GREUBEL FORSEY時計界の最高峰を行く「グルーベル・フォルセイ」その世界初ブティックが銀座にオープン 01
2004年に独創的トゥールビヨンでデビューした
時計工房「グルーベル・フォルセイ」との出会い
超高級な複雑時計専門工房で製品開発と製造に従事していたイギリス人のステファン・フォルセイとフランス人のロベール・グルーベルという、ふたりの時計師が独立して創設した「グルーベル・フォルセイ」。彼らは2004年に1分で一周する30度に傾斜した第一のトゥールビヨンと、それを包含し4分で一回転する第二のトゥールビヨンを装備する特殊な2軸トゥールビヨン腕時計「ダブル・トゥールビヨン30°」を発表。当時、時計界はふたつ以上の回転軸を備えた、いわゆる3次元トゥールビヨンが大きな話題となっていたが、「ダブル・トゥールビヨン30°」は理論的にも実際の測定においても圧倒的な高精度を達成。これによって「グルーベル・フォルセイ」は設立されたばかりのアトリエながら、高級時計製造の世界においてピラミッドの頂点に立った。
2004年当時、私は徳間書店が刊行する時計専門誌「TIME SCENE(タイムシーン)」の主筆を務めていたが、この年に「ダブル・トゥールビヨン30°」を完成させた「グルーベル・フォルセイ」は「TIME SCENE」編集部にその第一報を手紙で知らせてくれた。なぜなら当時「グルーベル・フォルセイ」で広報を担当していた女性が、以前、他のブランドに在籍していた時代、我々の取材を受けたことがあり、その時に受け取った名刺を見て「グルーベル・フォルセイ」の処女作である新型トゥールビヨンを他の媒体に先駆けて我々に知らせてくれたのだった。
これを受けて「TIME SCENE」では2004年のバーゼルおよびジュネーブで時計見本市の取材後、ラ・ショー・ド・フォンの駅近くにあった当時のアトリエを訪ね、発足間もない「グルーベル・フォルセイ」と、その画期的な「ダブル・トゥールビヨン30°」の開発経緯を日本で初めて紹介したのであった。
東京の名店YOSHIDAが運営する
世界唯一の「グルーベル・フォルセイ」ブティック
その2004年の出会いから20年を迎えた2024年5月15日、「グルーベル・フォルセイ」の世界初のオンリー・ショップ「グルーベル・フォルセイ ブティック 銀座」が東京・銀座にオープンした。
実はかつて銀座には「グルーベル・フォルセイ」を扱うショップが存在したが、それらは当時の代理店が扱う他のブランドも展示されていたため、厳密には「グルーベル・フォルセイ」のオンリー・ブティックではなかった。だが、今回のショップで扱うのは完全に「グルーベル・フォルセイ」のみ。したがって、真の「グルーベル・フォルセイ」のブティックとしては世界で初めてのオープンとなったのである。
このブティックのオープンをサポートし、実際の運営にあたるのが東京随一の時計の名店といわれ、東京・幡ヶ谷に本店を構えるYOSHIDA(株式会社ヨシダ)。同社は2022年に「グルーベル・フォルセイ」と独占販売契約を発表し、日本における総販売代理店として着実に我が国におけるファンを増やしてきた実績がある。
そのYOSHIDAが手掛けた銀座ブティックは、「グルーベル・フォルセイ」の高い技術力と創造性、芸術性を集約した卓越した空間設計が大きな見どころであり、この独創的なウォッチメゾンの魅力をあますところなく伝える世界唯一の場所なのである。
取材協力/グルーベル・フォルセイ ブティック 銀座
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