BASEL WORLD2015 HARRY WINSTON New Model2015年ハリー・ウィンストン新作情報

　ニューヨークの著名ジュエラーにして革新的な時計ブランドであるハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)は、2015年のバーゼルワールドにおいても、その先進性を遺憾なく発揮した新作を発表した。

　ただ、2001年にスタートしたハリー・ウィンストンと独立時計師による夢の複雑時計を実現するプロジェクト「オーパス」は継続されるものの、発表はバーゼルワールドではなく、別の場を設けるとし、年内の発表を予定しているという。

　いずれにせよ、ウォッチ・メーカーとしてのハリー・ウィンストンと独立時計師という存在を世に知らしめ、複雑時計の世界に大きな功績を残してきた人気シリーズだけに、その動向に注視していきたい。

　そして問題の新作であるが、まずは「HW ミッドナイト・デイトムーンフェイズオートマティック 42mm（HW Midnight Date Moonphase Automatic 42mm）」。これはオフセンターで時刻、日付、月齢を示すモデルだが、佇まいは実にシンプル。実にハリー・ウィンストンらしい洗練を感じさせる。

　また、同じケースを用いた「HW ミッドナイト・フェザーオートマティック 42mm（HW MIDNIGHT FEATHER AUTOMATIC 42mm）」は、ワイルドさと洗練が同居する不思議な魅力を湛えている。

　さらに「イストワール・ドゥ・トゥールビヨン」の6作目、つまり「イストワール・ドゥ・トゥールビヨン 6（Histoire de Tourbillon 6）」が登場。これは時計の左側に三軸トゥールビヨンを置き、右側に30秒で一周するカルーセルを設置したモデル。

　シンプルなモデルから複雑モデルまで、幅広いラインナップで時計ブランドとしてのポジションを確実に固めるハリー・ウィンストンである。

＞＞＞洗練された新作「HW ミッドナイト・デイトムーンフェイズオートマティック 42mm」

取材・文：名畑政治 Report&Text：Masaharu Nabata
写真：堀内僚太郎 Photos：Ryotaro Horiuchi
※表記は2015年9月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2015年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。