2021 New Model ｜ PEQUIGNET
2021年ペキニエ新作情報

新開発ムーブメントを武器とする
フレンチマニュファクチュールの新戦略

　スイス時計の主要産地として知られるジュラ地方。実は国境を隔てたフランス側にも時計製造の拠点があり、現在も多くのメーカーが活動中だ。そのひとつのペキニエは2009年に自社で開発・製造した画期的な自動巻きムーブメント「カリブルロワイヤル」によって現在のフランスで唯一の“マニュファクチュール（一貫製造メーカー）”となり、フランス政府から無形文化財企業の称号も授かっている。そのペキニエの新作は、鮮烈なグリーン・ダイアルの「リューロワイヤルヴェール（RUE ROYALE VERTE）」（ヴェールとはフランス語でグリーン）と、一般的な動力伝達システムを採用し生産性を高めた新開発ムーブメント「Cal.EPM03」を搭載する「アティチュード（ATTITUDE）」だ。この新型ムーブメントを武器にラインナップを拡充し、認知度のアップを目指す、というのがペキニエの新戦略というが、まずは、このモデルのシンプルで魅力的な造形美を称賛したい。

＞リューロワイヤルヴェール（RUE ROYALE VERTE）