A. LANGE & SÖHNE「A.ランゲ&ゾーネ ブティック 大阪心斎橋」オープン 西日本初の路面店で堪能するドレスデンの空気 01
内装はもちろん、音や匂いまで
本国の思いを徹底的に反映させた国内5店舗目のブティック
2021年7月30日にオープンした「A.ランゲ&ゾーネ ブティック 大阪心斎橋」は、同ブランドにとって国内5店舗目となるブティック。数多くのブランドブティックが軒を連ねる御堂筋に面し、3月に開業したばかりの「W大阪」1階に店舗を構える絶好のロケーションだ。それだけでも話題性は十分だが、同店の魅力は国内のA.ランゲ&ゾーネ ブティック最高峰とも言える、内装の徹底した作り込みにある。
店内は大きく3つのスペースに分かれている。エントランスをくぐってすぐ左手には大きなカウンターテーブルを中心に配置したプライベートラウンジがあり、外光がほどよく差し込む明るい空間に。正面奥には落ち着いた雰囲気の商談スペース、その隣にはプライバシーが確保されるVIPエリアを配置するレイアウトだ。なかでもVIPエリアには「エクスペリエンス・ライブラリー」と呼ばれるエリアが設置され、数々の展示物によってA.ランゲ&ゾーネの歴史を感じ取れるようになっている。
「ブティックは基本的にブランドのコンセプトに則って作られますが、なかでも最新のコンセプトがしっかりと反映されたのが『A.ランゲ&ゾーネ ブティック 大阪心斎橋』です」と説明するのは、ブティック マネージャーの出水公太さん。
「大きな特徴のひとつが店内にある石壁。これはドレスデンの直営ブティックにあるものと同じ素材を使っています。また、ブランドのコンセプトムービーなどを映し出す縦型の大型ディスプレイを設置し、それ自体は他のブティックも同様なのですが、新しいブティックのそれはオンラインでつながっており、最新の映像をリアルタイムで映し出せるようになっているのです」
つまり、コンセプトを統一するだけではなく、ドレスデンのブティックと同じ部材を取り入れたり、オンラインで直接結んだりすることによって、本国と同じ空気感の再現を試みたところに「A.ランゲ&ゾーネ ブティック 大阪心斎橋」の新しさがある。
また、ウェルカムエリアに設置した接客用のテーブルは、天板を外すと技術者が時計の分解・組み立てを行える作業用デスクになる設計。それは将来、技術者を交えたイベントを行う際、顧客が技術者を囲んでその作業風景をじっくりと見られ、ブランドの高い技術力を間近で感じられるように取り入れたものだというから、今後の展開も楽しみにさせるブティックである。
「A.ランゲ&ゾーネ ブティック 大阪心斎橋」のレコメンドモデル
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A.ランゲ&ゾーネ ブティックのみで販売される限定モデル。レギュラーモデルとは異なり、18Kホワイトゴールド製ケースにシルバーダイアルを組み合わせ、ブルーのインデックスや脈拍計測用目盛りを採用することでクラシカルななかにも爽快な雰囲気を感じさせる1本に仕上がっている。
1815クロノグラフ
ケース径:39.5mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ムーブメント:手巻き、Cal.L951.5、60時間パワーリザーブ、毎時18,000振動、34石
価格:7,128,000円(税込) -
ブランドのアイコニックモデル「ランゲ1」。搭載するのは2015年にアップデートされたキャリバーL121.1で、伝統的な4分の3プレートを採用した繊細な仕上げやツインバレルによる72時間ものパワーリザーブはそのままに、瞬転式のアウトサイズデイトを備える。
ランゲ1
ケース径:38.5mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ムーブメント:手巻き、Cal.L121.1、72時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、43石
価格:4,477,000円(税込)
取材・文:竹石祐三 / Report&Text:Yuzo Takeishi
写真:奥田高文 / Photos:Takafumi Okuda
INFORMATION
A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SÖHNE)についてのお問合せは・・・
A.ランゲ&ゾーネ
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4
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