2020 New Model ｜ IWC
2020年アイ・ダブリュー・シー新作　ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 42

【編集顧問田中克幸ピックアップ】

　IWCの歴史には時計技術の革新的な発明を担った重要な人物がふたり存在する。ひとりは今回のコレクションに搭載の、自社開発自動巻きムーブメントにも採用されているペラトン式巻き上げ機構の発明者、アルバート・ペラトン（1950年発表）。もうひとりが1980年代にIWCの技術力を時計界に知らしめたパーペチュアルカレンダー「ダ・ヴィンチ」コレクションの開発者、クルト・クラウスだ。今回リニューアルされた「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 42」は、前述のペラトン式巻き上げ機構装備の自社開発ムーブメント、自動巻きCal.82650搭載。特に今回、2,340,000円（税抜）という価格で発表されたここで紹介するステンレススティールモデルは、技術開発の練達者＝IWCの意気込みが感じられる。3時に日付、6時に月とムーンフェイズ、9時に曜日と閏（うるう）年表示(丸い小窓)を配置し、ムーンフェイズ表示は実際の月軌道との誤差が577.5年間でわずか1日という精度。このほか18Kレッドゴールドケース＋シルバーダイアルの通常モデルと、18Kレッドゴールドケース＋ブルーダイアルのブティック限定モデルも用意される。

PORTUGIESER PERPETUAL CALENDAR 42
ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 42
Ref：IW344203
ケース径：42.4mm
ケース厚：13.8mm
ケース素材：ステンレススティール
防水性：3気圧
ストラップ：サントーニ社製ブラックアリゲーター
ムーブメント：自動巻き、Cal.82650、毎時28,800振動、46石、ペラトン式自動巻き機構、秒針停止機能付きスモールセコンド、60時間パワーリザーブ
仕様：シースルーバック
予価：2,340,000円(税抜)
発売予定：2020年4月