MONTBLANC | モンブラン 2023新作 ディストレスト スティール仕上げの限定モデル、モンブラン「モンブラン 1858アンヴェイルドシークレットミネルバモノプッシャークロノグラフリミテッドエディション 88」

　2023年の新作としてモンブランより、ディストレスト（アンティック調）スティール仕上げの限定モデル「モンブラン 1858アンヴェイルドシークレットミネルバ モノプッシャー クロノグラフ リミテッドエディション 88」が登場します。

　モンブランは2022年にライムゴールド(限定18本)とステンレススティール(限定58本)の2つの「モンブラン 1858アンヴェイルドシークレットミネルバモノプッシャークロノグラフ」を発表しています。今回、よりモダンな外観のディストレストスティールの新しいリミテッドエディションを発表します。

「モンブラン 1858 アンヴェイルドシークレットミネルバモノプッシャークロノグラフリミテッドエディション 88」は43mmのステンレススティール製ケースにブラックコーティングを施すことで、このディストレスト（アンティック調）スティール仕上げを実現しています。次に素材を手作業で洗浄し、モンブラン産の珪岩と、ラ・コンブ・グレードと呼ばれるヴィルレマニュファクチュール工房の向かいにある「V」字型の山から採取した石灰岩でブラッシングし、山と渓谷の要素を結び付けています。この興味深い処理により、各時計に独自の独特の緑青と外観が与えられます。この新しいバージョンには、1927年にさかのぼるミネルバの最初のフルーテッドベゼルにインスパイアされたホワイトゴールドのフルーテッドベゼルが付属し、モデルに新たなレベルの凝巧を加えています。ブラックのヌバックアリゲーターストラップにはダメージ加工を施したスティール製のトリプルフォールディングクラスプが付いており、ケースバックには歴史的なミネルバマニュファクチュールの刻印が施されています。

モノプッシャークロノグラフの動きを時計を着用したままで観賞

　 「モンブラン 1858アンヴェイルドシークレット ミネルバ モノプッシャークロノグラフ リミテッドエディション」は、歴史的な手巻きミネルバ MB M16.29ムーブメントを搭載し、細心の注意を払って手作業で仕上げられています。この魅惑的なムーブメントは、時計の文字盤側のすべての機械的動作を表示するために裏返されています。一見、スケルトン化されたムーブメントと思われるかもしれませんが、よく見ると、この歴史的なクロノグラフムーブメントが時計の文字盤側に完全に表示されていることがわかります。これは、ミネルバの165年の歴史の中で、文字盤にムーブメントを搭載した最初の時計の 1つであり、時計を裏返さずにムーブメントを鑑賞したい時計愛好家の憧れの的となっています。ムーブメントを裏返すのは簡単そうですが、針の向きも逆にする必要があるため、技術的な偉業と言えます。 MBM16.29キャリバーは、モンブランのクロノグラフのアーカイブの中で、これを達成できる唯一のムーブメントの1つです。文字盤の針の方向を逆にするには、21個の部品を追加する必要があり、これは美的機能だけでなく、真に技術的な機能でもあります。面白いことに、メゾンはこの変更を表すためにリファレンスナンバーの最後の桁を上下逆にして、MB M16.29を MB M16.26に変更しました。

ムーブメントがダイヤルになるとき

　 サファイアクリスタルを通してムーブメントの奥深を眺めると、研磨されたジャーマンシルバーのムーブメントの精巧な仕上げと、ケースの色調に合わせてアンスラサイトルテニウムでコーティングされたブリッジとプレートの美しさをすぐに見て取ることが出来ます。また、さらに鋭敏な目で見れば、メゾン独自のカタツムリのディアマンタージュ・コキーユのモチーフと、コンポーネントの内角を含む徹底的な研磨、それ自体が偉業であることがわかります。

特徴的なミネルバムーブメントのデザイン

　モンブランのすべての複雑なムーブメントに合わせて、特徴的なミネルバアローとメゾンを表す「 V」字型のブリッジも観ることが出来ます。ミネルバアローはローマの女神ミネルバへのオマージュであり、彼女は常に矢の付いた杖を手に描かれています。珍しい「V」字型のブリッジは、ヴィルレの時計職人の窓から見た山々の景色から来ています。それは 1858年の工房設立以来変わらないものです。