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SIHH2015 Audemars Piguet New Model2015年 オーデマ ピゲ新作情報

主軸となるロイヤル オークが、 更なる進化を遂げる
オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)

  このところのオーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)の快進撃は、ひとえに「ロイヤル オーク」の存在が大きい。1972年に登場した「ロイヤル オーク」は、時計業界で初めてラグジュアリーなスポーツウォッチというコンセプトを掲げた。

  標準素材だったステンレススティールをケース素材としつつ、美しいデザインと細部への作り込みによってラグジュアリーウォッチとしての価値を作ったのだ。

  ロイヤル オークが作ったジャンルは、今日では多くのフォロアーが存在し、男性ファッション誌を中心に“ラグスポ”と称されるほどの一大勢力となっている。それゆえ今年も「ロイヤル オーク」が、新作中心となる。

  時計取材陣の中で最も話題となったのは、特別ブースにてプレゼンテーションを行った「ロイヤル オーク コンセプト RD#1」。開発理由は、“理想的な音色”を持つミニッツリピーターの追求であった。


  時刻をゴングの音色で知らせるミニッツリピーターは、懐中時計時代に生まれた機構だ。懐中時計はムーブメントもケースも大きいので、ハンマーもゴングも大きくできるし、反響させるためのスペースも十分に確保できた。

  しかし腕時計の時代になると、パーツのサイズは小さくなりスペースも減少。しかもある程度の防水性が必要になるので、必然的に音が小さくなってしまう。それでは魅力は半減だ。

  そこでローザンヌ工科大学と協力して、過去のアーカイブの音質を解析。理想的な特徴は、「懐中時計の音量」「1924年モデルの音色」「1993年モデルの防塵・防水などの機能性」であることを導き出した。

  つまり「ロイヤル オーク コンセプト RD#1」とは、理論的に導き出された理想のミニッツリピーターと言う事。少々ざわついた場所でも十分に美しい音を聞きとれる上に、防水性能は20mを確保。音量も腕に着けた状態の時が最も大きくなるように設計されている。

  価格は未定だが、相当高額になるだろう。しかしここには、オーデマ ピゲの実力が存分に詰まっている。



取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:奥田高文 / Photos:Takafumi Okuda

※表記は2015年4月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2015年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



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オーデマ ピゲ ジャパン株式会社                 
〒104-0061 東京都中央区銀座 6-5-13
TEL: 03-6830-0000
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