BELL & ROSS2本目、3本目と思わず手を伸ばしたくなる“ベル&ロス・デザイン”のレシピ
陸、海、空、そして都市にも領域を広げた
ベル&ロスの新鋭「BR05」
2019年のバーゼルワールドで、ベル&ロスはコレクションを“AIR(空)”“LAND(陸)”“SEA(海)”の3つにカテゴライズした。AIRは航空計器に着想を得た「BR」、LANDはルノーF1チームとのコラボレートシリーズ「R.S.19」、SEAにはダイバーズウォッチ「BR DIVER」がそれぞれ割り振られたが、2019年9月、このカテゴリーに新たに“URBAN(都市)”が加わった。そして、ここにラインナップされたのが、ニューコレクションの「BR05」である。
注目はやはり、そのルックスだ。ベル&ロスのアイコンでもあるラウンドとスクエアを組み合わせたデザインは「BR05」でも踏襲。でありながら、スクエアケース四隅のアールを従来のBRよりも緩やかにし、ダイアルとスクエアケースのサイズバランスも変更。さらにケースにはサテン仕上げとポリッシュ面を組み合わせたステンレススチールを採用し、ケースとブレスレットを一体化させたことで、ぐっと洗練された印象を放つ、まさに“都会的なインストゥルメント”に仕上がった。
また「BR05」は装着感の高さも特筆である。クォーツ・ムーブメントを搭載した「BRS」よりもわずかに1mm大きい40mmのケース径は、男性の腕にほどよく収まるサイズ。加えて、ケースとブレスレットとの接続部分が滑らかなカーブを描くため、手首に吸い付くような、実に心地よいフィット感を生み出しているのだ。
「ケースとブレスレットの一体化は我々のビジュアル・アイデンティティに一致するだけでなく、時計自体に新たな側面をもたらします。最初のリンクはケースの一部を形成しています。この種のデザインは1970年代まで遡ることができますが、ひとたびベル&ロスの手にかかれば、印象的で現代的な幾何学的図形に命が吹き込まれるのです」
ベラミッシュ氏がこう説明するとおり、たしかにケースとブレスレットとの一体化は珍しい手法ではない。しかし、ベル&ロスはこの手法を自らのデザインコードに巧みに取り入れ、新たなルックスと快適な装着感を兼ね備えた時計を生み出した。“らしさ”全開なのに、なんとも新鮮。魅力的なコレクションがまたひとつ、ベル&ロスに加わった。
取材・文:竹石祐三 / Report&Text:Yuzo Takeishi
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
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