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2024 New Model | LEBOIS & Co
2024年 ラボア新作 ヘリテージ・クロノグラフ

【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】

 1940年代のラボア社製クロノグラフの復刻版「ヘリテージ・クロノグラフ(Heritage Chronograph)」。計6種類のダイアル・バリエーション中、当モデルはパルスメーター付きサーモンカラー・バージョンだ。ダイアル12時側の“GRADUE POUR 30 PULSATIONS”とは、“30回カウント用目盛り付き”の意味。クロノグラフをスタートさせ脈拍が30回の時にストップ、その時のメーターに記された数字が1分間の脈拍数になる。ラ・ジュウ・ペレ製の手巻き式Cal.LC-450搭載。エーゲブルーカラーの本革スエード製ストラップ付属。ダイアルはアラビア数字の書体違いやバーインデックスとのコンビ、またインナーサークルの有無等、細かなバリエーションが用意される。


Heritage Chronograph
ヘリテージ・クロノグラフ
Ref:324.472
ケース径:39.0mm
ケース厚:10.5mm
ケース素材:316Lステンレススティール
防水性:50m(5気圧)
ストラップ:エーゲブルーカラー・スエードレザー
ムーブメント:手巻き、Cal.LC-450(ラ・ジュウ・ペレ)、約60時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)
仕様:時・分・秒(9時位置=スモールセコンド)表示、クロノグラフ(センター=クロノグラフ針、3時位置=30分積算計)
価格:627,000円(税込)




1940年代のラボア社製ツーインダイアル・クロノグラフ。細身のローマン数字インデックスに45分積算計(3時位置)とスモールセコンド(9時位置)装備。17石、耐磁性能。ラボアとの出会いがクリスティーズのオンライン・オークションということから分かるように、現オーナーのトム・ヴァン・ウィジリック氏は時計愛好家である。しかし、ラボア(ならびにエイレン)のヴィンテージモデルをネット検索で掘り当てることが困難であることから、検索よりも起業でブランドならびにコレクションを復興させることを決断した(どちらも困難だと思うが)。そのラボアの復刻第1号モデルが「ヘリテージ・クロノグラフ」。それには権利の取得と財政面、さらに復刻モデルのデザインという3つの大きなハードルがあった。まず権利はフランスのドダン家と交渉し取得。次の財政面では米国のオンライン投資プラットフォームの“キックスターター(Kickstarter)”を使用し、2015年の調達開始の2年後には復興資金調達に成功。復刻モデルのデザインについては時計愛好家の意見を求め、針、裏蓋等複数のテーマごとのマルチステップ式投票を経た結果を反映したという。


ラボアの1960年代製ダイバーズウォッチ。12時位置の会社ロゴが“LEBOIS & Co”から“LEBOIS & CIE”と異なっている(“CIE”はフランス語で“compagnie”=会社の意味)。25石、インカブロック耐震機構装備。ラボア社には時計ブランド「ラボア(LEBOIS)」の他に、フランス軍へ供給された航空クロノグラフ「タイプ20」等で知られる「エイレン(AIRAIN)」ブランドも存在した。こちらもトム・ヴァン・ウィジリック氏は権利を取得し復刻モデルを発表している(エイレンについては別ページで紹介)。この「エイレン」には派生コレクションのダイバーズモデル「スーマリン(Sous-Marin)」が過去に存在していることから、当モデルはラボア社が「スーマリン」コレクションを独立させる前のモデルからもしれない。しかし詳細な調査には至っていないので、あくまでも推測の域を出ていないことをお断りしておく。


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