SIHH 2017 H.Moser & Cie. New Model2017年 H.モーザー新作情報
「今後発表する新製品には “SWISS MADE” の表記は一切使用しない」。2017年もオリジナリティ溢れる新作を発表したH.モーザーだが、何よりもこの “宣言” が衝撃的であった。
理由はSWISS MADEと銘打つことのできる時計の基準。2017年1月1日より、スイス国内に支払われる製造コストが60%を満たす時計のみに “SWISS MADE” の表記が許可されることになった。しかし、この基準では真のSWISS MADEと名乗るにふさわしいのか、という懸念を抱いていたのが、すでに当基準の95%以上を達成しているH.モーザー。そこで、この懸念に対するH.モーザー流の表明として発表した新作が「スイス マッドウォッチ(SWISS MAD WATCH)」である。
なんとスイス産チーズを配合した特殊ケースと、スイス産牛革ストラップを使用したモデルで「スイス製を名乗るならここまで徹底しろ」と言いたげな、ユーモアを交えつつも明確な批評精神を込めた新作だ。
次にチタンとニオブの合金であり、常磁性体の新開発素材「PE5000」を採用した新型ヒゲゼンマイ搭載の「ベンチャー・スモールセコンド XL パラマグネティック(VENTURER SMALL SECONDS XL PARAMAGNETIC)」。ヒゲゼンマイを自製する、スイスでも稀有な存在である当ブランドならではの力作だ。
さらにH.モーザー第4の新コレクション「ヘリテージ」より登場したムーンフェイズ「ヘリテージ・ムーン(HERITAGE PERPETUAL MOON)」や、すでにブランドのアイコンとなったフュメ・ダイアルにバーインデックスが設置された「ベンチャー・スモールセコンド ピュリティ(VENTURER SMALL SECONDS PURITY)」など、オリジナリティを追求したモデルも要注目である。
また、入会特典として購入後保証の1年間延長や、新製品や各種イベントの情報提供など、新たに始まる予定のオーナーズ・クラブのサービスも、新作同様、H.モーザー・ファンにとって朗報である。
>>>スイス マッドウォッチ(SWISS MAD WATCH)
取材・文:田中克幸 Report&Text:Katsuyuki Tanaka
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2017年3月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2017年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
>2017年 SIHH(ジュネーブサロン)レポート トップへ戻る
H.モーザーについてのお問合せは…
イースト・ジャパン株式会社
〒110-0005 東京都台東区上野 5-15-6
TEL: 03-3833-9602
H.Moser & Cie.(H.モーザー) のGressive掲載ショップはこちら
MODEL CatalogH.モーザー モデルカタログ
-
エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー(Endeavour Perpetual Calendar Funky Blue)
2016/09/16
-
エンデバー・センターセコンド オートマティック(Endeavour Centre Seconds Automatic)
2018/06/01
-
パイオニア・センターセコンド(Pioneer Centre Seconds)
2018/06/01
-
エンデバー・スモールセコンド(Endeavour Small Seconds)
2016/09/16
INFORMATION
H.モーザー(H.Moser & Cie.)についてのお問合せは・・・
株式会社エグゼス
〒1000013 東京都千代田区霞が関3-2-1霞が関コモンゲート西館32F
TEL: 03-6274-6120
H.モーザー ブランドページを見る