AUDEMARS PIGUETいよいよ本格始動した日本最大規模のオンリーブティック。東海地区の新たな拠点となる『オーデマ ピゲ ブティック 名古屋』

　スイス屈指の高級ウォッチメーカーであるオーデマ ピゲ。日本国内には東京銀座と大阪心斎橋にブティックが存在しているが、2020年1月30日、その3店舗目として『オーデマ ピゲ ブティック 名古屋』がオープンした。

　だがその後、新型コロナウイルスの影響で一時的な休業を余儀なくされたが、去る5月15日、営業を再開。ついにグランドオープンを迎えたのである。

　その新しい名古屋のブティックは、名古屋においてもっともプレステージ性が高いと評判の中区栄3丁目にある。中2階を含む4つの空間で構成され、総面積は184.64平方メートル。これは我が国のオーデマ ピゲのブティック中、最大であり、このブティックにかけるオーデマ ピゲの意気込みのほどがうかがえる。

　名古屋栄の目貫通りに面しつつ、一歩奥まった位置のエントランスを入り、まず目を捉えるのはカウンター背後の大きなスクリーン。ここではオーデマ ピゲを育んだスイス・ジュウ渓谷の風景が映し出され、同社のインスピレーションの源が豊かな大自然にあることを教えてくれる。

　事実、名古屋ブティックのオープンに際し、オーデマ ピゲCEOフランソワ-アンリ・ベナミアス氏はこんなメッセージを送っている。

「『オーデマ ピゲ ブティック 名古屋』のインテリアには銀座、大阪と同様にオーデマ ピゲの故郷であるスイスのジュウ渓谷をイメージさせる、温かみあふれる木材や石材をふんだんに使っています」

　　彼の言葉通り、店内の調度品は木や石が贅沢に用いられ心落ち着く空間演出が施されている。

　奥に進むと中二階への階段があり、上ると“マニュファクチュール”と名付けられた豊かな空間が広がる。ここにはオーデマ ピゲを代表するコレクションの『ロイヤル オーク』をはじめ、話題の新コレクション『CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ』などを展示。左の壁面には『CODE 11.59』のイメージパネルが飾られ、その巧みな造形美をアピールする。

　中二階の“マニュファクチュール”から、さらに階段を上るとメインストリートに面した大きな開口部を持つ開放的な”ラウンジ”があり、右手にはバーカウンターがしつらえられている。

　この寛ぎの空間では、音楽やアートと共にエスプレッソやシャンパンなどを楽しみながら、時計談義に花を咲かせることができるだろう。また、”ラウンジ”の大型モニターにはオーデマ ピゲによる環境保護活動やアンバサダーの活躍などが映し出され、最新の情報を入手することも可能だ。

　この魅力的な『オーデマ ピゲ ブティック 名古屋』を統括するのは、ブティックマネジャーの呉宗憲さん。

「本格オープンから、まだ日が浅いのですが、名古屋ならではと実感したのは、ご夫婦やご家族づれの方が銀座などと比べて圧倒的に多いことですね。しかも年齢層が比較的若く、20～30歳代の方も多くお見えいただいています。

　ご購入されるモデルは、やはり『ロイヤル オーク』が圧倒的。ただ、興味深いのは男性でもレディスの33mm径や男女兼用の37mm径のモデルを購入される方がいらっしゃったことです。これは銀座ではなかったことですね」

　確かに最近は各社から小振りなサイズの新作が登場している。その意味では名古屋の時計愛好家はトレンドに敏感な方が多いのかもしれない。

「現在、オーデマ ピゲを扱っているのは東海地方で、このブティックだけですから、私達も期待を高めています。現在、特にブティックのオープン記念モデルなどはありませんが、世界中のオーデマ ピゲ ブティック限定のモデルや、先ごろ発表された『ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン』など、日本国内のブティックでしか、ご覧頂けないモデルも多数ご用意しておりますので、ぜひ、足をお運びいただければと思います。

　また、名古屋はクルマ文化が発達した土地柄ですので、我々も日常的にクルマでお出かけの方のため、新たなイベントなどアクションを起こしていきたいと考えています」

　流行に敏感で時計好きが多いことで知られる東海地方の新たな拠点となった『オーデマ ピゲ ブティック 名古屋』。このブティックのこれからが実に楽しみである。