Gressive Impression Watch Person Interview vol.97
ORIS Co-CEO Rolf STUDER
オリス 共同経営責任者 ロルフ・スチューダー
“インクルーシブ・ラグジュアリー”という位置で
時計ファンとの絆を深めるオリス
昨今は“クワイエット・ラグジュアリー”という言葉が時計界で定着している。これは新型コロナ禍のパンデミック中、2022年頃から聞かれ始めた新語だ。時計界の陰の流行語大賞に推薦したいくらいだが、オリス共同経営責任者のロルフ・スチューダー氏はこう述べる。オリスは“クワイエット(quiet)”ではなく“インクルーシブ（inclusive）”ブランドである、と。これは単なるマーケティング上でのスローガンではなく、オリスの姿勢・考えそのものだと彼は付け加えた。実はこの姿勢が2020年からのパンデミック中でも認知度を高め、顧客を伸ばし賛同者(ファン、愛好家)を増やすことに成功した最も重要な要因である。そのことを聞いてみた。
>>「結果的に、パンデミックはオリスにとって良い結果となりました」
取材・文：田中克幸 / Report＆Text：Katsuyuki Tanaka
写真：高橋敬大 / Photos：Keita Takahashi
協力：オリスジャパン / Thanks to：ORIS JAPAN
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