BASELWORLD 2018 CZAPEK New Model2018年 チャペック新作 フォーブル・ド・クラコヴィ 《ウールブルー》
新作「フォーブル・ド・クラコヴィ」3モデルの中で、ブルーダイアルを備えるのが「フォーブル・ド・クラコヴィ 《ウールブルー》(Faubourg de Cracovie 《L’Heure Bleue》)」。
“ウールブルー(L’Heure Bleue)”とは“青い時”を意味し、曙(あけぼの)や黄昏(たそがれ)時の空をイメージするもの。ダイアルに施されるハンドメイド・ギョーシェは、かつて初代チャペックが19世紀に懐中時計で用いた“リコシェ(Ricochet)”と呼ばれる手法。3時と9時のインダイアルからそれぞれ波紋が広がり、それらが交差しつつ無限の世界を想像させるという独特のパターンである。
これらのインダイアルは、左右を結ぶ中心線よりほんのわずか高めの位置に設置されているのが特徴。時計ガラスはアンティークに見られるボンベイ型を採用し、これも19世紀に生きたチャペックへのオマージュと思われる。なお、プッシュボタンはリューズガードの延長上に配置されているので、一見するとクロノグラフとは分からないようなデザインにまとめられている。
製品名の“フォーブル・ド・クラコヴィ”とはジュネーブ、パリに続き、チャペックが1850年にポーランドのワルシャワに開いた3番目の店舗の所在地名に由来する。世界限定18本。
Faubourg de Cracovie 《L’Heure Bleue》
フォーブル・ド・クラコヴィ 《ウールブルー》
ケース径:41.5mm
ケース厚:11.5mm
ケース素材:SS
防水性:50m
ストラップ:ブラックアリゲーター
ムーブメント:自動巻き、Cal.SXH3(ヴォーシェ マニュファクチュール フルリエ社とのビスポークムーブメント・ベース)、毎時36,000振動、部品数315個、約65時間パワーリザーブ、クロノグラフ、COSC認定クロノメーター
仕様:ブルーハンドメイド・ギョーシェダイアル
限定:世界限定18本
予価:3,900,000円(税抜)
発売予定:2018年10月
>ケ・デ・ベルク “リコシェ” ギョーシェ・ダイアル ブラック・プリンス(Quai des Bergues 《Ricochet》 guilloché dial Black Prince)
取材・文:田中克幸 / Report&Text:Katsuyuki Tanaka
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2018年6月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2018年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
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