SIHH2015 VACHERON CONSTANTIN New Model2015年 ヴァシュロン・コンスタンタン新作情報
アニバーサリーイヤーは、物事を大きく動かすのに格好のタイミング。時計業界では新コレクションのローンチなど積極的な仕掛けを行うことで、ブランドバリューを高める戦略が多くみられる。
ジュネーブの名門ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)は、2015年の今年が創業260周年というアニバーサリー。10年前の250周年というビッグイベントと比べれば少々大人しいが、それでも次なる顔となるだけのポテンシャルを秘めた新コレクション「ハーモニー(HARMONY)」がスタートした。
このモデルは昨今のトレンドをしっかり盛り込んでいる。 ひとつは「原点回帰」。過去のアーカイブを引用する手法は、戻るべき傑作を多く持つ老舗の特権だが、ヴァシュロン・コンスタンタンでは1928年製のクロノグラフへのオマージュを込めたデザインを考案。きりっとエッジを利かせたシャープなラインは、彫刻の様で美しい。
4つの新キャリバーと7つの新モデルがいきなりラインナップされており、本気の度合いがわかる。
もうひとつは、職人技の粋を集めた「メティエ・ダール(Métiers d'Art)」。ヴァシュロン・コンスタンタンでは、かなり前から美的表現にも力を入れており、伝統的な装飾技法を用いることで、アートピースのような美しいモデルを発表している。
昨年は徹底的なスケルトン加工と彫金技術をアピールしてきたが、今年はダイアルとムーブメントに彫金を施した「メティエ・ダール・メカニカル・グラヴェ」の2モデルを発表した。
さらには巨大なロッククリスタルを使った置き時計「メティエ・ダール・アルカ」も完成。30日間パワーリザーブの手巻きムーブメントを使用し、表現の異なる12個の置き時計を各ひとつのみ製造する特別なコレクションだ。
老舗マニュファクチュールの誇りを詰め込んだムーブメントに、伝統的な手仕事を加えることで、重層的な価値を作り出したヴァシュロン・コンスタンタン。こういった時計作りの方法論も、特別な歴史を重ねてきた老舗ならではの上手さであり、260年目という節目を飾るにふさわしい。
>>>ハーモニー・クロノグラフ(Harmony chronograph)
取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:堀内僚太郎 Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2015年4月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2015年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
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MODEL Catalogヴァシュロン・コンスタンタン モデルカタログ
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フィフティーシックス・コンプリートカレンダー(FIFTYSIX complete calendar)
2018/10/16
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フィフティーシックス・オートマティック(FIFTYSIX self-winding )
2018/10/16
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フィフティーシックス・デイ/デイト(FIFTYSIX day-date )
2018/10/16
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パトリモニー(Patrimony)
2018/10/16
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