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GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE 2021 「ジュネーブ・ウォッチメイキング・ブランプリ 2021」21年目のターニング・ポイントを迎えて顕在化したその功績と課題

壇上に並ぶGPHG 2021の受賞者たち。“常連さん”が目立つところが特徴であり、ここに若干の課題が見える。主な人物を紹介すると、まず前列中央からブルガリ CEO ジャン-クリストフ・ババン氏(グレイスーツの人物)、ドゥ ベトゥーン CEO ピエール・ジャック氏(ババン氏の右隣)、ショパール 共同社長 カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏(ジャック氏の右隣)、ゼニス CEO ジュリアン・トルナーレ氏(一番左)。次に後列に移ると、グランドセイコー ヨーロッパ プレジデント Frédéric Bondoux氏(一番左)、チューダー CEO Eric Pirson氏(Bondoux氏の右隣)、MB&F マキシミリアン・ブッサ氏(左から5人目)、ルイ・ヴィトン 時計マーケティング&製品開発ディレクター Jean Arnault氏(ブッサ氏の右隣)、そして後列一番右にオーデマ ピゲ CEO フランソワ-アンリ・ベナミアス氏と、彼から少し離れた左にはピアジェのCEO Benjamin Comar氏とヴァン クリーフ&アーペルのディレクター Eric de Rocquigny氏が並ぶ。今回初登場となった人物はCIGAデザイン代表のLititia Zhang Berruex女史(前列ババン氏の左隣)、ドバイ・ウォッチウィークのジェネラルディレクター、Hind Seddiqi女史(Berruex女史の左隣)。また前列ショイフレ氏の右隣に立つクリスティアン・ファン・デル・クラウのオーナー兼クリエイティブディレクター、Daniël とMaria Reintjes両氏も初受賞。さらに後列のベルンハルト・レーデラー氏(Jean Arnault氏の右隣)も受賞は当然の重鎮だ。そして後列ブッサ氏の左隣に立つふたりの人物は、こちらも今回初受賞のFurlan Marriの共同設立者、Andrea Furlan氏(左)とHamad Al Marri氏(右)である。

GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE 2021
「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2021」
21年目のターニング・ポイントを迎えて顕在化した
その功績と課題

2021年11月4日、ジュネーブ市のテアトル デュ レマン(Theatre du Leman)劇場にて開催された第21回「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE=以下GPHG)」。2001年の初回から数えて2010年の第10回、2020年の第20回を各々区切りとするといよいよ第3章に入ったGPHGだが、今回も含めた21年間の記録を分析するとその功績と課題が見えてきた。今回はスイスの事情通のコメントを交えて構成した「GPHG、その20年間の功績と課題」をお届けしたい。

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