Watch Journey Vol.01 in Kobe 神戸に行ったら必ず寄りたいとっておきショップ
<石田洋服店>
私が石田洋服店を訪ねたのは約10年前。てっきりポートアイランドだと思いこんで訪ねたが、まったく見あたらず(当たり前)、電話で問い合わせたところ、お隣の六甲アイランドだとわかって赤面したことを覚えている。
その時、お店で発見したヴィンテージなツイードに惚れ込みジャケットをオーダー。以来、神戸を訪ねた際に時間があれば訪問し、店主の石田原さんと洋服談義に花を咲かせる。
石田原さんは趣味の幅も広く、オーダーメイドの新しい分野の開拓にも熱心。紋章学を学んでオリジナルのエンブレムを製作したり、コートやジャケットの新作を随時、発表。最近では創業百周年を記念してハウス・タータンを製作。世界中のタータンチェックの管理を行うスコットランドの政府機関「The Scottish Resister of Tartans」(スコットランドタータン登記所)に正式登録され、生地見本が永久保存されるというから凄い!
服好きなら絶対に訪ねたい、神戸のオススメショップである。
店主の松本佳樹さんは19歳から革職人として修行を開始。21歳で独立し、37歳で神戸六甲アイランドに工房併設の革製品専門店「ル・ボナー」を開業した。現在は同じく革職人である奥様と共に個性豊かな革製品の開発・製作に取り組んでいる。
カラフルで実用性も高いル・ボナーのレディス・バッグ。あの超高級メゾンと同じ革を使っているが、その価格はリーズナブル。大切な人へのプレゼントにも最適だ。
<ル・ボナー>
石田洋服店と同じ六甲アイランドにある鞄工房「ル・ボナー」を訪ねたのも、やはり10年近く前。ある雑誌の取材で訪問し、店主の松本さんと何となくウマがあったのが通い始めたきっかけだ。
以来、革モノ関係では何かとお世話になっており、鞄や小物など、身の回りの革アイテムの多くが、気がつけばル・ボナー製である。
このショップの特徴は、発色が美しく耐久性に優れるドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフや、伝統的なタンニン鞣しのイタリアン・レザーなどを用いた革製品の数々。デザインも素敵で実用性にも優れている。
またカメラや時計、自転車など、本業以外の趣味でも情報を発信する松本さんのファンも多いという、不思議な魅力を持つ希有な鞄工房である。
新作準備中の革製デイパックを説明する店主の松本さん。このデイパックは松本さんが青春時代へのオマージュとして製作。発売も間近?(価格未定)。ちなみに原型となったシェラデザインズとアルパイン・デザインのヴィンテージ・パックは私が貸し出しました(手前味噌で失礼!)。
取材・文:名畑政治 / Report & Text:Masaharu Nabata
写真:嶋田敦之、堀内僚太郎 / Photos:Shimada Atsuyuki、Ryotaro Horiuchi
カミネについてのお問合せは・・・
〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町3-1-22(トアロード本店)
TEL:078-321-0039 FAX:078-325-5277
営業時間:10:30 - 19:30
定休日:不定休
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