2021 New Model ｜ IWC
2021年アイ・ダブリュー・シー新作　ビッグ・パイロット・ウォッチ 43

【編集顧問田中克幸ピックアップ】

　2021年のIWCベストモデルに推奨したい新作が「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43（BIG PILOT’S WATCH 43）」。従来モデルからスモールセコンドとデイト表示を廃した中3針のみというシンプルなスタイルは、1940年発表のCal.52 T.S.C.搭載「ビッグ・パイロット・ウォッチ」の完全復刻版と言える。ケース径は従来品より3.2mmサイズダウンの43mmとした一方、防水性能は6気圧から10気圧へとアップ。ムーブメントは“ペラトン式自動巻き機構”搭載の自社製Cal.82100。さらにブレスレットとストラップの交換が容易な「EasX-CHANGE」システムも採用し、これで従来品より約50万円もお買い得という価格。購入希望者殺到の予感である。

ビッグ・パイロット・ウォッチ 43

BIG PILOT’S WATCH 43
ビッグ・パイロット・ウォッチ 43
Ref：IW329301
ケース径：43.0mm
ケース厚：13.6mm
ケース素材：ステンレススティール
防水性：10気圧(100m)
ストラップ：ブラウンカーフレザー・ストラップ
ムーブメント：自動巻き、Cal.82100(自社製)、毎時28,800振動、22石、約60時間パワーリザーブ
仕様：時・分・秒表示、シースルーバック、「EasX-CHANGE」システム
予価：1,061,500円(税込)
発売予定：2021年4月

※価格は発表当時の情報になります。最新情報につきましては公式サイトをご確認ください。

シースルーバック仕様なので軟鉄製インナーケースは非装備（インナーケース装備の現行モデルも継続するので選択肢の幅が広がるのは嬉しい）。搭載ムーブメントは自社設計・製造の自動巻きCal.82100。パワーリザーブは約60時間。

1940年に登場し計1000本が当時のドイツ空軍に納品された「ビッグ・パイロット・ウォッチ」。ケース径55mm、ステンレススティールケース、耐磁性インナーケース、ラッカーダイアル、手巻き式Cal.52 T.S.C.、秒針停止機構装備。

1936年に誕生したIWC初の「スペシャル・パイロット・ウォッチ」。ひび割れ防止ガラス、離陸時刻設定のトライアングル・ポインター付き回転ベゼル、夜光塗料が塗布された時分針とアラビア数字インデックス、耐磁性脱進機採用の手巻き式Cal.H/83搭載。

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