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OMEGAまたひとつ希少な「スピードマスター」がニューヨークでのオークションに登場! 01

アメリカの有名作家が愛用した
最後のCal.321搭載「スピードマスター」

ラルフ・エリソンが愛用した「オメガ スピードマスター Ref.ST145.012」

今回の出品作であるラルフ・エリソンが愛用した「オメガ スピードマスター Ref.ST145.012」は、伝説的な「Cal.321」を搭載した最後のモデル。このモデルと同じ「Ref.ST145.012」は、このモデルの前に登場した兄弟機「Ref.ST105.012」と共に、アポロ 11号、12号、14号、15号、16号、17号のミッションにおいて月面で着用されたモデルとしても知られている。

 去る2021年11月、フィリップスのオークションにおいて、オメガの「スピードマスターRef.CK2915-1」が、予想落札価格の80,000~120,000スイスフランを大幅に超える3,115,500スイスフラン(約3億8700万円)で落札されたばかりだが、来る12月12日に行われるフィリップスのニューヨークでのオークションに、またひとつスピードマスターの希少ピースが出品される。

 それがアメリカの有名作家ラルフ・エリソンが愛用した「スピードマスター Ref.ST145.012」だ。

 ラルフ・エリソンは(Ralph Ellison)は、アメリカ合衆国のアフリカ系アメリカ人であり、小説家にして文芸評論家、音楽評論家、エッセイスト。1952年に発表した小説『見えない人間』は1953年に全米図書賞を受賞している。

 彼は1960年代後期にこの「スピードマスター」を手に入れ、日常生活で愛用。1994年に彼が亡くなると、この時計は妻のもとで保管されていたが、2005年に妻が亡くなり、エリソンの残りの財産処理が終わった後、2016年にロング・アイランド・シティの小さなオークションハウスで販売された。この時、この時計を購入したのが、今回のオークション出品の委託人である。

 この「スピードマスター」の出自はケースバックに刻印されたシリアルナンバーから特定され、1968年3月15日にスイスで製造されて1968年4月30日に当時のアメリカでの販売代理店であったニューヨークのノーマン M.モリス コーポレーションに入荷したことが、オメガのアーカイブ(台帳)により確認されている。

 しかも、この「スピードマスター」には、オリジナルのステンレススティール製ブレスレット(Ref. 1039)が装着されており、製造時に塗布されたオリジナルの発光素材(トリチウム)も変色しつつ、かなりの部分に残っている。

 もちろん、ラルフ・エリソンが愛用しただけあって、それなりの着用感と経年劣化はあるものの、オリジナルの状態をとどめたグッドコンディションと言えるだろう。

 さて、この貴重な「スピードマスター」は一体、どんな価格で落札されるのか。その結果に注目したい。


  • ラルフ・エリソン(1913-1994年)は、1952年に出版された小説 『見えない人間』や1964年に発表された人種問題等を論じたエッセイ集『影と行為』などで知られるアメリカの小説家。
  • ラルフ・エリソン(1913-1994年)は、1952年に出版された小説 『見えない人間』や1964年に発表された人種問題等を論じたエッセイ集『影と行為』などで知られるアメリカの小説家。特に『見えない人間』は“史上最高のアメリカ文学のひとつ”とされ、20世紀初頭のアフリカ系アメリカ人が直面する社会的および知的問題の多くに取り組んだ作品として高い評価を得ている。



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