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SIHH2015 RALPH LAUREN New Model2015年 ラルフ ローレン新作情報

ユーザーの心を捉える 的確なデザインと機構
ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)

  私は時計専門誌だけでなく、ファッション誌やライフスタイル誌でも時計企画を担当している。その際に一緒に仕事をする編集者やスタイリストは、ほとんどが時計の専門家ではなく、高級時計に初めて触れる人が多い。しかし彼らの視点はまさにユーザーの視点であるため、参考にすべき意見が多い。

  ここ1年ほどで「ラルフ ローレンの時計がかっこいい」という意見を、あちこちのスタッフから聞かれるようになった。

  優れたファッションデザイナーであり、時計コレクターでもあるラルフ ローレン氏が、リシュモン グループ(カルティエやヴァシュロン・コンスタンタンなどを擁する高級時計グループ)と組んで立ち上げた合弁会社「ラルフローレン ウォッチ&ジュエリー カンパニー(RALPH LAUREN WATCH AND JEWELRY CO.)」は、稀代のデザイナーの美意識とリシュモン傘下のマニュファクチュールが製造するムーブメントが融合した本気の時計会社である。件のスタッフたちに、その事実を伝えると、皆一様に納得するのだった。


  もちろん、メンズ・モデルにも注目すべき製品は少なくない。

  ラルフ ローレンの時計は、時計に明るくない(しかし、物を見る目はある)人々の心を掴むだけの強さがある。しかも、時計の作りや搭載ムーブメントなどディテールを掘り下げていくと、そこにも確かな魅力が見えてくる。硬軟織り交ぜた絶妙なバランスによって、ラルフ ローレン ウォッチは一般ユーザーからは一目惚れされ、時計愛好家からは蘊蓄を楽しまれるという、珍しい立ち位置を獲得したのである。

  2015年の新作モデルは、ラルフ ローレン氏が、時計と同じくらい愛しているヴィンテージカーをテーマとした「スポーティング オートモーティブ」をメインに据え、モダンなスケルトンウォッチや価格競争力に優れたクロノメーターモデルをリリース。さらにはラルフ ローレン氏のライフスタイルを投影させた「RL67 サファリ」も充実し、ますます時計ブランドとしての存在感を高めているようだ。



取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:奥田高文 / Photos:Takafumi Okuda

※表記は2015年8月現在のものになります。



RALPH LAUREN(ラルフ ローレン) についてのお問合せは……
ラルフ ローレン 表参道
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-25-15
TEL: 03-6438-5800
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