2008年はまさに、コレクション発表20周年の「ディアゴノ」が百花繚乱というところだったブルガリ(BVLGARI)。ダニエル・ロート(DANIEL ROTH)やジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta)と共に、ブルガリ・グループとして約10年間築いてきたウォッチメイキングへの取り組みとともに、ケースメーカー、ダイアルメーカー、ブレスレットメーカーなどを傘下に収め、垂直統合化を進めてきた。
そして2009年は、こうした時計にかける意気込みと覚悟が、見事に表現された年になったと言えよう。
創業125周年を迎え、ローマでの初の回顧展、子どもの権利の尊重・実現を目指す国際機関として世界最大組織である、<セーブ・ザ・チルドレン>への世界規模でのサポートなど様々な取り組みと共に、時計においては創業者ソティリオ・ブルガリ氏に敬意を表し、彼の名前を冠した「ソティリオ・ブルガリ コレクション」を発表。これまでブルガリ(BVLGARI)ウォッチの最大の特徴となってきた「BVLGARI」ロゴの刻印をケースのどこにも入れず、真っ正面からいわゆる「時計」で勝負を挑んできた。同コレクションの中には、創業者のサインを一部プロダクト・モチーフに用いた限定モデルもあり、ブルガリ(BVLGARI)ならではの遊び心も盛り込まれている。その他にも「アショーマ D」や「ブルガリ・ブルガリ」にも新たなラインナップを発表、例年にも増して、美しく強いブルガリ(BVLGARI)ウォッチが満載の展開になった。