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BASEL WORLD2016 GIRARD-PERREGAUX New Model2016年 ジラール・ペルゴ新作情報

創業225周年を迎え 主力シリーズを強調強化!
ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)

  2016年の今年、ジラール・ペルゴは創立225周年を迎えた。当社の歴史はやや複雑でこれまで複数のファミリーによって運営が引き継がれてきた。その始まりは、時計師ジャン・フランソワ=ポットがジュネーブに専門職人を集結させ、彼自身の名を冠した工房を開く1791年にさかのぼる。

  現代に続く社名は、中興の祖と言えるコンスタン・ジラールとマリー・ペルゴ婚姻後の1856年、両者の姓名を合わせたことで決定する。その後長い時を経て、1992年に当主となった 故ルイジ・マカルーソは、1980年代の機械式時計復権の立役者のひとりであり、1994年から発表された自社ムーブメントの開発や、「ヴィンテージ1945」「1966」等アーカイブモデルの復活、画期的なワールドタイマー「ww.tc」発表、さらに新型エスケープメントの開発など目覚ましい業績を残した。ちなみにこの搭載モデルで2013年発表の「コンスタント・エスケープメント L.M.」の「L.M.」とはルイジ・マカルーソ(Luigi Macaluso)のイニシャルである。


  本年の新作を見て強い印象を受けたのは、自社史の検証と当社の現在を代表するスタンダード・モデルの強化である。

  まず、高性能ハイビート・ムーブメントの発表年にちなむ「1966」に、従来のゴールドモデルに新たにステンレススチール・モデルを追加。その名も「1966 スティール・コレクション(1966 STEEL COLLECTION)」である。次に斬新なオクトゴナル(八角形)デザインのベゼルが注目された、1975年発表の「ロレアート(LAUREATO。伊語で“卒業”の意味)の原点回帰モデル、さらに1960年代のクロノグラフを想起させる「コンペティツィオーネ(COMPETIZIONE。伊語で“競争”の意味)など、主要コレクションの強化が目立つ。

  なお、2013年からSIHHよりバーゼルに復帰したジラール・ペルゴだが、来年の2017年からは再びSIHHに参加するという公式発表がなされている(2016年5月17日付)。



取材・文:田中克幸 / Report & Text:Katsuyuki Tanaka
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi

※表記は2016年8月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



GIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ) についてのお問合せは……
ソーウインド ジャパン株式会社
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-2-1 平河町共和ビル3F
TEL: 03-5211-1791  FAX:03-5211-1799
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