2021 New Model ｜ BREGUET
2021年ブレゲ新作　クラシックトゥールビヨンエクストラフラットアニバーサリー 5365

【編集顧問田中克幸ピックアップ】

　1801年6月26日（当時の仏の共和歴では“第9年メシドール7日”）、アブラアン-ルイ・ブレゲ発明の「あらゆる不均衡を補正する時計」はパリで特許を取得、彼はこれを「トゥールビヨン」と命名する。この歴史的大発明の220周年記念に当たる本年（2021年）発表の記念作が「クラシックトゥールビヨンエクストラフラットアニバーサリー 5365（CLASSIQUE TOURBILLON EXTRA-PLAT ANNIVERSAIRE 5365）」。ダイアルには視認性の向上と経年劣化を防ぐ目的で初代ブレゲが考案したギョーシェ彫りや、220年前に取得した“Brevet No 157＝特許第157号”、さらに1801年の特許取得時の機構図を彫金で再現。まさに好事家向けの世界限定35本である。

CLASSIQUE TOURBILLON EXTRA-PLAT ANNIVERSAIRE 5365
クラシックトゥールビヨンエクストラフラットアニバーサリー 5365
Ref：5365BR/15/9WU
ケース径：41mm
ケース素材：18Kローズゴールド
防水性：3気圧（30m）
ストラップ：アリゲーター、ローズゴールド製トリプルフォールディングバックル
ムーブメント：自動巻、Cal.581、80時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、33石
仕様：時・分表示、トゥールビヨン上にスモールセコンド、ブルースティールのトゥールビヨンブリッジ、ケースバンドに繊細なフルート装飾、4つのプレートから成るシルバー仕上げの18Kゴールド製ダイヤル、クル・ド・パリとグレンドルジュ模様の手彫りギヨシェ、ブルースティールのブレゲ針、トゥールビヨン上に“Brevet No 157”の刻印、サファイア・ケースバック(透明裏蓋)
限定：世界限定35本、1/35から35/35の刻印入り

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※価格は発表当時の情報になります。最新情報につきましては公式サイトをご確認ください。

4-6時に配された60秒で1回転するトゥールビヨン・キャリッジが自動巻きCal.581の特徴。ブレゲのクラシックコレクションでは異例となるブルースティール製アッパーブリッジや、キャリッジ上部の“Brevet No 157＝特許第157号”など記念モデルにふさわしい仕様。

トゥールビヨンの下部ブリッジには特許番号“157”と取得年の共和歴“第9年メシドール7日”を意味する“Brevet No 157 Du 7 Messidor An IX”が刻印。さらに右側のエングレーブは、初代ブレゲがトゥールビヨン・レギュレーターの特許登録時に用いた水彩による機構図の原画を再現したもの。