メインコンテンツに移動
  1. HOME
  2. 編集コンテンツ一覧
  3. 時計、筆記具、革製品… すべての製品に継承される 伝統のクラフトマンシップ
MENU
  • Instagram
  • Twitter
  • Facebook
  • Mail
  • YouTube
  • LINE

Watch Person Interview vol.45  時計、筆記具、革製品… すべての製品に継承される 伝統のクラフトマンシップ

時計、筆記具、革製品… すべての製品に継承される 伝統のクラフトマンシップ

  現在、モンブランはスイス・ジュラ地方の二か所で時計の製造を行っている。それがル・ロックルとヴィルレだ。


「ル・ロックルとヴィルレは、それぞれが補完する関係にあり、その役割は大きく異なります。ル・ロックルは近代的な工房で、ここでは主に組み立てを行っています。一方、ヴィルレではムーブメントの開発やコンプリケーションの製造を行い、非常に伝統的な方法でグランドコンプリケーションを作っています。

  ヴィルレには46人の時計師が在籍していますが、年間に1人が作れるのがワンピースだけということもあり、工房全体で年間に35~40個ほどのモデルを製造しています」


  もちろん、モンブランには時計だけでなく、筆記具や革製品などもある。そして、筆記具はドイツのハンブルク、革製品はイタリアというように、担当する工房も各国にわたっている。


「我々は物作りの精神をドイツ、スイス、イタリアで継承していますが、それぞれの気質が異なるように、その精神もまた異なります。

  たとえばイタリアで作られる革製品は、非常にクリエイティブ(創造的)で、その作業がとてもスピーディです。時計はもちろん、スイスですが、彼らは時間をかけて完全さを求めます。筆記具についてはドイツであり、そこでは先端技術を駆使し、チームには優秀な人が集まっています」


  実は今回、ランベールさん来日のひとつの目的は、陸前高田市で、あの「奇跡の一本松」を素材に作られた特製万年筆を贈呈することにあった。


「奇跡の一本松」とは、2011年3月11日の東日本大震災による津波によって、そのほとんどが流されてしまった陸前高田市の松の中で、唯一、残った松のこと。高さ約27.5m、幹の直径90cm、樹齢約170年といわれるこの松は、潮の影響により残念ながら枯れてしまったが、復興のシンボルとしてモニュメント化された。


  モンブランではこの奇跡の一本松の本物の枝を使い「マイスターシュテュック奇跡の一本松」限定版を製作。その113点分の小売価格の20%を寄付すると共に、シリアルナンバー1番を陸前高田市に贈呈した。


「我々モンブランは、遠く離れたヨーロッパにいても、この『マイスターシュテュック 奇跡の一本松』の誕生を通して、いつも心は日本の皆様の近くにいることを、どうか思い出していただきたいと願っています」


取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎 / Photo:Ryotaro Horiuchi


MONTBLANC(モンブラン) についてのお問合せは……
モンブラン コンタクトセンター
TEL: 0120-39-4810
>>モンブラン(MONTBLANC) 公式サイトはこちら
>>モンブラン(MONTBLANC) のGressive掲載ショップはこちら
※上記商品を取り扱っていない店舗もございます。

NEW RELEASE

新着情報をもっと見る