de GRISOGONO ドゥ・グリソゴノを知るための5つのキーワード
[4]JEWELRY
女性を美しく彩る表現者
ジュエリーの世界は、時計以上に伝統が強い。宝飾文化は世界中で発展しており、社会環境やテクノロジーの発展とも大きく関係がある。例えば照明が発達していなかった時代は、ルビーやサファイアなど色のついた宝石が好まれた。しかしガス灯や電灯が発達してからは、むしろ煌めきを重視し、ダイヤモンドが好まれるようになった。では現代のジュエリーは何を求めているのか?
その答えが「ドゥ・グリソゴノ」である。彼らのジュエリーは時計同様に、華やかで遊び心に満ちている。形や色の異なる宝石を巧みに組み合わせたり、体の動きに合わせて華やかな光を作ったりと、とにかく新しい提案をしているため、ジュエリー業界でも目の離せないブランドとなっている。
3,222,720円(税込)
[5]CELEBRITY
口コミ効果で広がる人気
歴史と文化の蓄積を考えれば、宝飾業界の中心地がパリになるのはしょうがない。ハイジュエラーの顧客リストは、各国の王侯貴族で埋め尽くされていることだろう。しかし実際に消費を牽引するのは、女優やモデル、ミュージシャンといった“セレブ”達。彼女たちが身につけた姿がパパラッチされることで口コミ効果を作り、SNSのタイムラインを埋め尽くすのだ。「ドゥ・グリソゴノ」はそんな時代にマッチしている。どのジュエリーも個性に溢れており、チラリと映っているだけですぐにわかるからだ。
その効果を知っているのか、ドゥ・グリソゴノでは、セレブを集めたド派手なパーティに仕掛けている。喧騒こそが、ジュエリーを引き立てるためのスパイスなのだ。女優ナタリー・ポートマンも愛用者
ドゥ・グリソゴノは“普通ではない”時計ブランドである。
それゆえブランドの全貌を知るためには、
様々な角度から俯瞰してみる必要がある。
そこで今回は、5つのキーワードを抽出することで、
この特別なラグジュアリーブランドの全貌に迫りたい。
[1]FAMILY
家族で生み出す物語
ドゥ・グリソゴノの創業者であるファワズ・グルオジ(写真左)は、かつてブルガリやハリー・ウィンストンに在籍しており、そこで宝飾ビジネスのイロハを学んだ。彼は1993年に『ドゥ・グリソゴノ』という宝飾ブランドを立ち上げるが、さらにビジネスをバックアップするのは、彼の妻であったキャロライン・ショイフレ(ショパール共同社長)。さらに最愛の娘アレグラ(写真右)の名を冠したジュエリーコレクションを作るだけでなく、彼女を起用したプロモーションムービーまで製作している。今年はさらに末娘へ贈ったシリーズLOVIVI(ロビビ)という名のウォッチコレクションが発表された。このシリーズ名は末娘ヴィオレッタのニックネームVIVIに、LOVEをプラスした造語である。つまりドゥ・グリソゴノのアイテムは、家族愛の結晶であるということ。全てのデザインには、無辜の愛が詰まっているのだ。
[2]BLACK DIAMOND
隠れた価値を見出した
宝石の王様であるダイヤモンドの等級は4C、すなわちCaret(重さ)、Cut(輝き)、Color(色)、Clarity(透明度)という4つの基準で決まる。中でも色と透明度は、品質に直結する基準ゆえに重視される。
無色透明であることが極上であるなら、真っ黒なダイヤモンドに宝飾品としての価値などある訳がない……。それが宝飾界の常識だった。しかしその精悍な美しさに魅了されたのが、ファワズ・グルオジだった。彼はだれも見向きもしなかったブラックダイヤモンドを使って、様々なジュエリーや時計を制作した。新興勢力だからこそ、あえて伝統に逆らったのだ。しかしそのクールな雰囲気があっという間に世界を席巻し、「ドゥ・グリソゴノ」の名前が世界中に広がることになる。
クレイジー・スカル/94,784,040円(税込)
[3]HIGH COMPLICATION
機械式時計の常識を超える
>>ドゥ・グリソゴノのフラッグシップ 「INSTRUMENT UNO」徹底解剖
構成・文:篠田哲生 / Composition&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
de GRISOGONO(ドゥ グリソゴノ) についてのお問合せは……
株式会社ムラキ
〒103-0027 東京都中央区日本橋 3-9-10
TEL: 03-3273-0321
TEL: 03-5251-8201
>>de GRISOGONO(ドゥ グリソゴノ)公式サイトはこちら
>>de GRISOGONO(ドゥ グリソゴノ)のGressive掲載ショップはこちら