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SIHH 2016 H.Moser & Cie. New Model2016年 H.モーザー新作情報

古典からモダンまでフルにカバーする 強固なスピリットと旺盛な開発力
H.モーザー(H.Moser & Cie.)

  2012年にスイス・ジュウ渓谷の名門時計一族メイラン家がオーナーであるMELBホールディングス傘下となったH.モーザー(H.Moser & Cie.)。同社はこれまでバーゼルワールドにおいて、見本市会場内のラマダホテル内の特設ブースで新作発表を行ってきたが、2016年はジュネーブサロンに初めての出展を決めた。

  このサロンの内装は、実に近年のH.モーザーらしい、大胆かつお洒落な雰囲気が満載。往年のムービースターたちの写真を壁面に大きく掲げ、そこにH.モーザーのシンボルカラーである鮮やかなグリーンを差し色としてあしらい、独自の世界を構築したのである。

  このサロンに先駆けて発表され、世界の話題をさらったのが、人気の某社製スマートウォッチを模したケースに、H.モーザー自社開発・製造による高品位な手巻き機械式ムーブメントを搭載した「スイス アルプ ウォッチ(Swiss Alp Watch)」であった。


  この時計はスマートウォッチの単なるパロディではなく、スイスの時計作りの精神を凝縮したもの、とCEOのエドゥアルド・メイラン氏は語る。「これは私たちにとって単なる時計以上のものです。私たちの忍耐力、価値と伝統のために戦うのだという激しい欲求を表し、信じるすべてのものを具現化して いるのです」

  さらに英国のロックスターにして優れたデザイナー、そしてダンディのシンボルともいわれるブライアン・フェリー氏とのパートナーシップによって製作された「エンデバー・スモールセコンド・ブライアン・フェリー(Endeavour Small Seconds Bryan Ferry)」も発表。

  こうしてH.モーザーは、初出展のジュネーブサロンで、古典からモダンまでの旺盛な開発力と同時に、時代を牽引しようという強い意志を示したのである。



取材・文:名畑政治 Report&Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2016年6月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。


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イースト・ジャパン株式会社
〒110-0005 東京都台東区上野 5-15-6
TEL: 03-3833-9602
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