OOMIYA KAGOSHIMA 新たなライフスタイルを提案する 天文館エリアの新店舗
鹿児島県最大の繁華街といえば天文館通り。この人気エリアに去る2015年11月19日、「oomiya 鹿児島店」がオープンした。
このグランドオープンに先立って、11月18日、プレス向けの内覧会が開催された。実は私にとって鹿児島は初めて足を踏み入れる場所。桜島を擁する気候風土やその土地柄に以前から興味があっただけに、この内覧会はまさに千載一遇のチャンスである。
そもそも“天文館”という名称は、江戸後期に欧州の文明を積極的に取り入れた薩摩藩の第8代藩主である島津重豪公が、安永8年(1779年)に設立した「明時館」に由来する。
この「明時館」は別名「天文館」と呼ばれ、暦学や天文学の研究を行なうための施設。これにちなんで、やがてこのエリアが「天文館通り」と呼ばれるようになり、南九州随一の繁華街として栄えるようになったという。
その鹿児島天文館エリアに新たにオープンした「oomiya 鹿児島店」は、名称からわかるように、和歌山の時計の名店「oomiya」にとって、運営を担当する大阪心斎橋の「ブライトリング・ブティック 大阪」も含め、六番目のショップである。
これを聞くと、「和歌山の時計店が、なぜ鹿児島に支店を?」という疑問が湧く。そこで素直に「oomiya」の出水孝典専務に尋ねたところ、「実は義父(奥様の父上)の実家が鹿児島で、そこを訪ねて毎年、鹿児島に来ていたんですよ。そんなところからご縁があって店舗物件を紹介していただき、今回のオープンに繋がったんです」とのこと。
確かに鹿児島天文館エリアは、南九州随一の繁華街と言われるだけあって、いつも人でにぎわっている。また最近では若者向けの洒落たブティックやカフェ、レストラン等も増えつつあるというし、ある事情通に聞いたところ、鹿児島の人はお洒落で服飾品や装身具も一流品を好む傾向があるという。
おそらく出水専務は、そんな鹿児島の雰囲気を敏感に感じ取り、それが今回の出店に繋がったのではないだろうか?
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女性に人気のハイ・ブランドのウォッチは1階にコーナーが設けられている。左が「シャネル」、右が「ブルガリ」。
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充実したラインナップを誇る1階奥の「タグ・ホイヤー」のコーナー。大型のディスプレイにはタグ・ホイヤーのイメージ・ビデオが常に映し出され、その世界観をアピール。
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
oomiya 鹿児島店 についてのお問合せは・・・
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鹿児島県鹿児島市金生町2-11
TEL 099-219-9255
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