GRAHAM新たなノーズアート・コレクションが示すグラハムのロック・スピリット

　大型のトリガーを備えた存在感のあるケースに描かれるピンナップガール──グラハムらしいユニークさと徹底したクリエイションによって製作される「クロノファイター ヴィンテージ ノーズアート」、その2018年のテーマは「1950年代のロックンロール」だ。

　誰もが知るとおり、ロックンロールは1950年代に誕生しアメリカで一大ブームを巻き起こしたポピュラーミュージック。当時の保守的な大人たちから批判を浴びつつも、先鋭的で刺激を求める若者たちの支持を獲得していったそのスタイルは“本気の遊び心”を掲げ、常にチャレンジし続けるグラハムのアイデンティティにも通じるものがあり、ゆえに、新しいノーズアート・コレクションのテーマにロックンロールを選んだことは必然だったともいえよう。

　この最新コレクションで私たちの前に姿を現すのは、リンダ、クロエ、ベル、ルシアと名付けられた4人のマスコットガールたち。スカートを振り乱しながら歌ったり、レコードを手に微笑んでいたり、ベースを抱えながら色っぽい眼差しでこちらを見つめていたりと、その姿はいずれもキュートでセクシーだ。

　もちろん、その製造工程は2017年モデルと同様。4人のセクシーな姿態は、直径わずか35mmのダイアルに一点一点ハンドペイントで描かれており、グラハムの遊び心のみならず、ブランドが有する技術力の高さも伝わってくる。

　新しい「クロノファイター ヴィンテージ ノーズアート」は、自分好みのマスコットガールはどのコか……なんてニンマリと考えながら選べる唯一無二のコレクションであるとともに、グラハムのロックなスピリットを感じさせてくれるタイムピースである。