BASEL WORLD2017 CZAPEK New Model2017年 チャペック新作情報
2016年にバーゼル・デビューを果たし、同年10月には日本正規輸入を発表したチャペック(CZAPEK)。その名前は、19世紀、戦乱の旧ボヘミアから避難しジュネーブで活躍した時計職人フランソワ・チャペックに由来する。彼は、これもまた戦乱を回避して当地へ落ち着いたアントニ・パテック(旧名アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック)と、6年契約で共同会社「パテック・チャペック」社を設立。
契約終了後チャペックは独立し、別の道を歩むがその後の記録はほとんど発見されていない。一方のパテックはジャン・アドリアン・フィリップと出会い新会社を設立。時計ファンならお分かりのとおり、この会社がパテック フィリップ社となる。この経緯から、フランソワ・チャペックはパテック フィリップの源流に当たる時計師とも言える。チャペックの記録は、パテック フィリップ・ミュージアムの展示懐中時計や僅かな著書などが残っているぐらいだ。
チャペック復興の立役者、現チェアマンのハリー・グール氏とCEOザビエル・デ・ロックモーレル氏は、現存する1850年頃製造の懐中時計「No.3430」に着目。この腕時計版を復興の象徴とした。
そのモデル「ケ・デ・ベルク(Quai des Bergues)」は原典に忠実に従い、7~8時のスモールセコンドと4~5時のダブルハンド(1本針)による曜日・パワーリザーブ表示等を再現。ケース径は42.5mm、ムーブメントは新設計の手巻きCal.SXH1、ケースもダイアル、針も新造品である。
これが高い評価を得、本年は第2弾として38.5mmケース「ケ・デ・ベルク “エテルニテ” (Quai des Bergues ≪Eternite≫)」を発表。当世の潮流である小径ケースを巧みに取り入れ、これもまた高評判なことは、出展ブースの活況ぶりからも明白だ。
鋭い批評精神を持つ世界の時計通が熱い視線を送るチャペック、これは目が離せない存在である。
>>>プラス・ヴァンドーム トゥールビヨン サスペンド(Place Vendôme Tourbillon suspendu ≪Ici et Ailleurs≫)
取材・文:田中克幸 Report&Text:Katsuyuki Tanaka
写真:堀内僚太郎 Photo:Ryotaro Horiuchi
※表記は2017年6月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2017年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
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MODEL Catalogチャペック モデルカタログ
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ケ・デ・ベルク No.33S(Quai des Bergues No.33S)
2019/06/11
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ケ・デ・ベルク No.25S(Quai des Bergues No.25S)
2019/06/11
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ケ・デ・ベルク No.19S(Quai des Bergues No.19S)
2019/06/11
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ケ・デ・ベルク リコシェ・ギョーシェ シーソルト・グレイ ダイアル(Quai des Bergues Ricochet Guilloche Sea Salt Gray dial)
2019/06/11
INFORMATION
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