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BASELWORLD 2018 LANG & HEYNE New Model2018年 ラング&ハイネ新作 アントン

 独立時計師マルコ・ラング氏が、2001年にミルコ・ハイネ氏と共にドイツ、ドレスデンに創業した時計工房ラング&ハイネ(LANG & HEYNE)。少しの間日本ではご無沙汰となっていたが、昨2017年の初夏には新しい輸入代理店も決まり、我が国での展開が再開されたことは時計愛好家にとって喜ばしいニュースだ。


 これまで10コレクション、7型の自社ムーブメントが揃うまで成長したラング&ハイネだが、2018年の本年、11番目の新作として披露されたのがフライングトゥールビヨン「アントン(ANTON)」である。搭載ムーブメントはこれが8型目となる手巻き式のCal.IX。本作は前作「ゲオルグ」に続くレクタンギュラー型ケース&ムーブメントのモデルとなり、ここでは18K ローズゴールドを紹介する。


 当ブランドでは珍しいレクタンギュラーケースに加え、今回は初となる同型フライングトゥールビヨンの登場。トゥールビヨン・キャリッジは6時位置に設置されているが、これはCal.VIIIを搭載する「ゲオルグ」の6時位置にあるスモールセコンドを、トゥールビヨン・キャリッジに置き換えたもの。つまりCal.IXはCal.VIIIの大幅な改良・発展型ムーブメントである。


LANG & HEYNE(ラング&ハイネ)
  • LANG & HEYNE(ラング&ハイネ)
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ANTON アントン
※クリックすると詳細をご覧になれます

「アントン」をシースルー仕様のケースバックから見ると、「ゲオルグ」では向かって左上に配されている大型テンプは存在せず、代わりに2本のトゥールビヨン・ブリッジが配置されているのが分かる。ちなみに両モデルともケースサイズは縦40mm×横32mm×厚さ9.4mmと同一、一方のムーブメントは縦34mm×横26.5mmと同じだが、厚さだけは「ゲオルグ」の4.8mmに比べ「アントン」は5.5mmと0.7mm厚くなっている。


 ちなみに“アントン”とはザクセン王国のフリードリヒ・アウグスト1世の弟に当り、兄の死去により1827年に王位に即位した第2代国王。「フリードリヒ・アウグスト I.」や「モーリッツ」など、自社製品名に歴代ザクセン国王の名を冠するのはラング&ハイネの流儀だが、これはザクセンの時計伝統を継承する決意の表れであり、この方針は今後も継続されるはずである。



ANTON
アントン
ケースサイズ:縦40.0×横32.0mm
ケース厚:9.4mm
ケース素材:18K ローズゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラウンアリゲーター
ムーブメント:手巻き、Cal.IX、毎時18,000振動、17石、約55時間パワーリザーブ、フライングトゥールビヨン



取材・文:田中克幸 / Report&Text:Katsuyuki Tanaka

※表記は2018年5月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2018年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



LANG & HEYNE(ラング&ハイネ) についてのお問合せは……
株式会社ノーブル スタイリング
〒153-8580 東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京1F
TEL: 03-6277-1604
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INFORMATION

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ドイツ時計株式会社
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