BREITLING DAY IN OOMIYA 　まさにブライトリングだらけ！ 熱気をはらんだレアな二日間

「もしかすると日本の時計店の未来？」と私個人が考えているのが、和歌山県にあるoomiya和歌山本店である。まず驚くのは圧倒的な広さ。売り場面積はもちろん。専用駐車場が用意され、心ゆくまで時計の品定めができるのも、大きなメリットだ。

　 そんなoomiya和歌山本店で毎年開催されるイベントに「ブライトリング・デイ」がある。これはブライトリングのオーナーで構成される「クラブ・ブライトリング」のメンバー向けに開催される「メンバーズサロン」に準ずるイベントで、その熱気と雰囲気を特約店であるoomiya和歌山本店で再現しようという、実に意欲的な試み。

　 まず驚きは、会場（つまり店舗）に入る前から始まる。入り口がブライトリング一色！　富士山上空を飛行するジェットチームの大パネルや最新モデルのパネルが掲げられ、入り口のアーチは、なんとクロノマットのベゼル！　これがまさにブライトリングの世界へのエントランスである。

　 中も凄い。ブライトリングの現行モデルと最新モデルが大集結。フルラインナップで展示されており、これだけの数のブライトリングを一度に見られるチャンスは滅多にない。

　 これらの中には、2015年の新作と限定モデルはもちろん、通常は店頭に並ばない貴重モデルや限定モデルに加えて、発売前のサンプル・モデルの展示などもあるというから、ブライトリング・ファンには見逃せないだろう。

　 さらに20日には、日本人唯一のレッドブル・エアレースパイロットである室屋義秀さんが来場し、特別トークショーを開催。残念ながら私が訪ねたのは翌日の21日だったので、そのショーを拝見することはできなかったが、熱心なファンが詰めかけ、熱気いっぱいの楽しいトークを繰り広げたということだ。

　 そして2日間にわたって、ブライトリングの技術トレーナーである林繁氏が時計師の児島茂夫氏と共に、新製品の技術解説を展開。普段のお店ではまず聞くことのできない新作メカニズムの深部について、興味深い話を伺うことができた。

　 また、このイベント期間中の購入者には、oomiyaスペシャル・プレミアムクレジットが利用でき、購入特典としてさまざまなノベルティ・グッズがプレゼントされた。

　 これらのノベルティは、お金を出しても買えないものなので、まさにこのイベントが千載一遇のチャンスである。

　 年に一度しか開催されない、この「ブライトリング・デイ」。2015年は2日間で700人 もの人が集まったというが、確かにそれだけの人気が理解できる、実に価値あるイベントだった。

「ブライトリング・フォー・ベントレー」のコーナー。これだけズラリとそろった「B for B」を見られるのも「ブライトリング・デイ」だけだろう。

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  6月20日の「ブライトリング・デイ」初日には、日本人唯一のレッドブル・エアレースのパイロットである室屋義秀さんが来場し、トークショーが開かれた。もちろん、室屋さんの腕にはブライトリングの「クロノマット ブラックカーボン」が渋く光っていた。