
価格:1,160,500円(税込)
BIG PILOT’S WATCH 43
ビッグ・パイロット・ウォッチ 43
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「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43」はブラックの他グリーンとブルーのダイアルも用意され、当モデルはブルーダイアルのブレスレット・バージョン。基本のブラック以外のカラーバリエーションをラインナップするのは、当モデルが発表された2021年にIWCが発表したひとつの宣言も理由と思われる。この年、IWCはパイロット・ウォッチ等を従来の専門性の高いツールウォッチから実用的な高品位スポーツウォッチへのポジショニングの進化を宣言。「EasX-change」システムなどはデイリーユースを重視した実用性を考慮したものだ。しかし自社製ムーブメントのCal.82100等、スペックは十分。
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Ref:IW329304
ケース径:43.0mm
ケース厚:13.6mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:ステンレススティール・ブレスレット
ムーブメント:自動巻き、Cal.82100(自社製)、毎時28,800振動、22石、約60時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒表示、シースルーバック、「EasX-CHANGE」システム
価格:1,292,500円(税込)
>>IWC航空腕時計史に燦然と輝く名を受け継ぐモデルたち
協力:IWC / Special thanks to:IWC
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構成・文 / Composition & Text
田中 克幸 / Katsuyuki Tanaka
Gressive編集顧問。1960年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後、徳間書店に就職。文芸部を経て1988年「グッズプレス」創刊に携わり、後に編集長に就任。この間、1993年に同社で「世界の本格腕時計大全(後の『TIME SCENE』)を創刊し、2009年まで編集長を務める。同年より「Gressive」に参加。1994年よりスイスを中心としたヨーロッパ各国を取材、現在も継続中。
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写真 / Photos
江藤 義典 / Yoshinori Eto
フォトグラファー。1981年、宮崎県生まれ。2001年に上京。2006年、知人の紹介でカメラマンの個人スタジオのアシスタントに。スタジオ勤務を通し写真撮影とデジタル・フォト加工技術を習得。2013年に独立し、自らのスタジオを開設。Gressiveをはじめ、メンズ誌、モノ情報誌、広告等で活動。スイス時計フェアは2015年から撮影を継続。